小平ジュニアバドミントンクラブ

バドミントンの練習を通じて様々な経験を積んでいこう

若葉カップ最終日…女子2度目の全国制覇!!

2018年07月30日 23時16分07秒 | 試合結果

 今年度の若葉カップのチャレンジが終わりました。

 最終日に駒を進めていた女子チームは、ベスト4をかけて栃木県代表・宇都宮中央ジュニアと対戦しました。5年生にはドロップを得意とするシングルスのエースがいて、4年生にはアタックロブを武器とする強者もおり、それ以外にも粒がそろっているチームで侮れない相手でした。必勝を期した総力戦を覚悟でコートに立ちました。
 トップシングルスは6年生の「るり」を相手のエースにぶつけるつもりで出しましたが、ここに5年生エースの小山選手が出てきました。スタートは相手のミスもあってリードする場面もありましたが、途中から相手の強打とドロップの組み合わせにやられて、1打目のミスも増えてしまい、イーブンの勝負が展開出来なくなってしまいました。相手に対して攻撃的な、それでいて粘り強いプレーを続けたかったのですが、なかなかそうはさせてもらえませんでした。

 続く4年シングルスの「ひめ」は、1ポイントを先取されて、プレッシャーの中でコートにたちました。得意のクロスショットを決めたり、練習で鍛錬してきた大きい展開に持ち込むということが、なかなか出来ず、相手のフォアからのクロスアタックロブに切れ味があり、わかっていても崩されて、1ゲームを落としてしまいました。しかし、今までは精神的に不安のあった「ひめ」でしたが、この大会では違っていました。もう一度、相手の得意なショットを確認し、為すべきタクティクスについて伝えると、それを自分の頭も使いながら実行して、次第に相手を追い込み始めたのです。ディープショットを多用して、相手をいやがらせる戦法は確かに有効でした。我慢を重ねた結果、2ゲーム目とファイナルは、逆に相手の方が精神的にプレッシャーを感じ始めた様子も見られ、そこをついた「ひめ」が逆転勝ちで勝利を手にしました。

 その後、1ポイントずつを取り合った中で始まった「のえる・かのん」の5年のダブルスでしたが、今日の二人はいつも以上にのびのびとプレーをしてくれて、どんどん勢いに乗って行きました。「のえる」に球を集められても、しっかりとラリーを引いて、接戦の末にファーストゲームを先取してくれました。もう一度、気持ちを入れ直して勢いよくスタートしたセカンドゲームもリード、攻められている場面もあるのに、次第に相手を追い詰めて、失速することなく勝利しました。

 しかし、次の6年ダブルスの「えい・みく」は相手の6年生ダブルスに大苦戦。打力はありましたが、receiveに難のある相手に、なかなか攻撃を続けることがままならず、延長戦にまでもつれた接戦を落としてしまいます。しかし、傾きかけた相手への流れをしっかりと取り戻そうとセカンドゲームも奮闘、イーブンの試合展開となりました。ここで、並行試合でスタートしていた5年生エース「あかり」がどんどんと点数を重ねて、先にゲームセット。6年ダブルスは打ち切りとなりました。これでベスト4が決まり、何とかメダルまで辿り着けました。


 リーグ戦突破が第1関門、最終日進出が第2関門、メダル獲得が第3関門、…いよいよ優勝まで残り二つの関門となりました。
 準決勝の相手は、福岡の名門で男子では幾度となく対戦していた岡垣ジュニアを破ってベスト4入りしてきた愛知県代表・師勝ジュニアでした。


 トップシングルスは「るり」が相手のエース古館選手に臆することなく立ち向かいましたが、打力のある相手にぐいぐいと押し込まれる形で、ラリー合戦に持ち込むことがなかなか出来ませんでした。恐らく全国でも通用するレベルの相手に、善戦むなしく敗戦となりました。平行試合で行われていた4年生シングルスの「ひめ」は前の試合でも自信を付けたのか、堂々とした試合ぶりで6年シングルスの選手の妹に快勝、この段階でイーブンとなりました。5年ダブルスと6年ダブルスはこれも平行試合で行われましたが、後者の「みく・えい」が「何とかせねば…」の気負いもあったのか、1ゲームを先取したものの、セカンドゲームに堅さが出てしまって大苦戦。もちろん相手もなかなかの手強いダブルスだったので、簡単には行かなかったと思いますが、セカンドゲームを落としてしまいます。しかし今大会に入って調子を上げてきた5年の「かのん・のえる」はまたまたきっちりと勝ってくれました。相手もプレッシャーを受けたのか、受け身に回ってくれて、小平が次々に得点を重ねていきました。6年ダブルスとは平行試合だったのですが、その6年が1ゲーム目を取って、セカンドゲームを落として、ファイナルに入ってしばらくの頃、これまた並行試合で行われていた5年シングルスの「あかり」が先に快勝。試合を決めてくれたので、6年ダブルスは再びノーゲームとなり、結果的にはマッチカウント3対1の勝利となったのです。この戦いはチームとして勝利を収めただけでなく、ノーゲームになったとはいえ、6年生の奮起の伝わってくる試合で、決勝へ向けて気合いの入る内容でもあったのです。

 最後の第5関門は大阪で優勝を狙う「瓜破西SSC」でした。昨年も若葉を含め各種の大会等で顔を合わせてきた選手もいるチームでした。それらの試合における今までの経緯を総合的に考えても、間違いなく強敵でした。それだけに相手にとって不足はありません。6年シングルスでもU13で全国優勝を狙うような宮崎選手と6年生の全国レベルのダブルスを擁する強豪です。
 ただ、今回、相手を見てその都度、様々なオーダーで闘ってきた監督も、最後の最後はスタッフや保護者からの情報も得て、腹がくくれました。じっくり見たわけではありませんでしたが、4年生シングルスを「えま」が充分に勝利できると踏んで、最後の大一番で4年エースの「ひめ」を5年ダブルスに起用しました。実は、このチームは、予選突破もこうして戦ってきた。6年の単複もこの大会に入って死力を尽くしている。下級生が勝ちきれなかった試合を救ってもくれた。もう一つ、ここまで来られたのは5年生3人の頑張りでもありました。敢闘賞の「のえる」には応援団長に回ってもらって、総力戦で優勝を狙いに行きました。5年ダブルスで何としても一本を取りたい………。
 まずは前の準決勝でシングルスで結果が出なかったとはいえ、頑張りを見せた「るり」を宮崎選手にぶつけ、「あかり」を最終シングルスとして控えさせました。「るり」は今日、厳しい戦いの3戦目。体力的にも厳しい状況の中、何とか相手に立ち向かおうとはしていました。しかし相手も強者、簡単には点数も取らせてくれません。一打一打、しっかりと打ってくる生きた球に押されて、善戦及ばず、1ゲーム目を落としてしまいました。気を取り直した2ゲーム目も何とかラリーを引こうともがき苦しみましたが、なかなか得点を重ねることは出来ません。流石にU13でも活躍している選手。グイグイと追い込まれると、最後まであきらめずにシャトルを追い続けた「るり」も、最後は無念の敗戦となりました。しかし、辛く苦しい勝負によく向き合ってくれたと思います。

