小平ジュニアバドミントンクラブ

バドミントンの練習を通じて様々な経験を積んでいこう

特別な6年生を送る会

2020年03月24日 11時33分59秒 | 式典

 コロナウイルス禍の中、学校現場では卒業式が中止されたり変則的な形で実施されたりしています。

 小平ジュニアも例外ではなく、3月に入ってからはチームとしての活動自粛を余儀なくされ、毎年ガンガン練習をしているこの時期のトレーニングキャンプも中止となり、いまだに皆で集まることはできていません

 そして何より、節目に卒業生を送り出すべき「6年生を送る会」までも中止せざるを得ない状況に追い込まれてしまいました

 そんな中、保護者が中心となって、全体で集まることは無理にせよ、せめて卒業生とその保護者だけでも規模を小さくして安全・健康にも配慮しながら、食事会を開こう…という運びになりました。公式のイベントではなく、在クラブ生も参加できなかったので、このブログに上げるかどうかも正直迷いました。しかし、卒業を迎える6年生とその保護者の方たちにとっては、やはり節目には違いなかったと思い、世の中の趨勢としては微妙なところではありますが、ここに記すことといたしました。

 今年は予定通り実施できれば、3月22日が「6年生を送る会」でした。予定としては昨年同様に3月下旬となり、本当に卒業式のシーズンに実施することが計画されていたわけです。しかし、感染のリスクや社会情勢を鑑みて、チームとしては中止の決断に至りました。このイベントの中止は、私が監督になってから初めてのことです。藤川前会長が生きていらっしゃればもう米寿…藤川先生の時代にも送る会が中止になったということは恐らく一度もなかったでしょう。それだけ今回のウイルス禍は大変なことだということです。そんな中、卒業生の保護者の方々には、厳しい社会情勢の中、奔走してくださり、いつもとは異なる形式ではありますが、卒業生を送り出す機会を作っていただき本当に感謝しています。
 この会には増田会長にもご出席いただけたので本当に良かったと思います。他に、米倉コーチがお忙しい中、駆けつけてくださることになり、卒業する子供達を叱咤激励していただいた増田先生、そして、今までたくさんサポートくださったスタッフの代表としての米倉先生、このお二方が出席くださったことについては、監督としても本当に嬉しく思いました。
 
 今年は女子の卒業生が5名。チームとして最大の目標でもある若葉カップについて言えば、女子の5年ぶり2度の優勝を果たしてくれた去年に引き続き、プレッシャーの中で連覇を目指してのチャレンジでした。そのプレッシャーをはねのけての本当に素晴らしい全国大会2連覇でした。6年生にとっては最後の長岡京のコートで念願の連覇を果たすことが出来ました。さらにその余勢を駆って、キャプテンの「あかり」はABC大会のAで全国大会初制覇。後輩の「えま」もBで準優勝を果たすことが出来たのです。全国小学生でも「あかり」と「かのん」がメンバー入りしていた東京チームが第3位の銅メダルを獲得しました。

 そして、6年生にとって、小学校最後の公式試合となった東京都ダブルス。「あかり」は当初の予定よりも試合が一週間繰り上がってしまったために、U16の強化合宿と重なってしまい、エントリーができなくなってしまいました。 また、「ゆめな」も進学先の予定と重なってしまい、やはりエントリーそのものが出来ませんでした 残った3名でチャレンジしたダブルス大会では、最後に個人戦での全国出場を逃した「かのん」と「のえる」が有終の美を飾るべく優勝を目指してコートに立ちましたが、青梅に惜敗し第3位。ただ、精一杯の力は尽くしたので、二人の今後には繋げてくれることと思います 「まお」は「さくら」と組んで奮闘し、何とか1勝をもぎ取りました。「まお」にとっては初めての「下級生を引っ張る試合」でした。そこで貴重な勝利をあげたことを今後に繋げてほしいと思います。兎にも角にもコロナの影響で、下級生のダブルス大会は中止になってしまったわけで、たとえ6年のエントリーが3名だったとしても、希望した3名が最後の試合にチャレンジできたということが、何よりの幸いでした。

