家庭の経済的状況に関わらず、どの子どもも必要な医療を受けられるようにするためには、子どもの医療費助成制度が必要です。
現在、国による子どもの医療費助成制度はなく、自治体任せになっています。 助成の内容は都道府県・市町村によって異なり、ある地域では高校卒業まで完全窓口無料、ある地域では乳幼児でさえ窓口負担をしなおかつ一部しか助成されないという状況です。助成を受けられる年齢も地域によってバラバラです。
家庭の経済状況による格差、さらに地域の医療費助成制度による格差により、子どもたちが受ける医療にも少なからず格差が生じています。
特にも岩手県の子どもの医療費助成制度は遅れています。 いままで様々な方たちがこの状況を改善しようと、子どもの医療費助成制度の拡充を求めて県や各自治体に要望してきましたが、目覚ましい改善はみられませんでした。
この問題を、より広い方たちの結集で前進させようと、子どもの医療費助成制度の拡充を求める会を立ち上げました。
2014年9月18日追記
子どもの医療費助成制度拡充を求める岩手の会 会則
- 名称「子どもの医療費助成制度拡充を求める岩手の会」(略称「子ども医療費・岩手の会」)とする。
- 目的:子どもの貧困率が悪化している中、子どもたちの健康を守るために、お金の心配をせずに、必要な時に医療機関を受診できるようにするため、窓口での医療費負担をなくし、子どもの医療費助成制度のさらなる拡充を求める県民運動を行うことを目的とする。
- 組織と運営
共同代表:伊東宗行(みちのく療育園施設長)、小野寺けい子(盛岡医療生協理事長)、佐藤利美(津志田保育園 園長)、藤沢昇(岩手愛児会 会長)、山内美枝(盛岡アレルギーっ子サークル「ミルク」代表)(五十音順)
会員:会の目的に賛同する個人・団体とする。
事務局:盛岡医療生活協同組合 組織部内に置く(〒020‐0835盛岡市津志田26-30-1 Tel019-635-1736)019-635-6253 Fax019-635-1736 soshiki3@morioka-medi-coop.or.jp
会の運営:共同代表は、必要に応じて会の運営内容を相談しすすめる。事務局は、共同代表を補佐する役割を担うとともに、会員の協力を得て構成する。 - 財政:賛同する個人・団体からの賛同金・カンパを募る。財政活動を行う。
- 附則:この会則は2014年9月13日より施行する。
――会の活動について――
- 岩手県の子どもの医療費助成制度を拡充し、義務教育終了まで病院の窓口負担を無料にすることを求める運動に取り組みます。
- 広範な個人・団体へ、会への参加を呼びかけ、共同して運動を進めながら、以下の取り組みを進めます。
- 署名の取り組み
子どもの医療費助成制度について現物給付方式に転換を求める趣旨の岩手県知事あての署名に取り組みます。
期間 発会後から2015年5月末
目標 6万筆 - 広報活動
会の活動や子どもの医療費助成制度をめぐる情勢についてお知らせするニュースを発行し、運動の進捗状況など情報共有しながら運動を進めます。
特に若い子育て世代にも会の運動を理解し、活動に参加してもらうため、ツイッター、フェイスブック、ブログ等のSNSを利用し、情報発信します。