 三面展開の決勝は、隣で行われていた4年シングルスの「えま」が緊張から苦戦するかと思いきや、すぐにのびのびしたプレーを重ね始めて快勝。1学年上の選手でしたが、堂々の立派なプレーでした。監督はそのベンチに入っていたのですが、その向こうのコートでは、監督自身勝負と踏んでいた5年生ダブルスが大接戦。最後は1ゲームを落としてしまいます。「るり」の後に始まった6年のダブルスも大苦戦を強いられ、大きくリードを許していたので、このまま二つのダブルスを落としてしまえば、「あかり」まで回ることなく敗戦が決まってしまいます。しかし、「えま」が快勝したお陰で、「あかり」の試合も始まり、梶川選手との勝負が早めにスタートしたのです。その隣で行われていた「えい・みく」は、最後の最後に勢いに乗り切ろうとあがいていました。そんな中でも打力に差に苦しみ、1ゲームを落としてしまいます。セカンドゲームで立て直してきた「えい・みく」は、踏ん張って競り合いに持ち込みます。そして、何とか必死の抵抗を試み続けましたが、最後はそのままセカンドゲームも押し切られそうになっていました。そんなときに、勢いを取り戻した5年ダブルスはセカンドゲームとファイナルゲームを奪取して逆転勝ち。勝負は6年ダブルスの行方と最終シングルスに委ねられることになりました。

 最終シングルスの「あかり」は既に今大会何度目かのチームの勝敗を左右する重要なポイントとなるコートに立ち、素晴らしいプレーを展開し、1ゲームを先取していました。先日、練習試合で対戦したときには、大苦戦でゲームを取り合って打ち切りになったような相手だったのですが、そんなことが想像できないくらい、今日の「あかり」は崩れませんでした。
 2ゲームの後半から6年ダブルスと5年シングルス両チームのベンチに全員が集まってきました。そして更にそれに勢いを得たようにラリーを圧倒した「あかり」が6年ダブルスの勝負が決する前にウイニングポイントを見事に手にしたのです。昨年、後一歩のところで手の届かなかった小平ジュニア女子の2度目の全国制覇を達成することが出来ました。
 記録上は3対1ですが、内容的には紙一重の死力を尽くした戦いとなりました。後一歩、及ばなかった去年のリベンジを2年越しで果たしました。

 何とか入賞を目指した男子がベスト16で敗退した悔しさもあり、その分まで女子が頑張ってくれたのです。正直なところ、アベック出場を果たしたとはいえ、プレー面でも精神面でも、まだまだの選手が多く、男女ともに優勝するのは容易な事ではない…もっと言えば、男女ともに予選リーグで敗退してもおかしくない…と思っていた大会で、子供達は躍動してくれました。そしてこの大会で、悲願の金メダル獲得が達成できたことは最高の出来事です。金メダルの獲得は本当に立派でした。選手たちは精一杯のチャレンジで良い色を選んでくれました。

 そして、今大会残念ながら出場機会に恵まれなかった「まお」も「みづき」も、チームの一員として精一杯最後まで声をからしてベンチで応援してくれました。
 監督としても彼女ら全員に改めて金メダルをかけてあげたい気持ちです。
 また、それと同時に、観客席から応援してくれた男子メンバー、東京で応援してくれた小平のメンバー全員に敬意を表したいと思います。目頭を熱くしていた現地サポーターもたくさんいらっしゃいました。保護者にも特別な思いのあったことを改めて強く知らされる場面でもありました。ありがとうございました。「ますだ先生」も合宿から全てわざわざ足を運んでくださって、力になって頂き、本当にありがとうございました。先日、会場に足を運び声援を送ってくださった「藤田先生」には感謝の言葉もありません。本当に多くの方々にご支援いただきました。

 昨年、一昨年と同様、決勝前に「どっちの色がいいか、メダルの色はおまえ達が決めなさい。」と言いましたが、彼女たちは何ものに縛られることもなく、「金」を選んでくれました。それが本当に実現した。…彼女たちを心からたたえたいと思います。
 
 サポーターの皆様、物心両面に渡る最高のサポートを本当に有り難うございました。特に今大会、コーチ席で体調不良の監督以上に選手を盛り上げてくれた「ちから先生」と「かみお先生」「みずたに先生」、そして、日頃の練習はもとより、合宿で子供達に力を授けてくださった「米倉コーチ」、そして、陰で選手を支えてくださった帯同頂いた保護者の皆様に心から御礼申し上げます

 しかし、選手のみんな、われわれにいつまでも余韻に浸っているほどの時間はありません。精一杯闘った結果の素晴らしい優勝に胸を張って東京に帰り、さらなる飛躍を期して、今度は各自が個人戦にターゲットを移して前を向いて進もう そして、もう一つの団体戦、クラブ対抗戦にも立ち向かっていこう

 簡単には言葉にできない女子の優勝の喜び…入賞を逃した男子の悔しさ…。それでも、正直、監督は、今回のチームは本当に自分たちの力、否、それ以上の力を出し、よく頑張ってくれたと思います。改めて女子の金メダル獲得、本当におめでとう


若葉カップ第3日

2018年07月29日 22時41分09秒 | 試合結果

 長い一日でした。

 今日はそもそも男子1試合、女子2試合が予定されており、遅い終わりになる見込みではあったのですが、台風の影響でスタート時間が2時間以上繰り下がったために、更に遅くなることとなりました。

 監督の記憶では、台風による日程(時程)変更は初めてのことではないかと思います。そんなわけで、昨日よりは遅い時間に起床していつものように散歩。夜中には豪雨と突風で朝の散歩も予定通りできるか不安でしたが、明け方には雨も上がり、予定通りに散歩をして、ランニング・ストレッチと、たっぷり汗を流すことも出来ました。いつもより遅めでゆったりと朝食を取ることも出来ました。その後、男子は夕刻まで試合がなかったので、「はしむら先生」の縁で特別に準備していただいた場所で二時間近く調整を行い、昼過ぎにはホテルへ移動。昼食を挟んで今日の初戦に備えました。女子は、元々朝一番の試合予定だったので、丁度、1試合分遅れる形で、11時過ぎにリーグ戦の2回戦が始まりました。相手は北海道代表の北栄JBCでした。トップに起用した6年生の「るり」がまずは相手5年生エースの杉野選手と大勝負、元々ダブルスの選手のようで、フォアから繰り出されるクロスショットに苦しみましたが、競り合いを制して先勝。四年シングルスの「ひめ」は1学年下のABC大会Cクラスチャンピオンの3年生・奥田選手と対戦しました。3年生とはいえ、ラリー力があり、侮れない相手でした。「ひめ」もしっかりラリーを作ろうとはしていましたが、接戦の末、1ゲームを落としてしまいます。しかし、大きな展開を始めると、相手よりも打力とスピードに勝る「ひめ」が次第に相手を追い詰めて、最後はファイナルゲームを押し切って勝利しました。五年ダブルスの「かのん・あかり」は、相手の4年生ダブルスと対戦しましたが、常に主導権を握り危なげない形で勝利しました。この時点で小平の予選リーグ突破が確定しましたが、次の6年生ダブルスの「みく・えい」は、スタートに躓いてしまい、それが最後まで響いて、残念ながらストレート負け。そして、相手の五年ダブルスの片割れである選手と対戦した「えま」が、1ゲームを先取したものの、次第に相手の繰り出すショットに足が出なくなり、もう一歩を踏み出せずに逆転負けしてしまったのです。3連勝で、チームに勢いがついていただけに、6年ダブルスと5年シングルスが取り切れなかったのは、とても残念でした。再びチャンスが巡ってきた時には、挽回のチャンスと心得て、精一杯のチャレンジをしてもらいたいとおもいます。

