(2010.6.26 郡山市熱海町)
明日は残念ながら“傘マーク”。自転車に乗るなら今日しかない!ということで、さて何処に向かえばいいのでしょう。先頃グランフォンド飯豊でご一緒した“ケンヂさん”が郡山のご実家に帰られて御霊櫃を走ると言っていました。
ということで、準備をして午前9時50分に家を出ました。少々遅すぎと思える時間なので“ケンヂさん”と遭遇できるかどうかも分かりませんが、とりあえず『止まれ』の標識はちゃんと止まって御霊櫃を目指すことにしたのです。
畑で見事に咲いていたこの花はいったい何ていうんでしょう?(“ayaさん”から教えていただきました。「ゴデチア」という花だそうです。)
排気ガスを浴びながらも路肩で健気に咲いていた大好きなテリハノイバラ。
道ばたの神様。いったいどんな神様なのか分からないのだけれど、三人もいたのでごあいさつ。「苦しいときの・・・」じゃなくて、わたしの場合は「苦しいときは・・・」なんです。もう苦しいときは勿論、苦しくなりそうなときも頼んじゃいます。なにしろこれから御霊櫃峠なんですから「どうか易々と無事上れますように・・・」ハハハ
『ブタナ(豚菜)、別名:タンポポモドキ。キク科エゾコウゾリナ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物。』らしい・・・
午前11時4分、県道29号線から御霊櫃峠への道に折れてしばらく行くと路肩は見事な花畑。オオキンケイギク?と思いきや、タンポポかい?こうして写真を撮っていると、先ほど挨拶してきたローディさんが追い抜いて行きました。やはり御霊櫃峠を目指しているようです。
午前11時20分、きょうもここからタイムアタック開始です。
途中でまた一人ローディさんがわたしをパスして行きました。早い早い!あっというまにあんなところまで行ってしまいました。
写真も撮らずに頑張ってきたのですが“42分48秒”でした。途中で前回より早いかなとチラッと思ったのですが、ゴールしてみると2分も遅かったんです。これは少しショックでした。
暑い・・・クッタクタだ・・・。12時4分、頂上に着くと山の上の方からオレンジ色のジャージが降りてくるところでした。“ケンヂさん”です!下から手を振ってごあいさつ。なんて間がいいんでしょう。(途中で会った神様の仕業なんでしょうか・・・?)
峠の頂上でしばし話をしてとりあえず猪苗代湖方面へ下ることにしました。
これがきょうの猪苗代湖。おやっ、少しお腹が出ているように見えないかい?
午後1時19分、“ケンヂさん”は三森峠を通って帰られるとのことなのでここでお別れ、後ろ姿を見送りました。
さてわたしはといえば、猪苗代湖を北上して“志田浜一のソフトクリーム”を2年ぶりに食べていくことにしたんです。
あれれっ、路肩に寄せているのかと思ったら、いくらなんでもそれは寄せすぎだって・・・。
『志田浜でソフトクリームを食べてからが問題だな・・・、どこを帰ったらいいんだろう』なんて考えながら走っています。
途中にあった大柳。
「しばらくでしたあ!」
「おや、きょうは何処まで?」
「御霊櫃を越えて、まずはここで志田浜一のソフトクリームを食べなくちゃと思って来たんです。うーん、夕張メロン・バニラでお願いします」
おじさんは相変わらず元気でした。
「あいよっ、どうだい?これでいいかい・・・」
「ああ、これこれ!志田浜一だよ、やっぱり」
ソフトクリームを食べながら浜に出てみると、みなさんもうすっかり夏気分でした。
帰りは国道115号線から中ノ沢温泉を抜けて母成峠を越えて帰ることにしました。磐梯山に向かってどんどん進みます。
途中、リステル猪苗代では満開のヒナゲシが綺麗でした。
へーっ、オシャレな蔵だ。
磐梯山がどんどん大きくなってきます。
115号線をスカイライン方面へ走っていると、脇道に大きな岩に根を張った大木と石碑が見えました。なにか曰くありげな雰囲気です。
なになに『小倉百人一首の“歌聖”蝉丸の墓』だと・・・。蝉丸?知らないなあ・・・って、わたし小倉百人一首の誰一人だって分かりはしないんです。
だらだら上りの115号線、正面の高いところには“裏”安達太良が見えています。
115号線から右に折れて、いよいよ中ノ沢温泉街に着きました。ここまで来たら、これから先母成峠を越すための栄養を『天ぷらまんじゅう』の日乃出屋さんで補給していくことにしました。
注文すると揚げたて熱々の「天ぷらまんじゅう」をごちそうしてくれるんです。店内のいすに座ってお茶をご馳走になりながら、粒あん・こしあんの2個を食べました。ここ日乃出屋さんには“ワイフ君”とよく来ます。“ワイフ君”はあんこの入った「福だんご」が好きなんです。残念ながら「福だんご」は期間限定発売のようで夏の間(6下~9下まで)は販売していないようです。(詳しいことはお店でお伺いください)
午後3時35分、お腹に登坂用のカロリーは入れたし、いよいよ中ノ沢温泉から母成峠頂上まで長い長い上り坂に突入しました。
午後4時3分、母成峠頂上の駐車場に到着しました。
戊辰戦争『母成峠古戦場』西軍東軍多勢に無勢の戦いだったのですね。知った名前もありますね。
道はいよいよ下り坂。路肩になにやらチラチラとオレンジ色したものが目に飛び込んできました。「キイチゴ?」あまりの鮮やかなオレンジに引き返してみました。
“コウリンタンポポ”でした。
ここまで来るうちにドリンクはスッカラカンになっていました。この先もう少し下っていくと水場があったと思います。
いい水が出るんだそうです。沢山のポリタンクに水をくんでいる方もおいででした。
「うめーっ!」冷たくておいしい水です。お腹を満たしてボトルにも補充しました。そうこうしているうちにポツポツ冷たいモノが落ちてきました。ここに磐梯熱海まで13キロの案内板がありました。
さあ、一気に下って雨をくぐらなければなりません。ここから磐梯熱海まではずっと下りです。風の抵抗を減らすために上体をクッと低くしました。
“ケンヂさん”と首尾良くお会いすることが出来た本日の走行距離105.38 走行時間5:01 平均速度20.9 最高速度57.2
また少し、峠が身近な存在になりました。
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今日は暑いほどのいい天気。
明日は雨でがっかりです。
母成の古戦場跡はもう一度行ってみたいです。
蝉丸は、えっ、何で?ここに?!
でも百人一首の何でしたっけ、いや、今調べました。
「これやこの 行くも帰るも分かれては 知るも知らぬも逢坂の関」
だそうです。坊主めくりの坊主ですね。
作家逢坂剛さんの命名の由来もここからだという話も聞きましたが、うろ覚えですが。毎回勉強になります。
いいなぁ自転車、なんつって。ガマンガマン♪
御霊櫃前の写真、タンポポ…ですよね。綿毛になったら凄そうです。
オレンジのもタンポポの一種ですか?
いつも楽しみに読ませていただいています。
最初の赤ピンクの花は「ゴデチア」といいます。
黄色いのは野の花ですが「オオシジバリ」だと思います。「シジバリ」と「オオシジバリ」とあります。
母成越えでポツポツ来たときは半分覚悟を決めました。カメラもこういうときのために防水タイプにしたのですから、熱い身体には気持ちいいだろうし降ってもらってよかったのです。
御霊櫃への道ばたに咲いていたのは一見タンポポのようでキク科の植物には違いないのですが定かではありません。これからの調査対象です。コウリンタンポポ(キク科)は「紅輪蒲公英」と書くようです。花色が綺麗なので明治時代に観賞用に輸入されたものが野生化したと書いてあります。
“HRT-Naokiさん”いまはガマンですね。わたしばっかり楽しんでごめんなさいね。一日も早く復帰出来ることを願っています。
御霊櫃への道ばたに群生していたのは“ayaさん”がおっしゃるように「シジバリ」や「オオシジバリ」と花がよく似たキク科の植物には違いないようです。ただ花丈が30~50センチぐらいはありそうなので、ジシバリとも違うような気がいたしました。これからもよろしくお願いいたします。
毎度毎度、あらためてスゴいっと感じさせられ、改めて自転車の可能性を教えられます。
志田浜のおじさんは、あいかわらずお元気そうですね! 今年の冬、祐太郎のスポ少で行ったスキー教室の帰り道に立ち寄りました。真冬でもソフトクリームを売り続けていらっしゃるその姿勢、、、志田浜一、、、いやいや東北一 かもしれません!
母成の湧き水、さぞ美味しかったでしょうね~
ただ実際に走りきってみると、速度を度外視すればどんなところでも上り切れないことはないと思い始めています。(こういうのを文字通り“思い上がり”といいます)
志田浜のソフト屋さんには去年一度も行かずじまいでしたが、ちゃんと覚えてくださいました。
母成グリーンラインの湧き水は素晴らしくおいしかったです。ガブガブ飲んだのでお腹でも壊すんじゃないかなと思いましたが、全く何ともなかったです。やはり汲みに来ていた方がおっしゃるとおりとてもいい水なんですね。
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そうですよ! kojiさんの力なら、大丈夫です。これで「精神的な」プレッシャーも無くなられたようですから、どんどん「峠」に挑戦してくださいね(^^)。
今日は「自転車乗るな」といわれてるかのような天気で、まあ完全休養です。
へばなさんのおっしゃるとおり、kojiさんならどんな峠でも大丈夫だと思います。
登りは、速く登ろうと思わないことが意外に大事ですね。「マイペース」つかめば、どんな峠も必ず越えられるもんです。
お腹の出っ張りを無くすようにお互いがんばりましょう。
私事ですが無事ロードバイクを納車いたしました。
色々ありまして10万円の予算オーバーでしたが妻殿の援助とサトーサイクルさんのご厚意でフルカーボン車になりました。
ベストポジションを探すべく乗りたおしたいのですがこの空模様では…。
「梅雨明けよ早くきてくれ。」と空を見上げるロンリーHでした。