ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

夕映え

2018-06-18 03:19:28 | 絵画


ジョージ・イネス(1825-1894)、アメリカ。


黒い立木の影の向こうに、空が燃えている。

実際はここまであざやかにはならないだろうが、人の心にはこう映るのだ。

永遠なるものへのあくなきあこがれが、そう感じさせるのである。

世界というものは、感じる者の中にある、という気がする。


空は燃えしづかに落つるあまつ日のことやはらかに三界を去る    揺之





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