 それでもチームとしてはなんとか勝利して予選リーグを突破。決勝トーナメントにコマを進めました。相手は埼玉県代表の志木ジュニアでした。

 トップに起用した「あかり」は相手の6年生エースであるサウスポーの垣内選手と対戦。良い出だしを切り1ゲームを先取しながら、セカンドゲームは相手の抵抗にも遭って激戦となりました。しかし、悪いときにありがちな、「失速して、自滅を繰り返す悪い循環」に陥ることはもうありませんでした。大苦戦しながらも、攻撃的な組み立てを貫き、この強敵に何とか勝利することができたのです。その余勢を駆って、「ひめ」も、河村選手を撃破したかったのですが、そう簡単にはいきませんでした。上背もあり、ネットも含めて、「ひめ」に勝るとも劣らない巧みなショットを持つ相手に、若干の気負いも見られて大苦戦が続きました。終わってみれば最後は今日は完敗でした。相手もミスが続くことがなく、なかなかのものでした。「ひめ」自身にもスピードアップやミスとの向き合い方など、課題が残りました。5年ダブルスの「かのん・のえる」は、スタートからエンジン全開。あいてのエンジンがなかなかかからずに、1ゲームを先取します。しかも、いつもはサービスまわりが上手くいかずに苦戦するところを、今日は逆でした。むしろ相手のサービス周りの方がミスが多かったかもしれません。それが、ストレートの勝利に結びついたのだと思います。そして、いよいよ正念場の六年ダブルス。「みく・るり」のペアは勢いに乗りまくって1ゲームを先取。しかし、セカンドゲームの後半、逆に失速して1ゲームを落としそうになってしまいます。しかし、もう一度このセカンドゲームでは六年生が勢いを取り戻してくれました。大ブレーキになってしまった昨年を考えると、随分と成長してくれたものです。ストレート勝ちをもぎ取ることができたのです。記録上では、志木に対して3対1での勝利となりました。

 さて、この段階で試合の始まっていた男子は、地元長岡京との対戦でした。男子の前回優勝時の決勝戦の相手が長岡京で、因縁の対決…とでも言うべきものでした。結果は、ストレート負けで完敗でしたが、ただ決して負け惜しみではなく、明日に向けてはチームのカンフル剤、特に五年にとっては、覚悟をするための薬にはなったと思います。試合後のちから先生・みずたに先生のお話も監督は心にしみました。コートに立てなかった3人も含めて、明日にはより成長した姿を、そして次なる個人戦で、あるいはクラブ対抗で臆することなく戦う姿をみせてもらいたいと思います。6年シングルスでコートに立ち、相手のエースに立ち向かっていった「かいと」にも、4年生シングルスで勝ちきれなかった「ゆうと」にも、5年生ダブルスで初めて力を出してくれた「りゅういちろう・たつや」にも、全てが勉強だったと思います。

 女子の明日の相手は宇都宮中央となりました。これも紙一重の勝負となりそうです。メダルをかけた大一番になりそうです。

 泣いても笑っても、明日が最終日。すべての小平ジュニアの関係者の皆様、その最終日、最後の応援を心より宜しくお願い申し上げます

 「小平魂」…魂のこもった試合を最終日に全員がやってくれることを信じています


若葉カップ第2日

2018年07月28日 22時42分54秒 | 試合結果

 開会式後の女子の初戦に引き続いて、今日は男子がリーグ戦の二試合を戦いました。午前中の朝一番の試合でしたから、5時半には起床して6時からいつものように散歩。集合時間にはそれほど気温も高くなく、予定通りの朝練習ができました。体操・ランニング・柔軟体操…と一通り汗を流してから朝食。その後はバスで、今日は試合のない女子も含めて、時間差で会場へ移動。男子はすぐにアップに入って初戦に備えました。予定通りに、リーグ第1戦の石川県代表・中央クラブとの対戦となりました。

 トップの「あゆむ」がまずは相手6年の小林選手と対戦、終始攻撃的なプレーを貫き、危なげなく先勝。四年シングルスの「ゆうと」は若葉本番のデビュー戦ながら快勝。チームとしては勢いのついたところでしたが、五年ダブルスの「たつや・りゅういちろう」は、相手五年のダブルスに波に乗りきれずに苦戦。途中、調子を取り戻して追いついたものの1ゲームを落とし、持ち直したセカンドゲームを取り返しましたが、ファイナルゲームは、最後に勢いを出し切れずに敗れてしまいました。六年ダブルスの「ともや・あいと」が順調に得点を重ねて快勝。この時点で小平の勝利が確定しましたが、最後に相手の五年エースと対戦した「かいと」が、勝ちきれませんでした。共に競り合いで1ゲームを先取し、2ゲームを奪い返されて、がっぷり四つの試合だと思っていましたが、終盤スピードを上げた相手の繰り出すショットに足が出なくなり、ファイナルではもう一歩を踏み出せずに、持てる力を出し切り戦い抜く…ということが出来ませんでした。スタートの2試合でチームに勢いがついていただけに、少しそれに水を差してしまうような試合内容は、ここのところの「かいと」の進境著しさを考えると、とても残念でした。2試合目は勝利しましたが、明日も再びチャンスが巡ってきた時には、今日の1試合目の挽回のチャンスと心得て、更に精一杯のチャレンジをしてもらいたいとおもいます。期待も出来ると思っています。

 このように、「スカッとした勝利」というわけにはいきませんでしたが、それでもチームとしてはなんとか勝利して初戦を突破。リーグ戦2試合目に臨みました。相手は千葉県代表の流山ジュニアでした。

 トップの「あゆむ」は6年生のいないチームだったので、5年生と対戦。セカンドゲームにミスが目立ったという反省点はあるものの、快勝。しかし、次の4年生シングルスは大苦戦でした。「ゆうと」の相手は3年生でしたが、打力もあり、スピードもありました。スマッシュのショートリターンをアタックロブで攻めてくる攻撃的な相手に、若干の気負いも見られて劣勢に回り、ファーストゲームを取られます。持ち直したセカンドゲームではラリーを引くと相手のミスが出始め、ファイナルも含めて、終わってみればスコア的には圧勝でした。ただ、相手もなかのものでしたから、内容はそれほど差があったようには思えません。より質の高いラリーをしていかないと、上位選手に勝っていくのは容易ではありません。「ゆうと」自身にも課題が残りました。「たつや・りゅういちろう」もエンジンがなかなかかからずに、大差で1ゲームを先取したとはいえ、内容的には決して良くありませんでした。セカンドゲームでも、もっと大きな声を出して勢いに乗ったプレーをしたかったところです。本人たちに自己採点させてみると、2人とも100点満点で50点前後という半分くらいの点数をあげていました。まだ倍くらいは出来そうだということだと思います。次に入った6年ダブルスの「ともや・あいと」も相手のレシーブの悪さに助けられましたが、サービスまわりも含め、足が動かずに明日への課題を残しました。ラストの5年シングルス「かいと」は、初戦の挽回をするべくコートに立ち、しっかりと戦うプレーが出来たと思います。特にセカンドゲームでは、相手のミスも手伝って、一桁に抑える快勝でした。記録上はチームとしては5対0での勝利となりました。