 今年は男子の卒業生は4名。男子はここ2年にわたる若葉のリベンジを果たすべく、全国に第一代表として駒を進めたいという思いが通じたのか、若葉予選の決勝で劇的な勝利を収め、第一代表として東京都代表の切符を手にすることが出来ました。特にキャプテンの「かいと」には若葉の本戦に再びチャレンジさせてあげたかったので、本当に良かったと思っています。予選で優勝の原動力となった「はると」と「りゅういちろう」のダブルス…本選で活躍した「ひとき」と「りゅういちろう」のダブルス…。「かいと」のシングルスはもちろんのこと、4人の6年生が若葉の予選でも本選でも奮闘してくれました。ただ、チームとして長岡京のコートに立つことは叶いましたが、全国の優勝には及びませんでした。でも、昨年に続く予選リーグ突破は胸を張って良いと思います。このチームのキャプテンの「かいと」は全国小学生で東京都代表の一員として徳島へ。残念ながら出場機会には恵まれませんでしたが、ベスト8の成績を収めてくれました。

 小平では正にチームを牽引したその「かいと」はもちろんのこと、最上級生として若葉の予選から本選まで奮闘した「りゅういちろう」「はると」「ひとき」のメンバーも、東京都ダブルスで小学生時代のラストマッチにチャレンジしました。東京全小の出場経験を持つ「はると」と「ひとき」は上位進出を目指して全力を尽くしましたが、メダルには及びませんでした。そのもう一息のところは中学でリベンジを目指してほしいと思います。「かいと」と「りゅぅいちろう」は緒戦で苦戦しましたが、接戦をものにして勢いづき、厳しい準決勝も何とかくぐり抜けて初の決勝進出 第一シードの壁は厚く、決勝戦こそ完敗でしたが、逆に中学へ向けての課題もはっきり見えてきたように思います。

 さて、そうした9名の小平戦士たちを送るべき、例年の「送る会」に代わる「食事会」は、小平ジュニアの卒業生のお店をお借りして開催されました。卒業式を目前に控えている選手の多い、正に卒業に相応しい時期に実施できました。結果的に、例年「送る会」が実施されている小平市の福祉会館も使用停止がアナウンスされてしまったので、結局は、この「食事会」という形での実施しか出来なかったわけです。

 先述の通り、増田会長、米倉コーチ、にもご臨席を賜ることが出来て、会はいつもと異なる形ではありましたが、よい雰囲気で催されました。ちから先生、さとうコーチ、近藤トレーナー、上田先生は、ご欠席の形になったのは残念でしたが、5年生以下が原則不参加だったとはいえ、和やかな空気の中での素敵な会となりました。増田先生のすてきなお話…。米倉先生の超サプライズ かみお前会長のごあいさつ…。やすこ先生のDVD…。どれもが本当に印象に残るものでした。今年度は卒業生が6名だった昨年度よりも多い9名のメンバーが卒業しました。彼らが抜けてしまうと、全体の人数もかなり減ることになります。少なくなっていくだけになおさらかも知れません…やはり、心から門出を祝う気持ちと共に、一抹の寂しさはいつの年でもどうしても拭えないものです。
 ただ、繰り返しになりますが、この9名が誰一人欠けることなく、9名全員の門出を祝うことができたのが何よりでした。そして、彼らが皆、次のステージでバドミントンに引き続きチャレンジしてくれることを本当に嬉しく思います。
 卒業生9名と6年生の保護者を中心とした方々の働きかけで、本当に素敵なお別れの会にすることが出来ました。ありがとう 保護者の皆様もサポートをありがとうございました
 
 6年生は練習再開を待たずに、3月一杯でチームからいなくなりますが、これから決める男女新キャプテンと、更には他の全ての5年生メンバーを中心として、残ったメンバーは、女子も男子も、まずは若葉の予選にチャレンジして、今年も男女アベックで本大会に歩みを進められるように、そして、本大会出場の暁には、初のアベック優勝を目指してチーム一丸となって頑張りましょう
 そしてチームのトップを引っ張る者は、個人戦でも頑張りましょう
 まずは関東ブロックに出場し、全国小学生でも、団体戦・個人戦それぞれでの出場と活躍を目指しましょう
 そのためには、早速、活動再開まで、明日からの日々の自主練習に文字通り全力で取り組んでほしいと心から願っています。

 さて、今日は今年卒業する9名の前途に幸多からんことを心から祈って、ひとまずはペンを置きたいと思います。
 改めて、卒業おめでとう そしてさようなら
 今日の会にご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました


焦らず、でも立ち位置を見失わず…

2020年03月20日 10時14分47秒 | あれこれ

早いもので、チームの活動休止からもう少しで3週間が経過しようとしています。

その間、バドミントンの世界では、オリンピックレースが継続され、開催の危ぶまれた全英オープンは、無観客にもならず、通常の開催がなされました。3月11日にミックスでのオリンピック出場権を獲得していた渡辺勇大先輩は、何と、遠藤選手と組んだ男子ダブルスで、日本人初の優勝を果たしました

東京オリンピックがどうなるかは、まだはっきりしない社会情勢ですが、とにもかくにもジュニアの先輩が世界ですばらしい活躍をしてくれたことは、間違いなく、我々にも勇気を与えてくれるすばらしいニュースです

小平ジュニアのメンバーは、合宿が中止になったり遠征がなくなったり練習ができなかったりと、ないない尽くしで焦る気持ちもあるかもしれません。しかし、考え方を変えれば、今まで取り組めなかったフィジカルにじっくり取り組み、身体に不安のあった選手や疲れのたまっていた選手は、ケアをする良い機会であったり、また、映像をじっくり見たり、研究をする時間ができたり、日頃とは違うことに取り組んでリフレッシュが図れたり…

今までできなかった様々なことに取り組めるチャンスだともいえるのです。

監督自身は、仕事がなくなるわけではなかったので、極端に時間が増えたわけではなかったのですが、それでも、夜のジュニアがなくなってしまったので、その間、依頼されていたバドミントンの本を書いたり、見たかった試合のビデオをじっくり見たり、日頃いけなかった自分の身体のケアに行ったり、なかなか会えなかった人と食事をする時間が作れたり…と、それなりに有意義に使えたと思っています。

近藤トレーナーの作成いただいた宿題の進捗状況はどうですか? チームの人といると何でもなくできることでも、日頃の5分走すら、ひとりではなかなかできないのではないかなと思います。そうして考えてみると、チームの仲間がどれほど大切かということが改めてわかりますね。そういう意味でも日頃の練習環境に感謝の機会を与えてくれる機会でもあったわけです。

Cの人たちはさとうトレーナーややまだトレーナーからの発案もありました。保護者の方もHPに上がった情報をぜひご覧いただいて、再び集まれたときに元気な顔を見せてもらいたいと思います

焦る必要はありませんが、刻々と時間が過ぎていくのも間違いのないこと…

メンバーは、自分や自分たちの目標を見失うことなく、たとえ集まれずとも、たとえ体育館が使えなくとも、今何ができるかということをそれぞれが自分の頭でも考えて、日々を送ってほしいと心から願います


渡辺勇大先輩オリンピック確定!

2020年03月11日 23時57分15秒 | あれこれ

コロナ騒ぎで暗いニュースの多い昨今ですが、東日本大震災のあった今日、奇しくも富岡時代にその被災者でもあった小平ジュニアの渡辺勇大先輩が東野選手とのミックスダブルスで東京オリンピック出場を確実にしました

全英オープンで初戦を突破して確定させたとのことでしたが、本当に嬉しいことです

もちろん、コロナウイルスの状況で、オリンピックそのものもまだどうなるかわからないところはありますが、いずれにせよ、レースを戦ってまずはミックスで出場権を獲得したことは素晴らしいことです

オリンピックが予定通りに開催されることを祈って、出場の暁には皆で応援しましょう

引き続き、全英オープンで戦う勇大先輩は、今度は男子ダブルスに挑戦です

遠藤選手と組んだダブルスでも全英で結果を残して東京オリンピックの出場権を獲得することを皆で応援しましょう

そして、われわれ小平ジュニアのメンバーや関係者も、こんな時だからこそ、たとえ集まれずとも、心を一つにして、それぞれが今できることに精一杯取り組んでいきましょう


チームの活動休止から一週間

2020年03月09日 06時14分03秒 | あれこれ

チームの活動休止からちょうど一週間が経とうとしています。

メンバーのみんなは元気で毎日を送っていますか?

近藤トレーナーから出された課題にも取り組めているでしょうか?

