コロナウイルス禍の中、学校現場では卒業式が中止されたり変則的な形で実施されたりしています。
小平ジュニアも例外ではなく、3月に入ってからはチームとしての活動自粛を余儀なくされ、毎年ガンガン練習をしているこの時期のトレーニングキャンプも中止となり、いまだに皆で集まることはできていません
そして何より、節目に卒業生を送り出すべき「6年生を送る会」までも中止せざるを得ない状況に追い込まれてしまいました
そんな中、保護者が中心となって、全体で集まることは無理にせよ、せめて卒業生とその保護者だけでも規模を小さくして安全・健康にも配慮しながら、食事会を開こう…という運びになりました。公式のイベントではなく、在クラブ生も参加できなかったので、このブログに上げるかどうかも正直迷いました。しかし、卒業を迎える6年生とその保護者の方たちにとっては、やはり節目には違いなかったと思い、世の中の趨勢としては微妙なところではありますが、ここに記すことといたしました。
今年は予定通り実施できれば、3月22日が「6年生を送る会」でした。予定としては昨年同様に3月下旬となり、本当に卒業式のシーズンに実施することが計画されていたわけです。しかし、感染のリスクや社会情勢を鑑みて、チームとしては中止の決断に至りました。このイベントの中止は、私が監督になってから初めてのことです。藤川前会長が生きていらっしゃればもう米寿…藤川先生の時代にも送る会が中止になったということは恐らく一度もなかったでしょう。それだけ今回のウイルス禍は大変なことだということです。そんな中、卒業生の保護者の方々には、厳しい社会情勢の中、奔走してくださり、いつもとは異なる形式ではありますが、卒業生を送り出す機会を作っていただき本当に感謝しています。
この会には増田会長にもご出席いただけたので本当に良かったと思います。他に、米倉コーチがお忙しい中、駆けつけてくださることになり、卒業する子供達を叱咤激励していただいた増田先生、そして、今までたくさんサポートくださったスタッフの代表としての米倉先生、このお二方が出席くださったことについては、監督としても本当に嬉しく思いました。
今年は女子の卒業生が5名。チームとして最大の目標でもある若葉カップについて言えば、女子の5年ぶり2度の優勝を果たしてくれた去年に引き続き、プレッシャーの中で連覇を目指してのチャレンジでした。そのプレッシャーをはねのけての本当に素晴らしい全国大会2連覇でした。6年生にとっては最後の長岡京のコートで念願の連覇を果たすことが出来ました。さらにその余勢を駆って、キャプテンの「あかり」はABC大会のAで全国大会初制覇。後輩の「えま」もBで準優勝を果たすことが出来たのです。全国小学生でも「あかり」と「かのん」がメンバー入りしていた東京チームが第3位の銅メダルを獲得しました。
そして、6年生にとって、小学校最後の公式試合となった東京都ダブルス。「あかり」は当初の予定よりも試合が一週間繰り上がってしまったために、U16の強化合宿と重なってしまい、エントリーができなくなってしまいました。 また、「ゆめな」も進学先の予定と重なってしまい、やはりエントリーそのものが出来ませんでした 残った3名でチャレンジしたダブルス大会では、最後に個人戦での全国出場を逃した「かのん」と「のえる」が有終の美を飾るべく優勝を目指してコートに立ちましたが、青梅に惜敗し第3位。ただ、精一杯の力は尽くしたので、二人の今後には繋げてくれることと思います 「まお」は「さくら」と組んで奮闘し、何とか1勝をもぎ取りました。「まお」にとっては初めての「下級生を引っ張る試合」でした。そこで貴重な勝利をあげたことを今後に繋げてほしいと思います。兎にも角にもコロナの影響で、下級生のダブルス大会は中止になってしまったわけで、たとえ6年のエントリーが3名だったとしても、希望した3名が最後の試合にチャレンジできたということが、何よりの幸いでした。
