小平ジュニアバドミントンクラブ

バドミントンの練習を通じて様々な経験を積んでいこう

関東大会前夜

2024年10月18日 22時54分35秒 | 練習風景

昨日は関東大会前最後の練習でした。
いつもは特練で使う国分寺第四中学校で4面を使ってゲームを、2面を使って練習をしました。A+関東大会出場メンバーで約2時間半の練習に汗を流しました。
仕事の忙しい中、保護者の方たちも足を運んでくれてサポートしてくださいました。
それぞれ緊張感に包まれていたのかも知れませんが、皆まだまだ元気の足りない感じでもっともっと明るい表情で練習に取り組んで欲しかったというのが正直なところですが、本番ではやってくれるに違いありません もちろん、試合前に思い通りにいったりしないのはいつものことで、緊張感と相まって思い切りの良いプレーが出来ないメンバーも少なくなく、当然のことながら、悲喜交々ではありましたが、それでもいつも通りやろうとはしていたのかも知れません。今年の関東大会は水戸での開催で、比較的遠いことから前泊のメンバーが多かったので、前日の集合練習は行いませんでした。今晩は力を蓄積して、明日はいつも以上に懸命にシャトルを追いかけ、何としても初日を勝ち抜いて貰いたいと思います
シングルスのふたりは、まずは明日を勝ち抜くべく本当に全力で、
ダブルスの面々も、まずは明日を勝ち抜くべく本当に全力で、
上手くいかないことに表情を曇らせる者もありましたが、気を取り直して明日のプレーに立ち向かって欲しいと思います
同じ種目の者同士がゲームに入るのが基本ですから、本当に全力でやることは当たり前ですが、それをやること自体がなかなか難しい…。
良いプレーもある一方で、上手くいかないプレーがあるのも当然で、それを受け止める姿勢と、次につなげる工夫こそが大切です。そういう意味で、もう床についているだろう皆が、前日の今晩、リラックスしてくれていれば、明日の本番の試合の全力に繋がっていく気がしています。

東京都の予選以来、関東大会を目指して、それぞれが練習に励んできました

コロナ禍を終えて、別の感染症の不安もよぎりますが、昨年同様に完全フリーでの入館です。リリーアリーナでは開会式も開かれます。監督だけでなく、米倉コーチ・やすこ先生・そして多くの保護者や卒業生など応援も含めてスタッフは皆入館可能です。保護者も制限がなくなり応援もできます。完全にコロナ前の状況に戻って、その中でその状況をいかに最大限生かすかも問われると思います。
ともかくもメンバー一人一人の『全力』での「挑戦」を監督達も精一杯サポートしたいと思います。

何があっても絶対に諦めることなく、最後の最後までシャトルを追いかければ、そこから何かが始まります
今までの練習に懸命に取り組んできた「自分自身」を信じて、そして、一緒に練習してきた仲間・partnerを信じて、明日のコートに立って欲しいと心から願います

昨日の練習では元気のなかったメンバーも、明日はそれを振り払うような生き生きとしたプレーで目標に向けてのチャレンジをやってくれると確信しています

「勝ちたい」のは当然ですが、まずはひとりひとりがこれまでやってきた「自分のプレー」「自分の強み」「自分らしさ」を最大限発揮することに全神経を集中して、「明るさ」を忘れることなくプレーしてもらいたいと思います

保護者のみなさん たとえ練習前に不安を抱えていたメンバーでも、それと戦い乗り越えようとする子供達の力を信じて、精一杯のエールを送ってあげてください
私たちも彼らの「全力」に負けないようにサポートしたいと思います

まずは全員が初日を勝ち抜くことを目標に
そして、ひとりでも多くのメンバーが、神戸行きの切符を掴めるように
その実現に向けての明日関東大会初日のみんなの活躍を心から楽しみにして、今夜は筆を置きたいと思います。


関東ダブルス組は基本練習に立ち返る

2024年10月07日 22時01分46秒 | 練習風景

今日は監督が仕事の関係で遅れて到着することになりましたが、フジの市川コーチがスタートからいてくれたので、小平4小での関東ダブルス組の練習は恙なくスタート出来ました。加えて、今日はこの会場にちから先生も来てくださったので、こども達にノックを上げて貰ったり、パターンでは檄を飛ばしていただきました。
スタートから今日はダブルスを意識したストローク系の対人練習を行ったのですが、いざ、基本的なパターンに立ち返ってみると、しっかりと出来ていないことが露呈されます。確かに関東大会まで時間が限られてはいるのですが、基本練習に時間を費やしてみると、やはりゲーム練習だけではなく、今日のような基本をみっちり行うことも大切であることを再認識させられます。
パターンは至極シンプルで、低空戦ではなく、大きい展開を強いられたり、コートを広く使われたときの対策にもなる練習でしたが、やはり男子の4年生ペアはディープショットに課題山積であることがよくわかります。試合では、そこをこじ開けられないように展開したいのですが、それでも全くディープショット抜きでダブルスをやるのは不可能です。
簡単に言えば、