 ただ決して悲観論ではなく、明日に向けては課題が残ります。特に五年ダブルスにとっては、覚悟をするための薬にもなったと思います。コート外でサポートしてくれた3名のメンバーも含めて、明日にはより一丸となって「チーム小平」の魂を見せてほしいと思います。そして、コートに立つそれぞれが、成長した姿を、そして最後まで臆することなく戦う姿を見せてくれることを信じています。

 明日は今まで幾度も対戦したことのある地元代表の長岡京との対戦となりました。相手にとって不足はありません。本当に楽しみです。 

 男子は明日からトーナメントで夕刻からの試合予定です。今日は応援と練習だけだった女子は、明日のリーグ戦の2つめを何とか突破して、決勝トーナメントで志木ジュニアにチャレンジしたい 男女ともに明日が正念場。すべての小平ジュニアの関係者の皆様、胸突き八丁の明日、これまでに変わらぬ、否、これまで以上の応援を心より宜しくお願い申し上げます

 男女アベックで最終日に駒を進めるべく、「小平魂」…魂のこもった試合を全員がやってくれることを信じています


若葉カップいよいよ開幕!!~女子チームは初戦勝利・男子チームは開会式のみ~

2018年07月27日 21時49分28秒 | 試合結果

 今年は久々のアベック出場、初日に試合がなかった昨年と異なり、女子は初日から試合でした。そして明日は男子のリーグ戦の2試合が予定されています。というわけで今年の若葉は男女揃って午前中に現地で練習をすることにしました。比較的時間的な余裕があった昨年とは異なり、早めに京都入りして練習会場へ。
 朝からうだるような暑さの多い京都だったそうですが、今日はいくらかはましな感じだそうで、ランニングに汗を流した後は、しっかりと体操をしました。時間的には食事までがタイトだったので、10時頃始めた練習を11時半には切り上げて、その後すぐに会場に戻り、全員、しっかり着替えてから昼食後に開会式に参加しました。
 開会式後は午後3時半からの試合開始となりました。

 対戦チームは富山県の高岡ジュニア。個人戦で全国で活躍するような選手もいて、決して侮れない相手でした。 

 トップシングルスの「あかり」は得点として快勝だっただけでなく、合宿中、必ずしも勢いに乗り切れていなかった練習を吹っ切るかのように、イケイケドンドンのパフォーマンスでした。これは明日にもつながる戦いだったと思います。

 セカンドシングルスの「ひめ」はスタートこそ少しもたついたものの、どんどん調子を上げて、しっかりと攻めて危なげない試合ぶりでした。ネットでも機先を制することができて、これも明日につながるものだと思います。

 5年ダブルスの「かのん・のえる」は関東オープンダブルスでも調子を上げ、合宿でも頑張っていたので、期待していたのですが、今日の試合では、簡単には勝たせて貰えませんでした。下学年と組んだ5年生に反撃されたセカンドゲームをもちこたえることが出来ず、ファイナルゲームにまでもつれ込んでしまったのです。それでも、気を取り直して臨んだ第3ゲームでは、しっかりと勝利を収めることができました。ただ、あすに向けての課題も残されてはいますから、それをしっかりチェックしておきたいところです。

 6年ダブルスの「みく・るり」の相手は、恐らくは6年の1番手のペアだったと思うのですが、身体が大きくなかなかの強敵でした。しかし、動きにスピーディーさを感じるペアでは必ずしもなかったので、やりようによっては勝利できると思いサポートに入りました。ただ、試合の流れは圧倒的に小平にあったにもかかわらず、臆することなくチャレンジして、試合途中の少し弱気になったときの一抹の不安など吹き飛ばすような攻撃の連続性を示すことは、残念ながら出来ませんでした。特にセカンドゲームは、相手に傾きかけた流れを引き戻して取れそうだっただけに、惜しまれる敗戦でした。

 しんがりに、ラストシングルスでコートに立ったのは、3年の「えま」でした。相手は5年生のエースで、6年生よりも力のある印象でした。やってみないとわかりませんが、「あかり」と戦っても良い勝負かも知れません。この相手に、サウスポーの利点を生かして、強い相手に対して、球回しの駆け引きと意表を突く攻撃で勝負したかったのですが、なかなかそうは問屋が卸しませんでした。2ゲーム目は苦しみながらも競り合いを戦い抜き、1ゲームの倍のスコアを記録しました。惜しい敗戦でしたが、収穫も多かったと思います。結果として、今日の小平ジュニア女子チームは3対2の辛勝でした。でも勝利の女神が微笑んでくれて良かった…

 
 それから、ホテルに戻りまずは入浴。その後、少し長めのゆったりした食事。入浴では選手は冷水浴も含めてしっかりとケアができたと思います。食事も含めて明日への英気をを養えたことでしょう。

 今日は、保護者スタッフの方々には本当に朝早くから会場に入ってもらって、場所も確保してから、練習後の我々と合流しました。いろいろとありがとうございました

 今日の練習会場は空調設備がなく、温度が多少下がったとしても、やはり過酷な状況でしたが、ラインを自分らで貼らねばならぬこともなく、そこを快く貸してくださった方のお陰でマイペースの調整も出来ました。また、長年小平をサポートくださった藤田先生も、試合会場に足を運んでくださり、感謝の言葉もありません。

 練習会場では、暑さの影響で、動きのスピードはダウンせるを得ないところがあるかと思いましたが、20人の小さな戦士たちは、それぞれがそれぞれの立場を自覚して、うまくいかないところに悩み苦しみながらも、余念なく準備に取り組んでいました。頼りなく見えたその状況でしたが、実は今日のこの試合につなげるためのステップだったのかもしれません。次は、この試合を更に男子の明日に、男女の明後日に、つないで欲しいものです。

 大会は初日が終わったとはいえ、チームとしてはまだ1試合をしたのみで、リーグ戦の突破ももちろん決まっていません。しかも男子の2試合が予定されている明日は本当に気を引き締めてかからねばなりません。しかし、一つ一つの試合に最善を尽くせば、結果は後から必ずついてきます。「全力を尽くす」ということは、笑顔を忘れず、ご機嫌な状態で戦っていることも含むはずです。それはプレーヤーとしての最大の「強み」にもなります。選手の20名は、今日コートに立てなかった者も含めて、明日や明後日には何処で出番が来てもいいように心と体の準備をして、余計な考えや迷いを捨て、ひたすら目の前の相手に全力でぶつかる、その試合を楽しむ、ということに集中してもらいたいと思います。「必笑」です

 明日は朝一番で男子は会場に向かいます。そこで、「中央ジュニア」に挑戦して、まず1つ勝つことができればリーグ戦2戦目の「流山ジュニア」戦に向けて勢いに乗れます。それも勝利すれば明後日につながります。全て出し切って何とか決勝トーナメントに歩みを進められるように、監督もちから先生もみずたに先生も保護者の皆も精一杯サポートしたいと思います。小平のサポーターの皆さん どのチームにも負けないサポートを是非とも宜しくお願いいたします 女子は明後日に向けて、しっかりと練習で汗を流そう

 


墓参&さあ、ジュニアバドミントンの聖地・長岡京へ!!

2018年07月26日 22時56分45秒 | 練習風景

 去年とは打って変わって、うだるような暑さの夏の合宿を何とか無事に終了し、疲れの残るかと心配された若葉メンバーのコンディションもまずまずだと感じています。チームとしては、今日を含めて合宿後の2回の練習にもしっかり取り組んできました。
 とはいえ、開会式と女子の初戦を明日に控えて、少なからず不安のある選手もいるでしょう。しかし、そもそも課題の残らないチームなど、何処にもありません。
 確かに、我々小平ジュニアにもまだまだ多くの課題はあります。しかし、出来ないことにばかり目を向けていても、前向きにはなれません。チームとしてやるべきことには保護者も含めたスタッフ陣も精一杯取り組んできたと思います。もちろん、小平ジュニアに「伝統」があるとはいえ、今年の選手は今年の選手…誰もが「小学生」です。特に初出場の選手には若葉の「経験値」があるわけではない。 
 だからこそ、そうした足りない部分や不出来な箇所は「気持ち」と「勢い」とで補うしかない

 その時の個人個人が自力を発揮し、結果として自分達のチームの力を全て出すことが大切なのです 

 若葉前日の今日は、清瀬コミュニティプラザで約3時間汗を流しました。
 平日の午前中ということもあり、送迎の関係で参加出来ない者があるかなと思っていましたが、男女ともに若葉メンバーは、ほぼ全ての戦士が勢揃いしました。

 ABの選手の中には、若葉のメンバーに入れずに東京に残る選手もいます。代表メンバーにはそうしたメンバーの分まで精一杯戦ってきてほしい。今日の練習を見ていると、それぞれがそれぞれの立場でしっかり取り組んでいたと思います。若葉のメンバーについても、自分のコンディションやプレッシャーと闘っている様子がひしひしと伝わってきました。
 しかも、そんな中、合宿に引き続き平日であるにもかかわらず、多くの保護者が再び足を運んで下さって、若葉に出場できない男子の選手も含めて、ひとりひとりに声を掛けて下さいました。本当に有り難いことです。それ以外にも、出発前最後のゲーム練習に、多くの檄を飛ばしてくださいました。

 例年通り、現地からも可能な限りブログによる監督速報を入れたいと思います。もし、できない場合は保護者の方達も書き込んでくれることでしょう。
 今年は久々に男女揃っての参加となり、チームとしては嬉しい限りですが、だからといって、アベック優勝をいきなり考えるのではなく、まずは男女ともに初戦の突破、そして、予選リーグ突破を第1目標に、スタートから一歩ずつチャレンジするしかありません
 東京都予選でも終わってみれば女子はピンチを乗り越えて、最後は本当に素晴らしい勝ち方でしたが、男子は悔しい準優勝。そして、女子にしてもひとつひとつのゲームを振り返れば、負けても全く不思議ではない、厳しい闘いの連続でした。

 本大会でも、あのチームとして最後まで諦めない「チャレンジ精神」を忘れずに臨むのみです。監督もそのチャレンジャーとしての久しぶりの男女アベックでのチャレンジを子供達と共に精一杯戦う自信だけはあります  

 「笑顔」で最後まで戦う…ということを心がけて、かつそれを実践していくことは苦しい戦いの中では困難極まりないことです。しかし、それは自らを成長させるまたとない機会迎えたピンチは立ち向かえばチャンスに姿を変えます
 明日から、小平関係者としては、皆が本当に待ちに待ったアベックでの若葉カップにチャレンジです
 保護者をはじめとする小平サポーターの皆様、昨年にも勝る熱い応援を宜しくお願いします

 選手達へ…

 ネットを挟んで常に闘え
 サービスは入る決定打も入る
 ヒョウのようにシャトルを狙え
 攻撃の連続性を狙え
 うるさく守れ
 競り合いから抜け出せ
 緻密なプレー
 闘争心を燃やせ
 集中集中集中
 自分を信じろ仲間を信じろ

 監督が昔に作った「チャンスに勢いを出す」「ピンチを乗り越える」昨年もブログに掲げた十箇条です。

 「増田先生」も「ちから先生」も今年は若葉の会場に駆けつけてくださる予定です。ただ、どんな優秀な先生でもコーチでも、戦いを「肩代わり」することは出来ません。若葉へ向けて、「格好良く思い通り取れるラリーよりも、ドロドロの中で何とか取るラリーの方が多い それは決してラッキーじゃないんだよ。自分たちで取ったんだよ。最後は技術じゃないよ、気持ちだよ 」 今年は東京から声援を送ってくださる米倉コーチの心を込めたかつてのメッセージがこれです。本当に心強い素敵な若葉に向けてのエールはもちろん今年も生きています
 そして現地では今年もまた藤田先生が君達を待ってくれています。
 保護者のみならず、本当に多くの関係者の方達がこうして君達を応援してくれているのです。
 何と幸せなことでしょう

 練習後は、若葉を前に藤川先生の墓参に訪れました。墓前で藤川先生と約束したとおり、まずは監督自身が感謝の気持ちを忘れることなく、大会に臨みたいと思います

 負けることを恐れることはありません。力を出し切ることだけを考えよう。
 勝負事に困難はつきもの…予選前、予選後、合宿前、合宿、そして帰京後の練習…
 自分達のこれまで取り組んできた準備に自信を持って、どんなことが起きようとも決して諦めることなく、全員の力で精一杯ぶつかっていこう
 全ての方々への「感謝」を大会での困難を突破する力に変えていこう

 決して勝ち急ぐことなく、ピンチの時こそよく考えて組み立て直してみよう。考える力は、ことあるごとにずっと培ってきました。

 さあ、今年もまた夏の長岡京で、素晴らしい舞台が君達を待っているぞ


夏季トレーニングキャンプ第4日最終日

2018年07月24日 23時03分43秒 | 合宿

 今日で合宿を無事に終了しました。今回の合宿は天候には恵まれましたが、極度の高温で移動時予定されていたランニングのプログラムは全て中止のなりました。本当に毎日の気温が高く、朝からうだるような暑さという日ばかりでした。後半、少し気温が落ち着いてくれた昨年と異なり、今回は熱中症予防との戦いでした。朝の集合だけは、雨のために部屋の中にいなければならないことも一度もなく、少しフィジカルをやることが出来ました。逆に言えば、ランニング系の練習は、早朝以外には不可能だったと行っても過言ではありません。
 さて、最終日の今日の朝は、起床後はまずは階段で本堂まで登って体操。その後は、本堂の東側の坂道を下り、階段の中腹あたりを西に抜け、更に下から東に向かい、階段の下から上まで戻る…という、所謂、八の字コースを走りました。練習後はずっと走っていなかったので、今日も朝の練習だけはしっかりと走りました。疲れも必ずしもピークでないこと、若葉やABCを前にして故障は怖いけれども、全度を下げた体育館での練習を総合的に判断すれば、朝走ることにはそれほどのリスクは感じられなかったので、最終日も走ろうと判断しました。そして、実際に走った距離は6㎞には満たないものでしたが、それでもラストを飾るに相応しい走りをしてくれた者が何人もありました。朝の集合に遅れる者も出ず、もちろん、気持ちの緩みを指摘しなければならないものもありましたが、それ以外の選手も含めて、チーム全体としての疲労度はそれほど気がかりではありませんでした。確かにこの合宿を通して振り返ってみると、CもABもリタイアはほとんどありませんでした。


