まちわび犬

ビーグル犬こげちゃと一緒に、今度はどこに行く?

よく遊び、よく学べ

2008-09-20 | こげちゃ おでかけ
学問の秋ですね~
こげは本日も社会科見学におでかけなのだ





見学先は定番コースのダムなのだ~
さぁみなさ~ん 階段のぼりますよ~
頑張ってついてきてく~ださい





    うわぁ きれ~い
    




        




このダムは多目的に利用されていて
主には地域一帯の水がめとなっているのですねっ!

勉強になるのだ~




それなのに、ああ、それなのに…

こげはダム以外のものに
このお目めを奪われてしまったのだ



     いざりん…




日本全国のメジャーからマイナーまでいる
地方キャラクターの中で

いざりんはマイナー側でありながらも
すばらしい演技力を見せて…
いや、“魅せて”くれるのだっ!!




    ピンクのほっぺで入浴するいざりん…
    
    おトイレでのほっとした表情は
    「ま、間に合った~」の安堵感を表しているのだ




        注意喚起するいざりん…
        




    ああ!いざりん
    そんな所を乗り越えたらあぶないのだっ
    




自らの身を挺して危険を知らせる…!!

い~ざり~~ん




    いざりんの迫真の演技に
    こげは演ずることの難しさを
    あらためて教えられたのだ…
    




『ブログ女優犬のトップへの道のりは
 短いものではない…』

『でも、本当にそこへ辿りつきたいなら
 ただただ努力するしかない…』



  キャサリン・ゼタ・ジョーンズのCMのパクリなのだ →にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ



あなたを奪い返したい

2008-09-19 | 羊蹄山くるくる
にゃほ~
羊蹄山くるくるトラベラーのこげです


ここ真狩村の道の駅は
とってもワンコ・ウェルカムな雰囲気なので~す



    こんなに広いドッグランも併設されてま~す
    


        …ドッグピット…
        
        むむう
        ホリケンの怒りの珍百景になりそうなのだ…



    周りにはお花もいっぱい咲いてるし
    
    アイスクリーム屋さんも…


        んん?
        ワンちゃん用クッキーですと??
        




たくさんの誘惑に負けず
こげはこのスターに会いに来たのだ




        ど~~~ん

真狩村出身のスター! タカシ・ホソカ~ワ!!




この自然豊かな公園の一角で
羊蹄山をしょって、本日もリサイタル開催中なのだっ





    ほら~ 見て見て~
    
    ここに手を合わせたら
    聞きたい曲を何度でも歌ってくれるのだ



      それではこげは
      
      本日も歌わせていただきますっ!



チャラッ!チャラチャラッ!! (←イントロ)

チャララ~ララ~ララララ~ ラ~ララ~ララララ~
雄大な羊蹄山のふもと… 

チャララララッラ~ラララ チャララララッラ~ラララ… 
清らかに川は流れ… 


そんな郷土を愛する名曲 ザッツ《北酒場》~

ララララ ララララ ラッラ~ン

きた…  きたっのぉぉぉぉ~~





さかばどおりにっは~(←おじさん熱唱)

           ぅえええ~~?
       



ながっい~かみのおんながにあっう~~
ちょっとぉ~おひとよしがいい~
くどかれ~じょっおずなほおがいい~~
               よ、よこどり…




わははは~ いいな~これ
つぎは『心のこり』流すべ~!

      全曲歌うつもりですか~…とほほ…





    あ~ああ~ しょっぱい!!



  
   売店には色んな“たかしフード”があったのだ! →にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ







星座占いが12位だった気分

2008-09-18 | 羊蹄山くるくる
狙った獲物はのがさない 
ハウンドドッグのこげです


本日の狙いはあの牧場ソフトなのだ



      透明カップの中に巨大なめくじ発見!!  
      
       べんべろろ~~ん




さ~て腹ごしらえもすんだので 
さっそく本日のメインイベントなのだ

ここは京極町にある『ふきだし公園』で~す




北海道の富士山と言われている
“羊蹄山(ようていざん)”に降った雨や雪が 

数十年の歳月をかけて地下に浸透した 
湧水の噴き出る「名水の里」なのだ
 



夏場でも冷え冷えの名水を~ 

つり橋を越えて~ こげもいただきに~…




    あ… うっそ~ん!
    




      
             …がび~ん!!



ひと昔前は
ワンコも入れたのに…       ↓順番を待つ小さかったこげ
 
                    ↑湧水を味わう小さかった姪っ子




    容器も買わなくていいように
    
    こげのペットボトルも持ってきたのに…



   

        …ふきだしそう…




あ~あ
とかくこの世はままならないのだ…

             がっかり…



                   ん? がっかり? 
     
            がっかり…がっかり…まっかり…




そうだ 次は真狩村に行こう!!

きっとあの人にも会えるのだっ!!



    “あの人”とは?? →にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ




まぶたの母

2008-09-17 | 羊蹄山くるくる
お空もこげのお顔もくっきりです!!
ここは留寿都村なので~す
 

アイヌ語の「ル・スツ」(道が山のふもとにあるという意味)
から来ているので~す 



     留寿都と言えば大きな遊園地やスキー場
     ゴルフ場とかのルスツ・リゾートが有名なのだ 
     
     努力して“WELCOME”の花文字を読み取ってほしいのだ 




そして北海道洞爺湖サミットでは
国際メディアセンターが設置されてました~ 

主要8カ国を代表するお花の花壇で~す



    サミット期間中は
    村の人口より多い3000人もの
    各国メディア関係者が滞在してたそうなのだ~
    



        日本全国のサトウ・カエデさ~ん 
        
        あなたのお名前が書いてありますよ~ 




そしてここ《赤い靴ふるさと公園》には
『開拓の母』の像があるのだ
    
童謡『赤い靴』のモデルになった“きみちゃん”の
お母さんのかよさんが 
きみちゃんと離れて入植した開拓農場が 
ここ留寿都村にあったそうなのだ 

きみちゃんは函館の外国人宣教師のおうちに養女となり 
宣教師ご夫妻は帰国命令で日本を後にしたのだ

この銅像は遠く離れて暮らす 
幼いきみちゃんを案じながら開拓に励むお母さんなのだ… 
せつないのだ… 




どこか遠い
このお空の下に暮らすこげの本当のお母さん… 

こげは、「異人さん」でも
「ひいじいさん」でも「いい爺さん」でもなく… 

いい姉さん(←注:11年前)に連~れられ~て 
平和で元気でファンキーに暮らしています…





さらなる銅像はっけ~ん

あ!浪越徳治郎先生! 

先生はマリリン・モンローにも指圧を施しているのだっ



先生は少年時代をここ留寿都村ですごしているので~す

    指圧の~心ぉ~母心ぉ~ 
    おせばぁ~生命のぉ~泉ぃわく~ 
       
    うわぁ お声が流れてます~ 




こげちゃーん わぁーっはっはっー!! 

あ~ん アップですかー  




     あらゆる角度から母心にふれたのだっ→ にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ





サーモンピンクな午後

2008-09-16 | こげちゃ 道央へ
秋晴れの空の下
こげは『インディアン水車まつり』に行ったのだ~





人も出店もた~くさんで
とってもにぎわってま~す





    釣り堀でみなさんが狙うのは“やまめ”なのだ
    



        間違ってもここで鮭が釣れることを
        期待してはいけないのだ
                
        どぅですか~? 釣れましたか~?




鮭が採れるのはここ千歳川なのだ

肝心の『インディアン水車』が
こげの頭で半分隠れちゃったのだ~ ごめんちゃい




    鮭が遡上してきたようなのだ
    



        うわぁ~
        ぷりんとした鮭さんが…おいしそ…
        




     鮭コロッケ 鮭フランクフルト
        




     グルグルウィンナー…
     
              ハリケーンポテト…




うわぁ
鮭とばだ~           …いいなぁ 食べたいなぁ…






うほっ!
YUKIちゃんがこげ用に
鮭のおやつを作ってく~れま~したっ




    じらされてます… やっぱドS…
    




とうっ!!
きっと空も飛べるはずっ!!



 
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角を取る戦い

2008-09-15 | こげちゃ 道南へ
にゃほー 
パネルクイズでは必ず角を狙うこげです






というわけで
パネルの四隅、1番・5番・21番・25番の
どれかにあたる《襟裳岬》にやってきたのだ





     カラオケ犬は
     しっかり歌詞を覚えていくのだっ
     




よっしゃーっ!
本日も張り切って先端を目指すのだ!!




    トゥルットゥル~~
    



        うわぁ~
        さっきまでいた側があんな遠くに
        




ちょっと曇ってるけど
本日もいい所に来られてうれしいのだ




     ぅえぇ~りぃ~も~のォ~ はるぅは~~ああ~~
    




そしてギリギリガールのこげは
さらに最先端へ!!





あ、ギリギリかと思ったら
下にはさらにコンブ干し場があったのだった




     残念ながらゼニガタアザラシの皆さんには
     会えなかったのだ~
         
     あ~あ アフレコしたかったのだ~
     『ゼ~ニガタのとっつぁ~~ん!』って




さ~てお次は恒例の売店めぐりなり~





    ああ!
    期待通りな!!
    



いらっしゃ~い       うふふ
   
                魔性のオンナ エリモ・ミサキ!!




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あの人は今いずこ…

2008-09-14 | こげちゃ おでかけ
メリークリスマ~ス!!
2008年9月現在のこげで~す 


ここは広尾町にある《ひろおサンタランド》で~す


    どうしてこの時期にサンタランドかって?
        
    それは広尾町がこげのお家から遠いので
    冬のクリスマスシーズンには来られないからなのだ

    冬の海岸沿いの片道一車線道路は
    ハンパない怖さなのだっ



サンタさんのお家では
たくさんのクリスマスグッズがお出迎えしてくれるのだ




さすがはサンタさんの故郷ノルウェーが認めた
国外初、日本で唯一のサンタランドなのだっ
 



ちなみにこのサンタさんのお家までの階段ぞいには
たくさんの妖精サンタさんたちがお出迎えしてくれま~す
 


どのお顔も萌え萌えファンシーなので~す


      
      かわゆいのでアフレコも突っ込みもなし




サンタさんのお部屋がなぜだか離れにありま~す




     ちょっくら失礼してのぞかせていただくのだ
     



うわ~
万年ツリーと子供たちからのたくさんのお手紙なのだ



     あ、サンタさんはお出かけ中なのだ
     赤い衣装を置きっぱなしで
     どこ行っちゃったのだー??
     
     なになに
     『今年のクリスマスはどんな贈り物をしようかと
      妖精たちと相談していますよ』

     なるほど~ 
     私服に着替えてデパート巡りの最中なのですな



いくみちゃんは
ぬいぐるみが欲しいのだ    まゆかちゃんは…かわいい…
  
                    まゆかちゃん…
          


    あ、お父さんのお手紙もあるのだ
    「家族3人元気で楽しく過ごせますように…。」
    「恵子が…」
    
    「…勉強に目覚めよい成績をとれますように…」



お父さん…

お父さんは…サンタさんの解釈を
間違えてるのであって…




あ~本日も面白かっ…    んん?駐車場の向こうの山肌に…
 

                
                よく見ると“ヒロオ”の文字が!!
                ううむ、気が抜けない!!