クリアーをしっかり上げること
スマッシュを奥にも戻せるようにしておくこと
クリアーを打たれたときに置きにいくのではなく、スマッシュを打てるようにすること

こうしたことが、今日のメインテーマでした。
もちろん、まだまだ徹底は出来ていませんが、この時期にやれて良かったと思います。
必ずしも4年の男子だけでなく、全てのカテゴリーに必要な要素だと思うからです。
その上で、ここのところパターンで良くやっている作戦を遂行していけば、ゲームでの得点率も上がるし、失点率を抑えることも出来ると思います。

水曜日は米倉コーチがダブルスを担当する予定ですので、そこでどんな意図でどんなことをやったかを説明できるような選手であって欲しいと思います。


いよいよ関東大会組み合わせも発表!!

2024年10月06日 23時00分59秒 | 練習風景

昨日でいよいよ関東大会まで二週間となった今日、組み合わせも発表となり、いよいよ臨戦態勢に入りました。
午前中は小平10小でBが、午後は小平12小でAが練習に汗を流しました。
まだまだ勝ちたい気持ちが空回りして、冷静さを保てない者がいたり、わざと様々な形でプレッシャーを掛けてくるhittingpartnerに自分のペースをかき乱されてしまったり…課題は山積しており、予断を許せる状況ではありませんでしたが、否応なしに緊張感にさらされて、「やらなくっちゃ」という危機感を持った者は少なからずいたと思います。

午前中のBの練習では、関東組以外の選手にも緊張感がある者がいて、ゲーム練習では、今まで勝っていない相手に初めての勝利をあげるなどの下克上もありました。チームとしては相手にも刺激があるはずで、むしろ喜ばしいことだと思います。
初めて負けた方は、ガッカリしたりもしていましたが、次再び勝利するためには何が必要なのかを考えさせられたわけで、これもまた成長のチャンスだと思います。Bの中には来週に小平の市民戦に出場する者もいるので、そうしたメンバーも含めて、それぞれの目標に向けて歩みを進めて貰いたいと思います。

その一方で、Aにいながらも、まだまだ自立出来ない選手もいました。周囲が関東大会モードになっている中で、緊張感に欠ける行動がコーチから指摘されたり、不甲斐ない自身のプレーに試合中にも関わらず涙したり、残念なこともありました。
ただ、その一方で、hittingpartnerの先生方にチャレンジングな態度で挑み続けて、接戦を勝利した選手もありました。こうした諦めないプレーを見ると、監督としても嬉しくなるし、他のメンバーにもそれを見て何かを感じて貰いたいと思っています。
自分には無理だ…と思っていたり、ましてやそれを口にしたりすれば、プレーは萎んでいく一方ですし、ミスにもブレーキが掛けられなくなってしまいます。本当に勝ちたいと口にするのであれば、それに相応しい行動選択をしていかねばならないでしょう。
全国を目指す試合では、きれい事だけでは勝利出来ないのが現実です。ある時は気持ちで審判すら味方に付けねばならない場面もあるかも知れません。ルールすれすれのことで切り抜けなければ勝ちきれない局面もあるでしょう。様々な形での相手の「仕掛け」に対しても、それに飲み込まれないような「図太さ」も必要です。スポーツマンシップは絶対ですし、フェアプレーは不可欠です。でも、勝利に賭ける執念だけは譲ってはなりません。

大会まで二週間を切った今、これからでも出来ることに目を向けて、毎日毎日の取り組みにおける「貪欲さ」を忘れないで欲しいと思います。
監督自身も、無償で君たちを全面的にサポートする保護者と共に、大会まで改めて全力でsupportを続けたいと思います
主役の君たち自身も、悔いのない準備をしてもらいたい願います


関東予選ダブルスの部

2024年09月14日 23時42分05秒 | 試合結果

 今日は、先週に引き続き関東大会予選でした。先週がシングルス予選、今日がダブルス予選でした。
 小平ジュニアとしては、今年度もかなり多数の選手がダブルスの予選に回っていたので、ずっとどこかのコートには小平ジュニアの選手が入っている、というような状況でしたが、それでも、米倉コーチを筆頭に数多くの保護者のサポートがあったので、ベンチが全く不在になってしまうというような状況は避けることができました。