 さて、最終日の今日は、その後、朝食を挟んで、合宿最後の午前練習に入りました。今回も夜の練習はなかったので、先述の通り故障のために途中でリタイアする選手はほとんどありませんでした。もちろん、今日の最終練習に不安がなかったわけではありませんでしたが、今日もリタイア組がほとんど出ることなく最終日を終えることができたのは何よりでした。
 午前中は「やすこ先生」がイニシアティブを取る形で、バラエティーランを中心としたウォーミングアップを兼ねたトレーニングを実施、出来るだけ皆で声を出すようなメニューを増やして、全体の雰囲気を盛り上げてもらいました。その後は、一通りアップをしてから、ゲーム練習に入りました。悲喜交々の状況ではありましたが、それぞれに改めて課題も再認識したことと思います。

 午後のスタートでは、米倉コーチが疲れのたまった選手達に遊び心あふれるアプローチでユニークなウォーミングアップ。おもしろネタの「監督賞」も出ました。その後は、午前中の試合で抽出された課題に基づき、シングルス組・ダブルス組に分かれて、前者を米倉コーチが、後者をラケットショップフジの吉田コーチが、担当する形で、練習を進めました。今日は敢えて監督がフィードをするコートを作らずに、監督は全体を見て歩きました。特に若葉に向けて5年生ダブルス陣を中心に更に強化が出来ているかどうかも確認をしたかったからです。まだまだ頼りないところもありますが、練習を重ねる内に、強度の強い球でディフェンスから攻撃に移ろうとする姿勢も見え始めたのは収穫だったと思います。残りのコートではひたすらシングルスのパターン系練習を攻守に分けた形で進めましたが、ラリーの続くコートがあった一方で、「本気度」の低さの目立つコートもあり、思った以上に充実したラストの練習にはならなかったところもありました。本当に残念なところです。

 しかし、どの先生もゲーム後のアドバイスも含めて、本当に熱心にご指導をして下さいました。もちろん、学年や意識も異なり、取り組みにはコート間で格差があったことに加えて、疲れも手伝って、なかなかベストパフォーマンスが出せないコートもありましたが、最後の最後のゲームでは、多くの選手がそれぞれ前向きに取り組んでいるように見受けられました。
 午後の前半、本気でゲームを戦っていない者には監督以外の先生方からも檄が飛ばされ、そのお蔭で緊張感を持って進めることを促されていました。具体的な技術課題を持って、それに基づいて先生が次の試合に向けて動機付けをしてくれていたグループもありました。

 合宿の最終日の若葉を直前に控えた練習で、このようなゲーム練習を実施して、もう一度、切れかかった緊張感を取り戻せたメンバーは良かったと思います。しかし、そうでないメンバーがいたのも確かです。無論のこと、駄目なところに目をつぶって自己満足の練習を繰り返したとしても、決して大きく羽ばたけることにはなりません。それを認めたうえで、さらに改めて個人個人がひたむきに取り組むことで、結果的に全体も盛り上がっていくということが肝心です。そういう自覚を促す保護者や先生方の思いも届いたのか、子供達も最後の方のゲームでは、声も良く出てきて質の高いゲームの行われたコートがたくさんありました。最終日が平日であったにもかかわらず、大人の指導者の数も確保できたことで、保護者のサポートも含めて、非常に充実した練習をすることができました。
 そして、今日のそうした質の高いゲーム練習では、神奈川や岩手や山梨や岐阜などから参加した素晴らしい選手たちが一緒に汗をながすことで、小平に更に刺激を与えてくれました。なかなか勝利を手にできなかったことも、今後の試合の厳しさを知る上では、またとないリハーサルにもなったかも知れません。

 午前も午後もゲーム練習は試合数は兎も角も、少なくとも時間的にはたっぷり出来ました。そして、内容を見ても、今回参加してくれた他県の選手達との試合も含めて、競り合いも多く、試合数はそれほど多くない選手もあったかも知れませんが、それぞれ本当にがんばっていました。上達が文字通り目に見えるような選手もたくさんいたのです。
 試合内容は、若葉に向けてすばらしい成果を挙げた選手、Cでも目を見張るような向上を見せた選手、まだまだ悔しさの残った選手、帰京後に課題を残した選手などなど、悲喜こもごもでしたが、最後に良いアドバイスをそれぞれが手にできたとすれば、それはまたとない有難いことだったと思います。そして、若葉までは明日を含めてまだ2回の練習があります。監督としては、選手とともに、これからの仕上げの練習で気持ちも身体もしっかりと作って、挑戦者としての心を決して忘れずに、京都に乗り込みたいと思います。選手も全力を挙げて取り組もう
 ABCに出場する選手もここからが正念場です。いよいよ組み合わせも発表されました。全国のライバルたちに臆することなく立ち向かうためにも、今後の練習が肝心です。
 そして、ABの選手に加え、多くのCの選手も出場する全国大会予選。のほほんとしていると1か月はあっという間に過ぎますが、自覚的に取り組めば本当にたくさんのことが身に付けられます。それぞれがそれぞれの目標に向かって邁進してほしいと心から願わずにはいられません。

 最後になりましたが毎年のことながら、合宿に物心両面にわたり多大なご協力をいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。チームとしてはバドミントン以外の部分で叱責を受けるようなレベルの低い状態が続いてしまったり、生活面での約束事がしっかり果たせなかったりするなど、まだまだ精神的に未熟な選手も少なくない中で、重ね重ねのご尽力を本当に有難うございました。特に合宿を直接サポートいただいた保護者の方々、選手ともどもお疲れ様でした。合宿は選手生命にかかわるような大きなけが人や多数の病人を出すことなく終了できましたが、本当に大切なのはむしろこれからだとも言えます。東京でお子様の帰りを待たれていた保護者の方は、既に合宿の様子を一人ひとりの選手たちの口からおききいただいたかと思います。兎も角も大きな怪我や事故がなかったことは何よりです。ただ、満足いく合宿だった選手もそうでない選手も、安心したり下を向いている暇はありません。帰京後が大切なのはいつも同じです。保護者の皆様、明日以降も引き続きお子様とチームのサポートを宜しくお願いいたします

 また、本日は本来、監督も解散場所でご挨拶すべき所を監督自身の自己管理不徹底により直接赴くことが出来ませんでした。保護者の皆様、ご容赦下さい。

 さあ、いよいよ若葉が目前です。メンバーは無論のこと、他の選手も含めて、ただ頑張るだけの選手ではなく、さまざまな意味で本当に「強い」選手になるためにも「振り返り」をしつつ、目の前にある夢に向かって進んでいけるよう努力を重ねていこう

 そのとき、「夢」は具体的な「目標」となり、やがて「現実」のものとなるのです 「記憶力」「継続力」「想像力」を「三種の神器」として…。


夏季トレーニングキャンプ第3日

2018年07月23日 23時01分08秒 | 合宿

 例年より1日短い4日間の夏合宿もいよいよ大詰め。今日で合宿3日目が終了しました。今日は神奈川からも新しく7名が参加してくれました。

 朝の集合では再び大善寺の境内で汗を流しました。東側の坂を下り、今日は階段を昇らずに西側を回って本堂まで戻ってくると、一周600メートルくらいでしたので、多人数で回るのには少し狭かったのですが、西側の「心臓破りの坂」を登板するランニングを実施しました。
 体操の後は朝食前にAは4周、Bは3周、Cは2周をそれぞれが走りました。今年はこの気温なので6㎞走も断念せざるを得ない状況となったので、朝の内に少ししっかり走らせたいと思っていたのですが、残念ながら、「心臓破りの坂」では最上級生の6年生で歩いているような者もあり、監督としてはガッカリでした。きつそうな中で頑張った者もありましたが、全員が心の底から「頑張った」と胸を張って言えなかったのは、この時期に反省すべき点です。今一度、誰のために苦しい練習を乗り越えようとしているのかを肝に銘じてほしいと思います。