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め~ぐ~る~、めぐる、季節の中で

2008-09-13 | こげちゃ お散歩
昨日までの
こげの左手の長い長~いお話を
読んで下さったみなさま ありがちゅう





またもやワールド・ワイド・ウェブを通して
みなさまから『エアいい子いい子』してもらえたから
こげは益々はりきっちゃうのだ




    てな訳で
    こげは本日もこの北の大地で雪とたわむれてるのだ
    
    術後小さくなった肉球もしっかりお肉がつき
    もう冷たい雪もへっちゃらなのだ



        古い写真を載せていると思ったみなさ~ん
        こげの右耳をご覧下さ~い
        
        こげは今年の5月に耳血腫になって
        そのときにウェービーお耳になったのだ

        つまりこの写真は少なくとも今年の5月以降に
        撮影されたことが証明できるのだよ、ワトソン君




    北海道は夏が終わると
    こんなにもすぐ冬がやってくるのだ… はぁ~
    




なんつって~





     ここはスケートセンターの裏口なのだ
     
     これは整氷して出た氷のかけら雪なのでした



とは言え、まんざら冗談でもなく
冬はあっという間にやってくるのだ

冬支度は早いにこしたことはないのだ




    我が家でもこげの冬服で
    冬ソナごっこが始まっているのだ
    
    ユジンさん…     ミニョンさん…




そしてこげは
誰よりも早くクリスマスワールドの旅へ!!




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こげちゃの手 《後編》

2008-09-12 | こげちゃ 病気
大学病院の先生から 
特殊なレーザー治療法で
肉球を取らなくてもすむかもしれない
という話があったのだ
       

ただし、これで効果が無かったらやっぱり切除…

とは言うものの、こげは最善の方法を求め 
紹介された別の大学の付属動物病院に行ったのだ 

月に何度か病院に通い 
特殊なレーザーをあててもらうのは
痛くもなんとも無いのだけれど
(ただし、その後の切除手術は痛い…) 
毎回麻酔や鎮静剤を打つので 
帰る頃にはいつもお目め半開き犬だったのだ



治療を受けている間も こげのお手てはポンポコリンで
 
『じゃんけんではいつもチョキ犬』になってしまったのだ 



炭化(壊死)した組織を切除してもらったあとなんかは
  
包帯を巻くともうすっかり『カニ爪フライを持つ犬』なのだった 



幸いなことに治療の副作用も無くて 
元気に(?)通院していたものの 
お出かけ大好き犬のこげでありながら 
病院以外にお出かけすることもままならず… 

仕方が無いから 病院の待合室でビビりんぼうになっている 
他の犬族の仲間に先輩ぶってみたり 
      
門番のように出入り口を陣取って 
出入りする皆さんのボディチェックにいそしんだり 

よその飼い主さんや大学の学生さんに愛想を振りまいて
かわいがってもらったり… 


              



そうこうしながら 3つの季節がすぎたころ
悪さをする細胞はほぼやっつけてもらったので 

最終的には手の中に残った不要な血腫とかを… 

このDHC製品を
こげの左肉球に見立てると…   肉球をパカッ!と開いて~ 
      

いらないものは取り除いて~  もっかいペコッ!と閉じて~、縫う。 
      

      うひぇ~~~~~!!
      
      想像したくないっ!!




ここから二週間ほどのエリザベス女王の時代を経て 

(↑ 空洞部分に溜まる血や液体をドレイン(排液)している )


こげの左手はこんなにちっちゃくなっちゃった!!のだ 
 
爪も今よりあっち向きになっていたけど 
徐々に毛も生えそろって 
今の左手の状態に落ち着いたのだ 




そして、術後一ヶ月もすると…
 
るんるる~~ん!!と走り回れるようにもな~りま~した~~
      
四つ足同盟の会員は術後の回復が早いのだ~ 

こげもたくさんのみなさんのおかげで 
こうして元気にお出かけできるようになりました 
さんきゅ~にくきゅ~!! (まさに、にくきゅ~) 




ちなみに… 
こげ7才の夏には悪性の乳腺腫瘍を摘出し… 

(↑ ついでに避妊手術もしている)


    その年秋には 良性の乳腺腫瘍摘出で 
    マイナスいちパイ つまり“9パイ女”になり 
    


        今年の2月にも胸に出来た脂肪腫を取ってるし 
        
        (↑ さらに3ヶ所の小さい腫瘤も取っている)


ヤング時代はアトピーとか 膀胱炎もやったし 
今年は耳血腫もやったしー お顔もぼよ~んだったしー 

毎回『今回が寿命?』って思いながらも 
すり抜け乗り越えしてきたハラハラドキドキ犬生なのだーっ! 