 結果は、

6年女子…「ゆいは・あい」優勝
5年男子…「たける・そうた」優勝
5年女子…「むつみ・まなみ」第3位
4年男子…「しょうま・まお」第3位・「れい・しょう」第4位
4年女子…「さき・りんか」準優勝でした。
 これ以外にも、下級生達が奮闘しましたが、残念ながら関東大会には届きませんでした
 でも、これからに向けてたくさんの課題も見つけられたので、収穫のあった大会であったと思います

 まずは、関東大会進出を果たした12名のメンバーに改めて拍手を送りたいと思います
 本当におめでとう
 ただ、その一方で、はたから見れば、これだけの結果ですごいと思われるかも知れませんが、欲張りな監督は、そもそもエントリーのなかった6年男子以外のカテゴリーでは『4つのカテゴリーで優勝を果たす』を目標として掲げていたので、6年を除く女子の結果は残念でなりません。もちろん、一番悔しいのは選手自身に決まっているのですが、若葉でも頼りにしていた5年生の女子ペアがライバルチームに敗戦を喫したことは監督としても重く受け止めたいと思います。
 監督自身にどこかスキはなかったか?
 本当に為すべきことを果たしてきたか?
 ピンチに踏ん張れる信頼関係を築けていたか?
 技術的課題への取り組みに甘さはなかったか?
 選手が自信を持てる声かけを継続できたか?
…何年やってきても、敗戦からは本当に考えさせられることが多いです。
 ただ、後ろを見ていても前には進めません
 5年女子のみならず、関東大会に出場した全てのペアは次の戦いがもう始まっています。
 恐らく、関東大会予選は東京都が最も遅かったのではないかと思います。だとすれば、他県の選手はもう次のSTEPへ向けてスタートを切っていることになります。関東大会まで約1ヶ月半…。課題は山積していますが、改めて取り組み直す時間も与えられました
 早速、明日から再スタートです。関東大会に進出したメンバーはもちろんのこと、惜しくもそれを逃したメンバーも再スタートです。関東に進出したメンバーに勝るとも劣らない高いモチベーションがあれば、次のチャンスをものにすることが出来るでしょう

 夏休みは既に終わりを告げていますが、これで夏の大会も一段落しました。それぞれがしっかりと「振り返り」を行って、チームとしては

「ひとりでも、ひとくみでも、多くのメンバーが神戸へ行こう

を合い言葉に、10月下旬の決戦に向けて準備を進めていきましょう
 冬の神戸が、小平の戦士達が来るのを待っている

 最後になりましたが、本日も、本当に多くのサポートを頂きました。監督以外のサポートスタッフにも、大切な試合をいくつも支えて頂きました。観客席では仲間のみならず、保護者の方々も盛大な拍手で選手を後押ししてくださいました。
 今後も物心両面で支えて頂くことになりますが、引き続き宜しくお願い致します。本日は有り難うございました


関東予選ダブルス前夜

2024年09月13日 21時08分36秒 | 練習風景

 今日は、A+明日のダブルス予選参加メンバーで、小平市中央公園体育館での練習でした。
 早い時間のスタートだったので、遅れて到着するメンバーもありましたが、結果的にはそれほどの遅れにはならず、主要なメンバーは1ペアを除き、ほぼ全員が揃うことが出来ました
 元々、比較的短い時間の練習で、試合の前日ということもあり、比較的早い時間に上がる練習だったのですが、ルーティンのUPをやって、ストロークの代わりにノックで準備をするだけで、それなりの時間はかかりましたが、ただ、それでも、一人一試合は全員がコートに入ることが出来たのは良かったと思います

 肝心の仕上がりの方ですが、昨日の特練に引き続き、まだまだプレッシャーや思うように調子が上がってこないこととの戦いが続いている様子がうかがえました。監督も限られた時間の中でできる限り多くの選手に声かけが出来るように努力しました。某かの形で、明日試合に臨むメンバーには全員に声を掛けられたと思います。また、平日であるにも関わらず今日は多くの保護者がサポートにかけつけてくれて、それぞれ自分の子供だけではなく、メンバーに声を掛けてくれたのは助かりました。
 選手の調子も、『絶好調』とは言い切れませんが、昨日の練習と比較しても次第によいプレーが増えてきたり、ペアや監督やコーチとコミュニケーションが次第に取れるようになったりと、大なり小なり進歩がうかがえました
 試合を明日に控えて、気になる点については個々に伝えることも出来ました。ここへきて、改めて共通して言えるのはサービス周りの重要性です。ダブルスの平均ラリー時間はそれほど長いものではありません。だからこそ短時間のラリーを「もの」に出来ているかどうか、即ち3打目や4打目をコントロール出来ているか否かが勝敗を分けるのです。そして、長いラリーに入ったら、決して恐れることなく、オフェンスでもディフェンスでも前に出ながらプレーをする姿勢が重要です。また、企業秘密?ですが、ここのところ「こういう展開に持って行こう!」と授けられた「作戦」を実行することも大切です。そのためには相手の攻撃を怖がってはいけません。怖がるとレシーブでは左足が引けてお尻も引けてラケットも引けてしまいます。攻撃的なディフェンスをして、作戦を遂行するためには左足を引かずお尻を引かずラケットを引かないことです。今日の練習では、まだまだの下学年もいましたが、後半、これが随分修正できた姿も実際に見ました。明日の試合でも、これを実現するためには、実は最後に伝えた『気持ち』の問題がとても大きい…。「不安」がくっついていると身体も引けてくるのは当然の事理でしょう。自らに対する「期待」が大きければ、声かけは自身にもpartnerにも明るく前向きになれるポジティブな言葉が選ばれるものです。失敗すれば誰もが次は今よりもよいプレーをしたいと望むはずですから、ペア同士の声かけは、それを忘れなければ必ず上手くいきます。実際、今日の練習でもそういう声かけの出来ているペアがありました。

 明日の試合はそれぞれが今日以上に良くなることを期待しています
 ただ、だからこそ、ひとりひとりには試合の前にもう一度ペアと約束事を確認したり、今までやってきたことを振り返ってチェックしたり、悪いときにこそ力を合わせて乗り切る気持ちを共有したりして欲しいと切に願います

 オンコートでの練習の終わった今、出来ることは…

 出来る限り早くしっかりと夕食を取ること
 出来る限り今晩はリラックスすること
 出来る限り早く床につき睡眠時間を確保すること
 明日の朝、会場に着いたらスイッチを入れること

です。メンバーはこの時間は既に深い眠りに就いている人も居るかも知れませんね。
 明日、会場に到着してからでも遅くはありません。
 約束事の確認・やってきたことの振り返り・力を合わせて挑む気持ちの共有
 これらをやって、試合に臨みましょう

 今まで練習を重ねてきた自分自身を信じること
 共に力を合わせて取り組んで来た自分のペアを信じること
 全力でサポートを続けるスタッフや保護者の支えを信じること

 昨年同様に、三つの『信』があれば、どんなピンチも乗り越えていけます
 出場する選手はそれぞれが優勝を目指して関東に行こう
 まずは一戦必勝の気持ちでベスト4に向けてチャレンジしよう

 スタッフも全力でサポートする所存ですので、保護者の皆様も、ベンチや審判、応援、後方支援、等々、様々な形があると思いますが、可能な限りのサポートを明日は宜しくお願い致します

 不安を寄せ付けないくらいの期待を自分たちにして試合に臨もう


関東予選シングルスの部

2024年09月07日 23時40分45秒 | 試合結果

 今日は関東大会予選シングルスの部が深川スポーツセンターで行われました。
 監督が目標として掲げていた「全員で関東大会に進出する」という目標を達成することは出来ませんでしたが、それぞれのメンバーがそれぞれの目標に向けて奮闘してくれたとは思います。

 結果は…
 6年男子「こうだい」初戦敗退
 6年女子「かすみ」準優勝
 5年男子「あらた」「ちとせ」初戦敗退
 5年女子「みれい」ベスト8
 4年男子「りつき」
 4年女子「ふうか」第3位
 4年女子「ほのか」初戦敗退(棄権)

でした。関東大会進出を決めた「かすみ」「ふうか」、本当におめでとう
 全国小学生に推薦出場が決まっている「そうま」や「けんた」も含めて、次のステップへ向けての課題があると思います。これからは、その課題を具体的に認識した上で、これからの練習に取り組んで行くことが求められます。まずはしっかりと、ここまでの『振り返り』をしましょう  
 また、惜しくも関東大会への切符を掴み損ねたメンバーも、次のリベンジに向けて、新たなスタートを切りましょう  
 今回の試合については監督も自分自身の中で「振り返り」をしてみたいと思います。