今年は男子の卒業生は4名。男子はここ2年にわたる若葉のリベンジを果たすべく、全国に第一代表として駒を進めたいという思いが通じたのか、若葉予選の決勝で劇的な勝利を収め、第一代表として東京都代表の切符を手にすることが出来ました。特にキャプテンの「かいと」には若葉の本戦に再びチャレンジさせてあげたかったので、本当に良かったと思っています。予選で優勝の原動力となった「はると」と「りゅういちろう」のダブルス…本選で活躍した「ひとき」と「りゅういちろう」のダブルス…。「かいと」のシングルスはもちろんのこと、4人の6年生が若葉の予選でも本選でも奮闘してくれました。ただ、チームとして長岡京のコートに立つことは叶いましたが、全国の優勝には及びませんでした。でも、昨年に続く予選リーグ突破は胸を張って良いと思います。このチームのキャプテンの「かいと」は全国小学生で東京都代表の一員として徳島へ。残念ながら出場機会には恵まれませんでしたが、ベスト8の成績を収めてくれました。
小平では正にチームを牽引したその「かいと」はもちろんのこと、最上級生として若葉の予選から本選まで奮闘した「りゅういちろう」「はると」「ひとき」のメンバーも、東京都ダブルスで小学生時代のラストマッチにチャレンジしました。東京全小の出場経験を持つ「はると」と「ひとき」は上位進出を目指して全力を尽くしましたが、メダルには及びませんでした。そのもう一息のところは中学でリベンジを目指してほしいと思います。「かいと」と「りゅぅいちろう」は緒戦で苦戦しましたが、接戦をものにして勢いづき、厳しい準決勝も何とかくぐり抜けて初の決勝進出 第一シードの壁は厚く、決勝戦こそ完敗でしたが、逆に中学へ向けての課題もはっきり見えてきたように思います。
さて、そうした9名の小平戦士たちを送るべき、例年の「送る会」に代わる「食事会」は、小平ジュニアの卒業生のお店をお借りして開催されました。卒業式を目前に控えている選手の多い、正に卒業に相応しい時期に実施できました。結果的に、例年「送る会」が実施されている小平市の福祉会館も使用停止がアナウンスされてしまったので、結局は、この「食事会」という形での実施しか出来なかったわけです。
先述の通り、増田会長、米倉コーチ、にもご臨席を賜ることが出来て、会はいつもと異なる形ではありましたが、よい雰囲気で催されました。ちから先生、さとうコーチ、近藤トレーナー、上田先生は、ご欠席の形になったのは残念でしたが、5年生以下が原則不参加だったとはいえ、和やかな空気の中での素敵な会となりました。増田先生のすてきなお話…。米倉先生の超サプライズ かみお前会長のごあいさつ…。やすこ先生のDVD…。どれもが本当に印象に残るものでした。今年度は卒業生が6名だった昨年度よりも多い9名のメンバーが卒業しました。彼らが抜けてしまうと、全体の人数もかなり減ることになります。少なくなっていくだけになおさらかも知れません…やはり、心から門出を祝う気持ちと共に、一抹の寂しさはいつの年でもどうしても拭えないものです。
ただ、繰り返しになりますが、この9名が誰一人欠けることなく、9名全員の門出を祝うことができたのが何よりでした。そして、彼らが皆、次のステージでバドミントンに引き続きチャレンジしてくれることを本当に嬉しく思います。
卒業生9名と6年生の保護者を中心とした方々の働きかけで、本当に素敵なお別れの会にすることが出来ました。ありがとう 保護者の皆様もサポートをありがとうございました
6年生は練習再開を待たずに、3月一杯でチームからいなくなりますが、これから決める男女新キャプテンと、更には他の全ての5年生メンバーを中心として、残ったメンバーは、女子も男子も、まずは若葉の予選にチャレンジして、今年も男女アベックで本大会に歩みを進められるように、そして、本大会出場の暁には、初のアベック優勝を目指してチーム一丸となって頑張りましょう
そしてチームのトップを引っ張る者は、個人戦でも頑張りましょう
まずは関東ブロックに出場し、全国小学生でも、団体戦・個人戦それぞれでの出場と活躍を目指しましょう
そのためには、早速、活動再開まで、明日からの日々の自主練習に文字通り全力で取り組んでほしいと心から願っています。
さて、今日は今年卒業する9名の前途に幸多からんことを心から祈って、ひとまずはペンを置きたいと思います。
改めて、卒業おめでとう そしてさようなら
今日の会にご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました