ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

秋の野の草の袂か花薄穂に出でて招く袖と見ゆらむ

2017-08-30 03:44:44 | 古今抜粋

秋の野の草の袂か花薄穂に出でて招く袖と見ゆらむ   在原棟梁


薄の穂というのは、秋の野の草の袂だろうか。

だから、恋するあまり、わたしを招く女性の袖のように見えるのだろう。


秋草に結びて秘めしわがおもひゆめなひろひそ千歳をはぢむ   揺之






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