 負けてしまった試合は、本人が一番悔しいのに決まっていますが、昨年度のリベンジを目指してコートに立った、5年生のシングルスのエースと言っても良い「みれい」は、残念ながら今年も関東大会の出場権を獲得することが出来ませんでした。
 練馬アドバンスの深串選手に対してチャレンジしましたが、「繋ぎ球」の精度がまだ低かったと思います。攻撃では切れのある球を相手コートに叩き込む場面も見られましたが、足を入れて厳しい球に対して強く打ち込むということは、まだまだでした。「繋ぎ球」の精度は以前から大きな課題でしたが、それを克服することは必須です。また、今までの戦いからみて、ラウンドを攻められることは想定の範囲内だったのですが、そこからクロスに逃げるのではなく、ストレートに叩き込む球も欲しかったと思います。やはり、練習で充分に克服出来ていないことは、試合でもなかなか上手くやれませんでした。もちろん、パターンを工夫したり、狙われどころを意識することで、かなり改善の余地があると思います。しかし、リアに送り込まれて半ば煽られてしまったシャトルを強く打ち込むことは、出来ないと戦法にも制限が加わってしまうでしょう。展開のバリエーションを増やすためにも、リアからのカウンタースマッシュは武器にするくらい練習を重ねたいところです。今回の敗戦にガックリするのではなく、更なる成長の肥やしにしてもらいたいと思います。試合時に自分の試合に心から集中できる「自立したプレーヤーになること」も大きな課題です。ミスをするとまだまだ観覧席や周囲を気にする場面が目立ちました。

 もう一人、広瀬選手にリベンジを果たしながらも、肝心の決勝戦で残念な試合になってしまったのが、「かすみ」です。Bの時代には東京都で優勝して全国大会の経験もあるのに、その時の決勝の相手に今日は完敗でした。あからさまに気持ちが折れたり、向かっていく姿勢や考え抜く姿勢を維持できなくなったりしたわけではありません。しかし、「かすみ」に限らず全てのメンバーに言えることですが、上手くいかなくなってからが、本当の勝負であるはずです。そこから持ち直して逆転勝ちするような強いハートを持って貰いたいと思います。そして、あくまで選手が勝負しているのは、目の前の相手とであるはずです。こんなことは改めてここに記すまでもないことなのですが、それが分かっていないのではないかと疑いたくなる選手も少なくありません。見るべきは『自分の前』にいる対戦相手であって、後ろや観客席ではないはずです。もちろん、監督やコーチのアドバイスに耳を傾ける姿勢は必要ですが、それはあくまでも「目の前の対戦相手」に勝利するための手段であるはずです。長い時間、ベンチ席のある後ろを向いたり、観客席に目を向けてしまうのは、むしろ試合に本当には「集中」していない証拠と言えるでしょう。「プレーヤーとしての自立」と言葉にしてしまえば単純で当たり前のことのように聞こえるかも知れませんが、監督自身が自戒を込めてではありますが、周囲の大人がその「自立」を妨げてしまっていることもあるのかも知れません。
 ただ、今日の「かすみ」については、決して出来そのものが悪かったわけではありません。広瀬選手との準決勝は、むしろ素晴らしい戦い方でした。しかし、決勝戦が萎んでしまいました。肝心の決勝戦で、「かすみ」がもっとアグレッシブに行くためにどういう声かけが必要だったのかを監督自身も振り返ってみたいと思います。マナー上問題があるかどうかは議論の分かれるところかも知れませんが、時に相手を睨みつけて、相手の観察だけに集中できるのが『自立』した選手だと思うのです。それが徹底して出来たならば、敗戦後も相手を讃えることが出来るはずだし、負けたことをネガティブに捉える必要もありません。なぜなら自分より強い選手こそが自分の成長のヒントを与えてくれるからです。

 もう一人の関東大会に駒を進めたメンバーは「ふうか」でした。しかしながら、関東大会に向けても不安材料の残る結果でした。今回は、たまたまタイミングが合わず、監督は一度も「ふうか」のベンチに入ることが出来ませんでした。父から後で話も聞くことが出来ましたが、「押し切る力」というのは、何時の時代にも変わらずに重要なのだなぁ…と再認識させられました。

 さて、今回の予選を通して『グッドルーザー』という言葉が再び頭に浮かんできました。
 死力を尽くした戦いの後には,相手を讃えて欲しいと思いますし、個人的には握手もすべきだと考えています。それこそが相手の健闘をリスペクトする行為だと思うからです。
 残念ながら、負けた瞬間に泣いてしまって、ろくに相手を讃えることもできない…ということが小平のみならず少なくありません。
 世界の大会を見ていても、『相手を讃えない』ということは基本的には「あり得ない」ことだと思うのです。
 来週ダブルスの試合を迎える選手には、「精一杯声を出しながら頑張ること」は当然のこととして実践して貰いたいと思います。ただし、その一方で、「相手が自らを高めてくれていること」に対する敬意も忘れてはなりません。バドミントンには相手が必要で、自分(達)だけでは成り立たないからです。

