こんにちは~
突然ですが、みなさんアスペルガー症候群を知っていますか?
アスペルガー症候群(Asperger syndrome, AS)とは、社会性・興味・コミュニケーションについて特異性が認められる広汎性発達障害です。wikipedia参照。
ここ10年間で、ようやく「発達障害」の存在が知られるようになって来ました。
発達障害の特性の程度によっては、生活がとても困難になることを知っている人は少ないのが現状です。このような、誤解や偏見はまだまだ多く、みんなが理解できているとは言えません。
そして、昨日23日(土)西区福祉センターにて
外見では普通に見えるがゆえに理解されにくい、発達障害について現役の教師でありながらアスペルガー症候群当時者として活動されている、ゴトウサンパチさんの講演会へ行って来ました。
ゴトウサンパチさん
1971年生まれ 42歳
・物心ついた頃から「変だ、変だ」と言われトラブルが絶えなかった。
・36歳の時に、アスペルガー症候群の診断が出た。
(サンパチさんは、アスペルガーの称号を頂いたと言われ選ばれし者なんだと言われていました。)
・4人のお父さん
・現在は高校の教職員
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*こだわり*
・感覚過敏の為、同じ靴下・肌着・パンツ
・17年間、同じ香水
・食後は必ずピーナッツを食べる
・ボールペンは青色が良いなど
*記憶*
・長期記憶力
3歳頃からの記憶がある。
・短期記憶力
昨日の事や、日時なども分からない。
・予定は、携帯電話のカレンダーに入れて管理する。
携帯電話がないと、予定も分からない。
*感覚過敏・高感度センサー*
・視覚(車ですれ違う人の顔を全て覚えている)
・聴覚(ノイズ・混線など、聞こえなくて良い音が声よりも入る)
※その為、イヤーマフを使用されている。
・触覚(同じ靴下・肌着・パンツでないといけない)
・運動神経・時間の感覚・平衡感覚がないなど
まだまだ、お伝えしたい事はありますがこの辺で・・・
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*ゴトウサンパチさんのお話を聞いて*
私は幼稚園や保育園にいる時に、発達障害の子どもを受け持った事があります。
その頃は発達障害についての知識も浅く、その子どもの気持ちも憶測でしか分かってあげられなかったです。今回42歳の大人のサンパチさんのお話を聞いて、感覚過敏が故のこだわりがあったり、聞こえなくても良いノイズや混線などが聞こえ本当に聞きたい事が聞けなかったり・・・。言葉の伝え方ひとつにしても、言ってはいけないNGワードがある事、具体的に明確に伝えなければいけない事など分かりました。これを機に、私も発達障害についてもっと知りたいと思いました。
最後に、サンパチさんの言われた中で最も印象に残っている言葉をお伝えします。
僕はあなたの気持ちが分からない。
でも・・・
「困っているから助けて!」って言ってくれたら
最優先して助けてあげるのが、僕らなのです。
また、お会いしてお話が聞きたい方でした。
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ゴトウサンパチさんの本です!
先生がアスペルガーって本当ですか?
-現役教師の僕が見つけた幸せの法則-
ゴトウサンパチ「著」
明石書店
興味のある方は読んでみて下さいね。