まちわび犬

ビーグル犬こげちゃと一緒に、今度はどこに行く?

こげちゃの手 《後編》

2008-09-12 | こげちゃ 病気
大学病院の先生から 
特殊なレーザー治療法で
肉球を取らなくてもすむかもしれない
という話があったのだ
       

ただし、これで効果が無かったらやっぱり切除…

とは言うものの、こげは最善の方法を求め 
紹介された別の大学の付属動物病院に行ったのだ 

月に何度か病院に通い 
特殊なレーザーをあててもらうのは
痛くもなんとも無いのだけれど
(ただし、その後の切除手術は痛い…) 
毎回麻酔や鎮静剤を打つので 
帰る頃にはいつもお目め半開き犬だったのだ



治療を受けている間も こげのお手てはポンポコリンで
 
『じゃんけんではいつもチョキ犬』になってしまったのだ 



炭化(壊死)した組織を切除してもらったあとなんかは
  
包帯を巻くともうすっかり『カニ爪フライを持つ犬』なのだった 



幸いなことに治療の副作用も無くて 
元気に(?)通院していたものの 
お出かけ大好き犬のこげでありながら 
病院以外にお出かけすることもままならず… 

仕方が無いから 病院の待合室でビビりんぼうになっている 
他の犬族の仲間に先輩ぶってみたり 
      
門番のように出入り口を陣取って 
出入りする皆さんのボディチェックにいそしんだり 

よその飼い主さんや大学の学生さんに愛想を振りまいて
かわいがってもらったり… 


              



そうこうしながら 3つの季節がすぎたころ
悪さをする細胞はほぼやっつけてもらったので 

最終的には手の中に残った不要な血腫とかを… 

このDHC製品を
こげの左肉球に見立てると…   肉球をパカッ!と開いて~ 
      

いらないものは取り除いて~  もっかいペコッ!と閉じて~、縫う。 
      

      うひぇ~~~~~!!
      
      想像したくないっ!!




ここから二週間ほどのエリザベス女王の時代を経て 

(↑ 空洞部分に溜まる血や液体をドレイン(排液)している )


こげの左手はこんなにちっちゃくなっちゃった!!のだ 
 
爪も今よりあっち向きになっていたけど 
徐々に毛も生えそろって 
今の左手の状態に落ち着いたのだ 




そして、術後一ヶ月もすると…
 
るんるる~~ん!!と走り回れるようにもな~りま~した~~
      
四つ足同盟の会員は術後の回復が早いのだ~ 

こげもたくさんのみなさんのおかげで 
こうして元気にお出かけできるようになりました 
さんきゅ~にくきゅ~!! (まさに、にくきゅ~) 




ちなみに… 
こげ7才の夏には悪性の乳腺腫瘍を摘出し… 

(↑ ついでに避妊手術もしている)


    その年秋には 良性の乳腺腫瘍摘出で 
    マイナスいちパイ つまり“9パイ女”になり 
    


        今年の2月にも胸に出来た脂肪腫を取ってるし 
        
        (↑ さらに3ヶ所の小さい腫瘤も取っている)


ヤング時代はアトピーとか 膀胱炎もやったし 
今年は耳血腫もやったしー お顔もぼよ~んだったしー 

毎回『今回が寿命?』って思いながらも 
すり抜け乗り越えしてきたハラハラドキドキ犬生なのだーっ! 

でも元気にお出かけできると『普通なことが一番しあわせ』って 
よ~っくわかるのだ~
 


長々おつきあいいただいちゃいましたが
これがこげの左手のお話なのだけど… 

すぐに二つだけ爪が伸びちゃって

 
でも、色んな治療や手術に耐えてきたこげだけど 
YUKIちゃんの爪切りだけは絶対にイヤ!!
 
おどおどしてガクガクブルブルなシロウトだからっ



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