 それを小平ジュニアで改めて考え直した場合、スタッフと選手とが心の底から互いを信じ合うことが出来たのか…考えさせられてしまいました。もちろん、四六時中、子供達と行動を共にすることは出来ません。しかし、真摯な姿勢で子供達と向き合っていない限りは『選手を信じています』と言ったところで、口先だけのもの…というふうに受け取られてしまうかも知れません。

 ダブルスの予選に向けて、時間は限られていますが、まだこれからの残された準備の期間を与えられたことをプラスに捉えて、監督自身も『本気』で練習に取り組んで行きたいと思います。
 ひとりひとりが関東大会予選ダブルスの部での活躍をイメージしながら、この後の練習に取り組んで行こう

 本日は、保護者の皆様を中心に、ベンチや審判、そして応援と、様々な場面で選手のサポートを本当にありがとうございました


関東予選シングルス前夜

2024年09月06日 21時08分43秒 | 練習風景

 早いもので、夏休みも終わりを迎え、9月も一週間が経とうとしています。ただ、暦の上では秋ですが、秋とは名ばかりの猛暑が続きます。確かに朝晩僅かではありますが、風のある折には、少しだけ暑さが和らいだ感覚もありますが、日中はまだまだ熱中症のリスクとの戦いが続きます。
 そんな中、今日は関東予選シングルスの前日を迎え、夕方からA+シングルス予選に出場するメンバーで、小平市中央公園体育館において、練習を行いました。前日とは思えない元気のないスタートで、疲れも気持ちも心配されました。ゲーム練習に入っても、なかなか目の色が変わらず、むしろ不安そうな顔を方が目立ったかも知れません。もちろん、前日だからといって全員が『絶好調』と言えるように都合良くいくわけではありません。しかし、それぞれが明日の対戦相手も意識しながら、それぞれがもがき苦しみながらも勝利に繋がる道を模索してほしいと願いながら、ゲーム中に声かけをしました。
 昨日の特練の後に監督は『誰もが試合前に抱く不安から目を背けずに闘おう』という話をしましたが、なかなか上手くは行きません。漸くその姿勢が見え隠れするようになってきた頃には練習も終わりに近づいていました。皆、精神的にも肉体的にも、夏の疲れがないと言えば嘘になるような厳しいコンディションの中ではありますが、それは、どのチームでも同じことです。ここへきて、バタバタ焦っても仕方のないことですし、やるしかありません。何とか気持ちでこの予選を乗り切って欲しいと思いますし、メンバーそれぞれにはそれが出来ると信じています

 我々には『勝ち負けという結果をコントロールすること』は出来ません…しかし、ピンチに行動を変えて、そこに至るプロセスをコントロールすることは出来ます いつの時代も変わらず、最後は「元気と勢いのある方」が勝利を手に入れます。
 頭を使うことは大切ですし、勝つためには技術も戦術も求められます。しかし、最後に勝敗を分けるのは、いつも「気持ち」であることは言うまでもありません  

 恐らく多くのメンバーが目標として掲げている「まずは関東に行こう」を現実にすることは、今の東京にあっては決して簡単なことではありません。しかし、ひとりひとりがこの夏の成果を発揮すれば、決して不可能なことではありません。
 ひとりひとりに持ち味があり、それぞれの課題にも取り組んできました。ウイークポイントがどれくらい克服できたのか、ストロングポイントがどれくらい打ち出せるのか、監督自身にも不安はありますが、それでも、それを何処まで払拭してくれるのかを想像するとき、やはり明日の試合が楽しみです。

 諦めなければ道は開ける…ということを「ワタガシ」のみならず、「シダマツ」も、今回のパリオリンピックで証明してくれました。明日はシングルスですから、カテゴリーこそ異なりますが、小平の戦士達にも明日はぜひ後に続いて欲しいと思います。
 スタッフも全力でサポートしていきます
 チーム関係者の皆さんも、応援を宜しくお願い致します


