ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

文明が

2017-11-29 03:05:48 | 添削

文明がひとつ滅びる物語しつつおまえの翅脱がせゆく    谷岡亜紀


これはいやだ。
素直に感覚が拒否する。
詠み手は何もわかってはいない。非常に低い。
文明が滅びるということがどういうことか、恐ろしくものを知らなすぎる。
その上でこういうものを軽く詠み、高いものとする心は、下衆めいている。


いにしへの小島を海に空目して滅びし夏の夢をぞおもふ    揺之






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