(2016.12.19 旧奈良輪家の居間:福島市民家園)
12月19日、わが家はまたまた福島市へリンゴを買い出しに行きました。まずは、先日“ワイフ君”がテレビで見たという、卸売市場内の大晃食堂で腹ごしらえをして行くことにしました。テーブルが6つぐらいの普通の食堂。わたしはテレビでやっていたという『特選おまかせ丼(1,100円)』。いわきまで行かなくてもいいぐらい美味かったです。
JAの農産物直売所で所望のリンゴを仕入れた後、やってきたのは福島市上名倉のあづま総合運動公園。ここにある『福島市民家園』を見学したかったのです。
じつは、先月もここまで来たのですが運悪く休園日の月曜だったのです。きょうは火曜日、入園は無料ということで、さっそく園内へ入ってみました。実際に誰か生活していそうなほど、生活感があるんです。
玄関から中へ入ると長靴まであったりするんです。
「見て見て!長靴まであるよ。いやあ、これはリアルだなあ!」
と、わたしが言うと・・・
「お掃除をしてる方のじゃないの」
と、後から中へ入ってきた“ワイフ君”。奥を見るとお掃除をなさっている係の方がいました。
「失礼しました!実際に人がいるんだもの生活感ありますよね。こうしてマメにお掃除しているから荒れないんですね。ご苦労様です」
笑ってしまいました。
「商人宿」と書かれた漆喰の看板があります。
移築するといっても、簡単でないのは想像出来ます。バラして輸送して、ここで再び組み上げる・・・壁などは時代感を出して新しく仕上げるのでしょうから大変ですね。
内部もリアルに再現してあります。
割烹旅館の中庭なども感じよく再現されています。
わたしが、ここで一番見たかったものが、この『広瀬座』という芝居小屋。
旧広瀬座は、明治二十年ごろ伊達郡梁川町の広瀬川川岸に建てられた芝居小屋ということです。
なかなかいい雰囲気です。二階から溢れて落ちそうなほどのお客。そして、役者が見得を切るたびに満場の拍手や声援が飛び交っていたんでしょうね。
敷地内の屋敷から屋敷へ移動するときの景観も、このように自然がいっぱいで楽しめます。
玄関脇に置かれた馬。子供の遊び道具だったのでしょうか。
この建物内部では撮影が行われていました。機織り作業の記録を残しておくのだそうです。撮影の妨げにならないようにソッと失礼しました。
このように、内部の調度品なども揃えてよく出来ています。
障子戸から漏れる光。磨かれた板張りの床がいい感じです。
擦れた囲炉裏のマッコブチ。自在鉤に掛かった鉄瓶。幼かった頃のわが家がよみがえります。
これは会津地方の曲り家といわれるものでしょうか。
突き出た部分は馬小屋と便所になっていました。母屋の中には囲炉裏が二つもある大きなお屋敷でした。
最後に敷地内の展示館に入ると、ここを訪れた著名人の色紙が貼ってありました。
結構沢山の方々がおいでになっているのに驚きました。
なんと、あのベニシアさんもおいでになっていたんですね。
(大きな画像)
いただいてきたパンフレットの中にあった、福島市民家園の見取り図です。今の子供達にとっては大昔。わたしや“ワイフ君”には懐かしいあの時代に、しばしタイムスリップできた楽しいひとときでした。
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寒くない地方ならば,こういった古民家に暮らすのも悪くないように思いますが,雪国ではなかなか不便ですねぇ。^^;
おっしゃるように、こういう建物での生活は寒かったでしょうね。今からわずか60年前、わたしが幼かった頃のわが家は、ここにある古民家のような立派なもので無く、囲炉裏に板の間、ゴザ・ムシロの生活でした。今でこそ、こんなふうに古民家を眺めて懐かしいなんて言っていますが、貧しかったんですね・・・いまもですけど。
地方がこんな時代の都会の生活はどんなっだったんでしょう。囲炉裏や土間の生活ではなかったにしろ、一般庶民は長屋住まいなんていう環境の人たちも多かったんでしょうね。
そして、代々のお金持ちは洒落た洋館なんかに住んでいたりしたんでしょう。まあ、その格差はいまも続いていたりするんですけれどね。
いま、ちょうど借りてきたアメリカのTVドラマを見ていました。ここのところ、映画じゃなく、『24 -TWENTY FOUR-』をはじめとして、アメリカのTVドラマにハマっていて時間が足りません。
古い家は取り壊し,大工の棟梁だった叔父が今の家を建てましたが,あの家を覚えているのは,従兄弟の中でもボクだけです。何だか市民家園を見て懐かしい気持ちになりました。
そうそう。カミさんがこの数日で「郡山に住もうか」と言い出しました。どんな風の吹き回しだろうと思っていましたが,どうもお袋のことが気掛かりになっているようです。まぁ正月で八十なので,息子としても心配は心配ですが,年に7〜8回実家に帰っているので,元気な様子は確認していすのです。でも,ありがたい気持ちなので,来年一年掛けて考えたいと思います。それから,娘も郡山の会社に転職しようかとも考えているようで,これから2〜3年くらいで我が家の状況が変わるかもしれません。
お母様がお一人ですから、いくらお丈夫だとはいえ気がかりですよね。福島移住にも明るい見通しが出てきたようで何よりです。
「風とロック芋煮会」放送だそうです。
オイラの代わりに観てください。よろしくお願いします。
ひどい雨降りでしたっけ・・・。
とんでもないトラブルでも無い限り、ちゃんと録画しておきやす。
時間が止まったかのようです。
新潟から日帰りで行けそう( *´艸`)
こういう家に住んでいても、ちゃんとクリスマスしていました。枕元に置いた靴下の中に、お袋がちゃんとプレゼントを入れてくれたんです。貧しかったので中身はつまらないお菓子でしたけど、それでもサンタクロースはいるんだという夢を持たせてくれました。
このような民家園は各地に結構ありそうですが、10棟もあるところはなかなか無いんですね。ここだけ見に来るのはもったいないので、花見山と抱き合わせで見に来るとかだったらいいかもしれません。
(参考)http://blog.goo.ne.jp/koji5678/e/3690a9e6a9c8eef56a488ed917950cc5