でも元気にお出かけできると『普通なことが一番しあわせ』って 
よ~っくわかるのだ~
 


長々おつきあいいただいちゃいましたが
これがこげの左手のお話なのだけど… 

すぐに二つだけ爪が伸びちゃって

 
でも、色んな治療や手術に耐えてきたこげだけど 
YUKIちゃんの爪切りだけは絶対にイヤ!!
 
おどおどしてガクガクブルブルなシロウトだからっ



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こげちゃの手 《前編》

2008-09-11 | こげちゃ 病気
こげの手はご覧の通り左右で形がちがうのだ


厳密には左手の先の腱が伸びて
つめが地面に当たらないのですぐに伸びてしまうのだ



これにはちょっとばかり長いエピソードがあるのだ~ 


            
 


左手に違和感があったのは3年前(2005年)の秋くらいから
 
それまでは登山犬として
あちこちの山を登るのを楽しんでいたこげだったけれど 

この頃から走り回ったり長時間の運動をしているうちに
左手に違和感があって 
時々地面につけるのを避けるようになったのだ 




年齢から来る脊椎の炎症とか
腕の関節の炎症が原因かと思われていたけれど 
まだまだ元気に動けていたので
しばらくは様子見の状態でいたのだ



 
2006年の春が来て 
こげはたくさん走りたかったけれど 
やっぱり走るとどんどん左手が痛くなってきてしまったのだ 


お散歩に行っても ご旅行に行っても 
こげは手が痛くなるのがイヤで 
YUKIちゃんの後ろを
そろりそろりと歩くようになってしまったのだ 
その姿はこげよりも倍も年上の
おばあちゃん犬みたいだったのだ 




三本足でケンケンと歩くことも多くなり 
これは関節が原因ではないのではと 
レントゲンも撮って色々調べたら 
左手の先に血が溜まっているのがわかったのだ

病院の先生が注射針をさすと 
どんどんと血が出てきたのだ 
この血を抜いてもらうと 
こげはすっかり楽になって 
たくさんたくさん歩けるようになったのだ 


それでも数週間もするとまた血が溜まり 
血腫もできてまた歩きにくくなってしまったのだ 

なので今度は手術をしてその血腫を取って 
組織検査に出して調べてもらったのだ 


一週間後に届いた結果は『良性の血腫』 
血管肉腫の疑いも捨てきれなかったものの 
悪性の細胞が無かったことから 
これでだんだん落ち着くだろうと思っていたのだ 



            


夏が過ぎ 秋が来て 
こげの手は丸くぽんぽこりんになって 

楽しい函館旅行の最中も
手が痛くて何度も座り込んでしまったのだ 




やはり何かおかしいということになって 
大学付属の動物病院を紹介してもらったのだ




大学病院でたくさんの人に囲まれて 
こげは初めてのCTスキャンを体験したり
また麻酔をかけて左手を開いて検査してもらったりしたのだ 
その時もたくさん血が出て 
何度も包帯を取り替えてもらったのだ 

      
抜糸までの2週間 
メスを入れた傷口は歩いたり踏み込んだ拍子に血が出て 
その度に近くの動物病院に駆け込んでは
包帯を巻きなおしてもらうことも何度もあったのだ
 

その間に大学病院から出た診断は
『良性の血管腫(けっかんしゅ)』といって 
血管を作る細胞が悪さをする病気ということがわかったのだ
 
良性とはいえその悪い組織がある以上 
今後も血が溜まり血腫が出来てしまうし、
悪性化すると『血管肉腫』という癌になってまうのだ

 
良性血管腫の治療法は外科的な切除手術なのだ 
ただ、こげの場合の問題は 
その悪い部分が太ももとか背中とかの切除しやすい部分ではなく 
“手の先”という難しい所にあることなのだった 


なので、処置としては肉球二つ分(中肉球と薬肉球?)ごとの切除 

メインパッドが残るので 
歩く分にはいずれ慣れていくとのことだったのだ 
(ちなみにこれが悪性の血管肉腫だったら 
 左腕を付け根から取らなくちゃならないそうなのだーっ) 


もともと歩くのに不自由していた以上 
もう背に腹は変えられないこげなのだった 




   なのになぜ2つの肉球は残ったのか…?
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