現金を引き出そうとATMの前で並んでいると、"Are you in line?"とよく聞かれる。並んでいるのかどうかを尋ねる表現で、もちろん違った場面でも使われる。最後の"line"ははっきりと聞こえるのだが、直前の前置詞は最初はよく聞き取れず、また冠詞があるのかどうかもはっきりしなかったが、今では"in line"と聴き取れるようになった。「整列して」と辞書に出ている。日本でも「並んでいるんですか?」や「最後尾ですか?」と尋ねられることがないわけではないが、頻度は低い。それに関して、2年ほど日本に住んだことのあるJulieが面白いことを言っていた。こっちでは他人との距離をある程度保つが、日本では電車の中でもいろいろな場所で、赤の他人との距離が短いというのだ。日本でATMの前で並んでいると、すぐ後ろにぴたりと人に並ばれて、最初はかなりの不快感を感じたという。カナダでは列がすかすかで、列を成しているのかどうかよく分からない状況があり、"Are you in line?"が飛び交う。3年もカナダに住んでいれば、日本に帰るとそんな逆のculture shockを受けるはずだとJulieに言われたが、果たしてどうだろう。
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