由縁

2005-01-04 16:55:17 | 日記徒然
そもそもなぜ私たち(ドクダミ会)は
こんなに集まるようになったのかという話になり。

出会いは全員小学生なのだけれども。
ある意味私たちの小学生時代は、小学生らしからぬ小学生だった。

自由があった。
学校うというある程度の枠はあったけど、でもその中で
信頼という名のもとに、
自己の判断に委ねられる部分がどんなに多かったことか。
小学生なのに。
先生の力によるところが大きかった。
この上なく素晴らしい先生だった。
後にも先にも私たちはどれほど良い意味で影響をうけたことだろうか。

もちろん最初からそんな良い秩序が保たれた訳ではなかった。
むしろ新設校ということで
生徒は他校からの寄せ集め。
しっかりとしたご近所づきあいもなく
するともちろん問題続出だった。
些細ないじめは頻発。
もちろん私も巻き込まれたり。
そこに救世主のように現れたのが私たちの先生だ。
あの時先生は29歳だった。
まだ若いのに・・・今から思えば。
荒れ狂うクラスの不和を見事に沈静化したのでした。
あと少しで私もその歳に追いつくなんて考えられない。
でも先生としては7年目。
ベテランという感じだったなあ。
あの威厳はまさに天職だったからあったものなのかもしれない。

ドクダミ会は
その仲良しクラスの特に仲良しさんから生まれた。
小学校を卒業しそのまま私たちは地元の中学に進学。
うち2名が1年で引越し、転校。
高校は全員別々の場所へ。
ここで連絡も途絶えがちになる。
そして大学。
この中の一人と私は運良く同じ大学に進学することとなる。
(いまカナダにいる例の子。)
お互いに漠然と高校時代に合格祈願のお札を書いた。
裏には「合格だるま猿」(笑)。
ふたりとも縁あって見事合格。
しかもお互いに春休みにふとかけた電話で
同じ学校に行くことになったことを知った。
合格祈願のお札を書いた学校へ。
その報告を誰にしたいか。
ふたりとも先生の顔が浮かんだ。
放課後の小学校におしかけ合格報告。
後日、
近くのレストラン(あれはスカイラークガーデンズだった)
私たちは他のメンバーを含め、先生と再開することになる。
確か昼から始まり6時間居座り続けた。
同じ地元といえど数年のブランク。
お互いに懐かしいけど少しチグハグしながら
携帯電話の番号を交換した。
それからというものの
火がついてしまったかのようによく遊んだ。
20歳の夏に同窓会をという目標のもと
打ち合わせとか下見だとか託けて。

春休み、夏休み、冬休みかならず集まった。

そして学生時代も卒業。
ひとりは仙台で一人暮らし。
ひとりは看護婦に。
ひとりは宝石販売員に。
ひとりは留学してカナダに。
私は普通に就職して会社員に。
それぞれの道。

そして、お決まりのように
仙台から彼女は帰ってくる。
それは台風のように雪のように突然。
「帰ってくるから集まれーー!」
そして集まる私たち。
そうか。
そうだった。
なぜ私たちが集まれるのか。
いつも彼女が
女王様のように集まれーって召集を掛けるからだ!!
と気づいた。今年の正月。

ありがとうAちゃん。
感謝してます。
一同。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