 午前中はウォーミングアップの後で、例年実施しているトレーニングも断念して、少しでも涼しくフレッシュな内に、とすぐにゲーム練習に入りました。米倉コーチにも巡回しながら、ポイントポイントをアドバイスしていただきました。彼女は涼しいところで涼むこともなく、常にコート間を巡回し声をかけてくれます。選手にはなかなかそのありがたみが伝わりませんが、なかなか普通は機会のないことです。そういう素晴らしいコーチに生きたアドバイスをもらえること…それをこれからは小平の「強味」にして、今まで以上に生かしていきたいものです。

 その後、午後は、コート別に分かれて練習を行いましたが、この段階で今年は昨年と異なり、リタイアした者もあり、それが皆無だった昨年とは異なる状況になってしまいました。ただ、直前にバタバタいなくなったわけではないので、そのおかげで割り振りに困るようなことはありませんでした。

 さて、スタッフの絶対数は月曜日ということもあって減少するかと思いきや、今日も豪華キャストでした。特にABのダブルス組は、5人ずつを③コートに分割して、米倉コーチの指導の下、集中的な練習を実施することが出来ました。スタッフは他県から参加して頂いたチームの指導者も含めてお願いをして、各コートに1名ずつは入っていただくことが出来ました。スタッフのフィードする連続性を課題としたオフェンスのノックに対して、ディフェンスの選手も入れて、バックハンドからセンターを狙って球を戻す練習を中心として、集中的にやってもらったのですが、まだまだこの時期になっても意識の低い者が目立ち、米倉コーチから厳しい指摘を受ける者が続出でした。合宿後半に入っても課題は山積みです…。

 シングルス組は5面を使用。山梨の輿石先生を筆頭に、こちらでも各コートに1名ずつはスタッフに入ってもらうことが出来、監督が午前中の試合から抽出した課題を各コーチに伝え、それぞれにイニシアティブを取っていただいて、練習を進めました。今日は、監督も全体を巡回するのではなく、セカンドコートに入り、ノック練習で追い込むことが出来ました。Cグルーブは「やすこ先生」の指示で、午前中、少しながめに練習をしました。皆さんの協力のお陰で、そのグループの選手もしっかりと練習に取り組むことが出来ました。
 ただ皮肉なことではありますが、怪我で離脱した者を除くと、その後はリタイアがほとんど出なかったお陰で、コートに残っている選手が例年に比べて大人数で、特にCグループは工夫しないとワーク&レストが下がらざるを得ず、昼休みをずらすという方法をとりました。若葉前ということもあって、試合前の選手達にはコーチ陣の手厚い指導を受けることが出来るように配慮もしました。面担当を決めて、あとはそれぞれのコーチのサポートに従って単複別の課題に取り組むという形式で、約60分を集中して実施することが出来ました。
 Cのコートを含めて、それぞれがグループごとの課題別の練習に取り組みましたが、まだまだ克服課題は残るとはいえ、少なくとも自分の課題の意識はできたように思います。「岩佐コーチ」「江口コーチ」をはじめとする県外の指導者の皆さまも、ご協力をありがとうございました

 午後の後半はそれを受けて、再びゲーム練習に入りました。これは個人差が大きかったように思います。午後の前半の練習の成果が出て、納得のいくゲームをした者もあれば、ダブルスでもシングルスでも精神的なバテが出たのか、もっともっと元気一杯のプレーをしてほしいという選手もいました。特に若葉を目前に控えた男女それぞれのメンバーは、頭が疲れるくらい頭を使ってほしい。6年女子のダブルスはもちろんですが、「のえる・かのん・ひめ・えま」も、まだまだ「仕上がり」などと言える状況ではありません。戦略的には企業秘密の部分もありますが、姑息な手段で切り抜けるのではなく、正々堂々と勝ち抜ける小平であってほしいと思います。「あかり・ひめ」のシングルス組はまずまずですが、上級生に勝とうと思えば、「えま」はもう少しというところで結果が出せていません。特に他県の強豪を相手に戦う場合、もっともっと頭を使うことを徹底しなければ、なかなか勝利を手にすることは出来ません。もし、女子チームが去年以上の結果である全国での「てっぺん」を目指すのであれば、もっともっと闘う気持ちを持たなければ、とてもとても若葉でもABCでも勝利は簡単には手にできません。ただ、流石に「トレーニングには参加せず、ゲーム練習だけやる」などという選手は誰もなく、その点はチームとしては良いのかもしれませんが、勝負に対する「気概」はまだまだです。男子は6年に敢えて今一度、というよりは本当の意味での「奮起」を促したいと思います。オーダーは企業秘密で明かせませんが、このままでは5年生以下の下級生のがんばりが若葉の命運を握ってしまうことになりかねません。もちろん、4年のシングルスも5年のダブルスもまだまだ頼りになるわけではありません。「かいと」が進境著しいとはいえ、まだまだ全国でトップに立つレベルには立てていないのが現状です。これからまだまだ伸びて行くにしても、女子だけでなく男子の6年生は、まだまだチームを引っ張っていくようになっていないのが現実です。明日こそ明るい見通しの見えるゲーム練習にしてもらいたいと心から願っています。
 このような状態でしたので、今日も6㎞ランニングは、引き続き休ませて、オーバーワークになったり、ここで故障をしたりしないように、自家用車に分乗して宿に戻ることにしました。足の痛みが出たりしている者もあるようです。しっかりとケアをして合宿目標を発表していない者が全員発表を終えたので、監督が少し話した後はすぐにミーティングも切り上げました。全員でストレッチの時間を設けた昨晩よりも短かったかも知れません。ただそれでも、どうしても時間は不足しがちです。特に上級生は意識を高く持って、自身のケアに余念のないようにしてもらいたいと思います。


 さあ、合宿もいよいよ最終日を残すのみとなりました。
 何とか合宿中に若葉へ向けてはもちろんのこと、ABCに向けても夏の諸大会に向けても、何か一つ自信を付けて帰ることが出来るようにして欲しい。
 最終日の明日は、他県の強豪を相手に、あるいはチーム内のライバルを相手に、前半から再びゲーム練習を行っていく予定です。いよいよこの合宿の総仕上げです。悔いのない取り組みを心から期待しています。

 合宿の中身のできばえとしては決して楽観を許さない状況ではありますが、その一方で、ミーティングの子供達の発表のレベルは嬉しいことに向上しているように思います。他県の選手のみんなも考えて発表している選手ばかりでした。
 
 さあ、小平の選手も合宿最後の仕上げ
 今日の夜の最終ミーティングで増田先生からいただいた言葉のひとつひとつも噛みしめて、明日の練習に臨もう

 そして、監督の話した「無駄に思えることに取り組める自分」を目指すことを忘れずに、素晴らしい合宿の締めくくりにしよう

 

夏季トレーニングキャンプ第1日

2018年07月21日 23時56分18秒 | 合宿

 既に墓参に足を運ばれた方もあると聞いていますが、毎年この時期になると先代の藤川先生を思い起こします。会長を失ってからもう6年。確かに繁忙期ではありますが、仕事にかまけて命日の墓参すらままなりませんでしたが、毎年、合宿のスタートには身の引き締まる思いがします。もうチームの中には会長の存在すら知らない保護者や子供達の方が多数派です。それでも節目節目に藤川先生の小平ジュニアを中心とした功績を想起させられます…。