家にいるときも規則正しい生活を崩さずに、3食をきちんととって、学習にも取り組んで、夜は睡眠時間を確保し、チビッコアスリートとしての基本的なトレーニングを忘れずに、日々を過ごしてほしいと思います。

ますます羽を打つ環境はなくなってきましたが、それでもひもを張ってネットの練習やサービスの練習をしたり、シャトルリフティングの練習をしたり(寝そべってやるとなかなか難しい…)、壁打ちができればやったり、気晴らしにジョギングに出かけたり、庭のある人は縄跳びをしたり…

個人差はあるかも知れませんが、結構、やれることがあることに気づき始めました。

近藤トレーナーの出してくれた課題以外にも、自分で工夫していろいろチャレンジしてみるとおもしろいかも知れませんよ。

大人の仕事はテレワークができるような職種を除いて、ほとんど変わらない人が結構多いようです。

メンバーのみんなは、できれば一日のスケジュールをきちんと立てて、登校しない日々を登校する日々に負けないくらいの有意義な日々にできるといいですね。

日頃読めないような本を読んだり、苦手な勉強に取り組んだりするのも良い機会かもしれません


近藤トレーナーからの提案

2020年03月04日 23時25分52秒 | あれこれ

東京都内はほとんどの体育施設が使えなくなってきました

仕方のないことですが、皆の大好きなバドミントンが一日も早くチームとして再開できることを願うばかりです

さて、この自主練習期間に近藤トレーナーから提案がありました。確かに体育館でみんなで集まることは出来ませんが、メンバーはそれぞれ今のところウイルスに感染しているわけではなく、むしろ身体を動かさない方が不健康かもしれません。そんな中、こうして自主課題を具体的に提示していただけたことは、とてもタイムリーでありがたいことです

「小人閑居して不善を為す」という言葉がありますが、たとえ「小人」ではなくても、並の人間はやはり弱いもので、外発的な動機がないと、何もしないで日々を過ごしてしまいがちです。もちろん、内発的な動機付けが最も大切なのですが、それもある程度の環境が整っていたり、ガイドラインが示されていないと、何をどう努力して良いのかさえ覚束ない状況に陥ってしまうこともあります。

近藤トレーナーの提案は、難しすぎず、シンプルで、この期間の皆にやってもらいたい小平ジュニアにおけるいわば「ミニマムエッセンシャルズ」だと思います。こんな時でもジュニアのメンバーのことを考えて、こうしてすぐに提案をしてもらえることに感謝して、それぞれがそれぞれの出来る範囲で努力を重ねてほしいと願います

でも、万が一、体調が悪くなったような人は、絶対に無理をせずにしっかり休んでください。

体調の良い人たちは、不特定多数との濃厚接触は避けつつも、自分のできるトレーニングを重ねていきましょう

それが必ず春につながっていきます


痛恨!東京都ダブルス低学年の部は中止!今、何をなすべきか…

2020年03月03日 00時33分51秒 | あれこれ

 何とか上級生の部は実施できた東京都ダブルスでしたが、その後、コロナウイルスは猛威を振るい、なんと監督も生まれて初めての全国の小中高での一斉休校要請となりました。今日から(日付が変わりましたので、正確には昨日から)ほとんどの学校が休校となりました。

 それに伴って、今月に予定されていた4年生以下の東京都ダブルス大会も中止、さらには、ほとんどの自治体(市区町村)で小学校の体育館が借りられなくなり、小平市も例外ではなかったために、小平ジュニアとしての練習もしばらくはできなくなってしまいました 今のところ、6年生を送る会も、春の合宿も実施できるかどうかさえ、不透明な状況です。

 ただ、様々な情報に踊らされることも、悲観的に走ることも、決して賢明なことではありません。ぼくたち、私たちに何ができるかを考えるときだと思います。

 多くの人が一斉に集まることは難しくなりますが、オープンエアの空間で運動をすることは決して悪いことではありません。むしろ、運動不足に陥り、閉鎖された室内空間で悶々と過ごすことの方が不健康かも知れません。適切な自主トレーニングを心がけていきましょう

 自分が感染して、周囲の人たち(特にお年寄りや持病のある方)に迷惑をかけてはいけません。自分自身の健康を維持するためにも感染防止に努めましょう 先日のチーム練習の終わりに監督が話したことを忘れないでください。

ひとつ・朝昼晩と三食の食事をしっかりととろう 君たちの身体は食事が作っています

ひとつ・たとえ休校でも早寝早起きを心がけて規則正しい生活を送ろう

ひとつ・外から帰ったりトイレの前後には必ず手洗い、うがいを励行しよう 特に手洗いは感染予防に必須です

ひとつ・小学校時代は勉強は君たちの大切な仕事です できる範囲で工夫して学習を継続しよう

ひとつ・バドミントンを好きだという気持ちを忘れずに、環境が許される範囲で練習を少しでもしていこう