 さて、チームとしては一昨年全国優勝の男子が第二代表とはいえ何とか若葉の出場を果たし、あわせて女子も見事に東京都での連覇を飾り、そして、ABC大会予選では男女それぞれ1つずつのカテゴリーで優勝を飾ることができ、推薦を含めて3名の戦士が久々の八代での大会に駒を進めました。更に男子も女子も、その後の全国大会予選で上位進出を目指していこうと、本日より夏季トレーニングキャンプがスタートしました。

 今回は初日、ヨネックスから土井コーチ、ラケットショップフジから山口コーチのサポートを受けることができ、土曜日ということもあってか、それ以外にも多くの保護者のサポートを得ることができました。
 さて、若葉の日程に合わせて、この合宿は今年はいつもより短い4日間の日程での実施です。定宿の大善寺はリニューアルオープン3年目 美しい食堂で、お借りしているメイン体育館も8面あり、この土日にはもうひとつ体育館が使える見通しも立って、酷暑を除けば環境としては本当に整っていると思います。

 そんな中での初日で、体育館への到着は十時すぎ、というわけで、今年も昨年よりも土曜日で到着が遅れたので、午前中は若干短めではありましたが、既に土井コーチも来てくださっていたので、しっかり練習が出来ました。

 まずはミーティングで合宿の目的を再確認。

1.男女とも若葉カップ優勝に向けて団体メンバーを強化する。

2.男女ABC大会優勝・入賞に向けて3名の代表メンバーを強化する。

3.男女全国小学生大会東京都予選突破に向けて出場メンバーを強化する。

4.Cグループを中心とした次世代の金の卵の底上げを図る。

5.日頃出来ない他県との交流を通して全ての世代で切磋琢磨する。

 そして、具体的な目標についても話しました。

1.挨拶をしっかりする・時間を守る・行動を機敏にする・等々、プレー以前の基本的生活習慣をしっかり身につける。

2.声をしっかり出して、合宿から「チャレンジする姿勢」を様々な場面で発揮して、「ピンチに強い選手」を目指す。

3.技術的には、攻守にわたってパワーポジションを徹底し、軸を意識した身体の使い方が常にコート内で出来るようにする。

4.戦術的ディマンドの前提となるラケットワーク、更にその元ともなるグリップの自由度を確保できるよう指の使い方まで意識する。

5.心技体すべてにわたって、日本一を目指すチームの一員としての矜持を持つ。はじめとする

 もちろん、噛みくだいてダイジェストでではありますが、5つの目的5つの目標を設定して、子ども達にはその中から重要度の高い点をピックアップして伝えました。これは、実はこの三年間目標としては、ほぼ同じものです。ただ、決して手を抜いたのではなく、今夏、成果を上げるためには、いつも以上に必死になる必要があり、どれも欠くべからざるものだと考えたのです。

 その後、午前中はランニングからスタート。バス移動で硬くなった身体をほぐす意味で酷暑ということもあって、少しアップとしては短めの10分走。体操は動的ストレッチを入念に行いました。

  合宿導入では身体の使い方や心拍をあげて適応するためのトレーニングをすることが多かったのですが、土井コーチの滞在予定もあったので、すぐに基本練習に入りました。

 今日のテーマはディフェンス。サイドからフロント、サイドからリアと、ヒッティングエリアを変えながら、ポジショニングを意識した練習を行いました。

 ノックではなかったので、スピード系の練習ではなく、むしろひとつひとつの動きや課題を点検しながら、基本に忠実にシャトルをコントロールすることに主眼を置きました。

 中心軸を意識したり、顔を傾けないようにしたり、手打ちにならないように心掛けたり、膝を意識したり、ポイントを提示しながら進めました。

 土井コーチのデモンストレーションを見ることでイメージを膨らませ、行いました。ひとりひとりの時間は短かったのですが、集中してラリーを切らないことを意識しました。これで午前中の練習を終了して昼食をとり、午後は13時半からのスタートとしました。

 ここでは、土井コーチ・山口コーチをはじめとするコーチ陣と午前中の練習について昼休みに少し振り返りを行い、プログラムを検討。

 アップは体操で短時間に行い、若葉カップに備えて、単複に分かれて、各コート、各コーチの指導の下、課題を設定した上で、練習を実施しました。

 しっかりと課題に取り組むために予定よりも少し多くの時間を割くこととなりましたが、目に見える変化が現れ始めた選手もありました。

 これで初日の練習を終了し、3時からはゲーム練習に入りました。


 かなり日中は気温が高く、バテ気味の選手もありましたし、何より熱中症が怖かったので、恒例の6㎞マラソンはやむを得ず中止にしました。大善寺の合宿では夜練習が出来ません。コンディションとしては相対的にオーバーワークになりにくいこともあって、むしろ良いことかもしれません。今日は、夜、座禅もあったので、気持ちも引き締まったことと思います。


 合宿初日から怪我や故障でリタイアしている者はありませんでしたが、暑さにやられた選手は出ていました。この後もできる限りコンディションを整えて有意義な合宿にしてほしいと思います。

 2日目以降も、ひとりひとりが心を込めて練習に取り組み、明日はよりすばらしい合宿2日目にしましょう


トレーニングキャンプ前夜

2018年07月20日 18時08分31秒 | あれこれ

 いよいよ明日から久々に男女揃っての若葉カップを始めとする夏の各種大会に向けての合宿がスタートします。
 トレーナーは今回帯同が叶いませんでしたが、監督・コーチを始めとするチームスタッフのサポートはもとより、保護者のサポートも相俟って、少しでも選手達が成長してくれることを期待しています。
 選手達も、それに応えるべく最善を尽くしてほしいと思います。

 いつもいつも思うことですが、コーチ陣や保護者も含めて、周囲がどんなにがんばったとしても、主役の選手である君たちが、しっかりとこの合宿に向き合っていかなければ、いい合宿になるはずはありません そこが一番肝心要のところです そういう意味では、長年、チームを預かってきた監督としては、まだまだ物足りない思いがあります。この合宿が勝負だと思います

 今回も東京以外のかなり遠隔地からの参加選手がいたり、メーカーの方も含めて、サポートしてくれる多くのスタッフがいてくださったりします。こうした全ての方々への感謝の気持ちを忘れずに、皆の力ですばらしい合宿にしよう
 それが君たちをサポートしてくれている全ての人々に対する「恩返し」でもあるはずだからです

 関東オープンダブルスやチャレンジトーナメント等、合宿前の大会で弾みをつけられた人も、そうでない人も、夏はいよいよこれからが本番です
 
 ABの選手もCの選手も、また、男子も女子も、そして究極的には個人個人で、それぞれの目標があるはずですね。
 それを明確にした方が「頑張り」もきくはずです。しおりの準備も出来ていることと思います。
 ひとりひとりが具体的な目標を持って合宿に参加してくれることを心から期待しています

 特に、今年は若葉の日程の関係で合宿が4日間の日程で行われます。しかも、ここ連日の猛暑…というよりも酷暑は、熱中症の危険と常に隣り合わせです。それぞれが、気構えを持って臨まなければ、体調を崩してしまったり、逆に何となくの内に終わってしまいかねません。例年以上に気を引き締めて臨もう