小平ジュニア夏季第二次トレーニングキャンプ第2日

2024年08月18日 23時43分49秒 | 合宿

 一泊二日のトレーニングキャンプですから、本当にあっという間でした。
 ただ、その内容はかなり濃密であったと自負しています。
 今日は、スタートに近藤トレーナーをお招きして、アップからトレーニングまでを担当して頂きました。
 その内容は、姿勢をメインにした動きだしの時の身体の使い方を身につけるエクササイズで、とても大切なことの連続だったように思います。「キャッチ」という耳慣れない言葉が出てきたり、それを実践するのが難しかったりした部分はありますが、スケートウォークなどの練習は家庭でも充分に出来ると思います。実際には、取り出して意識するから却って難しくなってしまう側面もあって、競技力の高い選手の中にはそれをオンコートで無意識に実践している者もあるのかも知れません。しかしながら、理解して実践するのと、感覚的に出来てしまっていることとの間には少しく差が存在するように思います。断定はできませんが、感覚にズレが生じて上手く出来なくなったときに、理論的な裏付けや理解が伴っていれば、解決策が見つけられるように思うのです。抽象的な表現になってしまいますが、そうした予想からも、今の段階から身体的な姿勢や動きと、言語化されたロジックとの接続は重要だと考えています。それは、たとえ相手が小学生であったとしても、です。勿論、使う言葉は選ばなければなりませんが、理解の上に繰り返しが加えられれば、刷り込みが早く行われると思います。実際、今日の近藤トレーナーのアプローチは、その後の様々な練習で活用しなければならないものでした。

 さて、その後は素晴らしいゲストをお迎えすることが出来ました。
 何と、東京オリンピックで「ゆうた先輩」と男子ダブルスでペアを組んでいた遠藤選手が来てくださったのです。しかも、今回の小平ジュニアのトレーニングキャンプでは、最終日の今日、終日、support頂くことができました
 特にダブルス陣を指導する際に見せて頂いたレシーブは、あまりにも違いがありすぎて、ため息の出るような見事なレシーブでした。ただ、見とれてしまうような技術ではありましたが、具体的なポイントも幾つか教えて頂くことが出来ました
 記憶の新しい内に、しっかりとそれを繰り返して、少しでも自分のものとしてもらいたいと思います。
 勿論、シングルス陣もダブルス陣の後に指導して頂くことが出来ました。
 合宿に参加した全員というわけにはいきませんでしたが、多くのメンバーがそのプレーを目の当たりにして、とても刺激を受けたことと思います。
 そして、supportスタッフには、この特別ゲストに止まらず、同じオリンピック選手であった米倉コーチ、そして昨日に引き続いて、「増田先生」「ちから先生」、更には、本当に多くの保護者のsupportも受けながら、本当に充実した練習が出来たと思います。

 午前中の後半には、監督も遠藤特別コーチの練習内容を引き継いで、最終的には3対2で守り切れるように対人練習に移行していきました。
 まだまだイメージするプレーとは差がありますが、意識付け・動機付けは出来てきたと思います。Bクラスを除いて2日間休みが入りますが、自宅や体育館での自主練習などを通して、今回のエクササイズを必ず復習して欲しいと思います。

 その後、昼休みを挟んで、午前中のエクササイズの成果を実践で発揮すべく、ゲーム練習に取り組みました。
 「そうま」と「けんた」だけは、遠藤コーチにフルに相手をしていただきましたが、当然のこととは言え、それなりに全国でも結果を残してきた二人のプレーが、もう思わず笑ってしまうほど通用しませんでした。適当に点数は取らせてくれますが、肝心なところで普段は決め球として使っているようなショットが悉くいとも簡単にリターンされてしまいます。保護視野の方々…とりわけ母陣は、こども達以上に目がマークでした 親父ーズも食い入るように眺めている方ばかりでした。それ以外の選手も6年生を中心に、全国大会出場組や関東大会出場組は1ゲームずつ相手をして貰うことが出来たと思います。ゲームに入れなかった人も、練習を見て貰ったり、声を掛けて貰ったり、写真を撮って貰ったり、サインを書いて貰ったり…と、何らかの形でふれあうことが出来たのではないかと思います。本当に楽しい時間でした。

 さて、ゲームの内容については、関東予選を考えると、まだまだやらなければならないこと、もっともっと厳しく取り組まねばならないこと、が次々と詳らかになりました。ひとりひとりに出来るだけサジェスチョンしたつもりですが、それを取り入れられるかどうかは最後は本人次第だと思います。帰京してからの練習での更なる飛躍を期待して、今日はペンを置きたいと思います。

 合宿係を初めとするステークホルダーの皆様、お陰様で大きな事故もなく、熱中症になってしまう者もなく、無事に合宿を終えることが出来ました。改めて、感謝申し上げます
 また、中学生や高校生、大学生にもhittingpartnerになって貰うことが出来て、練習の質を確保することが出来ました  
これにも併せてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました


小平ジュニア夏季第二次トレーニングキャンプ第1日

2024年08月17日 21時44分31秒 | 合宿

 昨年はABC大会と被っていたために監督が参加出来なかった「小平ジュニア夏季第二次トレーニングキャンプ」でしたが、今年度は既にABC大会も終了しており、その大会に参加したメンバーも含めて、監督も合宿に参加することが出来ました。
 今年度は、宇都宮中央やふたごやチームジュニアのメンバーも参加してくれて、小平単独の合宿ではなく、他チームからも合流してくれる刺激ある合宿となりました。
 午前中は、米倉コーチの指導の下、トレーニングに汗を流し、その後は、ラケットショップフジから山口コーチも合流してくれて、⑵回に分割して、グループ別の練習を実施しました。9つのコートを5つのグループに分割して、サブ体育館の低学年+初心者グループの一面を除いて、各グループ2面ずつでの練習となりました。
 練習のスタートの時は声も出ず、米倉コーチのアプローチに元気のない対応だった選手達でしたが、トレーニングが開始されると少しずつ声が出始めて、グループ別練習の時間には、かなり声を掛け合う姿も見られるようになりました。
 当然のことですが、ABC大会を見ても、パリのオリンピックを見ても、元気よく声を出せない選手は勝てていません。それはもうはっきりしていると思います。確かに、スピードや技術やスタミナは一朝一夕に培えるものではなく、コツコツ地道に練習を重ねて行くしかありません。
 しかし、元気よく声を出すことだけは、その気になりさえすれば、今すぐにでも出来るはずです。チームの更なるレベルアップのスタートはそこからかも知れません。

 さて、午前中の練習を巡回して観察したかったのですが、残念ながら指導陣が不足していたため、監督自身もコートに入ることになってしまいました。ダブルスの下学年を中心に担当しましたが、攻撃からカウンターを貰ってしまったときの対応を意識してのパターン作りをしました。スタートはなかなか主旨が伝わっていなかったような気がしますが、慣れてくるに従って、2打目のドライブを良いコースに打ち込めるようになってきました。是非、試合でも活用出来るように意識して取り組んで欲しいと思います。

 午後からはゲーム練習です。今日は、米倉コーチやちから先生以外にも、増田先生まで足を運んでくださり、お盆のせいなのか、保護者のsupportもかなり手厚くしてもらえる状況でした。実際に保護者コーチにもたくさんコートに入っていただいて、選手のhittingpartnerを務めて頂きました。そのお陰で他県の選手も含めて、有意義な対人練習が出来たと思います。
 ただ、今回の合宿では、コート当たりの人数が多めなのと、時間が足りないのとで、ストロングポイントを伸ばしたり、ウイークポイントを克服したり…という練習が十分には出来ません。その当たりはひとりひとりが高い自覚を持って、帰京後の自身の課題ともして貰いたいと思います。ゲームでは、かなり番狂わせと思われるような試合もありました。大人か子供かではなく、学年が上か下かではなく、相手が男か女かではなく、常にニュートラルな姿勢で、目の前の相手に挑み、自身の力を出し尽くす…ということを徹底して貰いたいと思います。なぜなら、単なる礼節の意味だけではなく、トップ選手になっていく階段として、こうした意識は必要不可欠だからです。

 終了後は、全体で共通の宿を取っているわけではないので、6年生の最後の合宿としてはとても寂しい思いもありましたが、それぞれの家庭での分宿という形で、三々五々ホテルに向かうという形になりました。
 監督自身としては、増田先生やちから先生が同じホテルに宿泊していたので、期せずして、やすこ先生を含めて4人で食事がてらミーティングをする形となりました。日頃、感じていることを伝えたり、今後のことを考えたり、バドミントン界そのもののことを議論したり…いつまでも話の尽きない感じでしたが、明日もあるので、切り上げてホテルに戻ってきました。

 さあ、一泊のトレーニングキャンプですから、明日は早くも最終日となります。
明日は素晴らしいコーチも加わる予定ですから、しっかり食べてしっかり休んで、英気を養って明日の練習にチャレンジするようにしよう

 合宿係を中心として保護者の皆様、諸々の準備、本当にお疲れ様でした
 残り一日、大きな怪我のないよう、出来る限りのsupportを宜しくお願いします


終戦79年&台風&明日よりトレーニングキャンプ

2024年08月16日 22時58分21秒 | あれこれ

 今日15日は79回目の終戦の日でした。戦没者の追悼式は毎年日本武道館で開かれています。その詳細はここでは触れませんが、戦争を知らずに育った監督自身も、この日が来るたびに平和のありがたさを痛感させられます。
 監督自身、トップアスリートになることは出来ませんでしたが、これまで関わってきたバドミントンに育てられたと思っており、生涯、何らかの形で競技に携わり続けたいと思っていますが、愛する競技に関わることが出来るのは、世の中が平和であるからです。これは紛れもない事実であり、戦争下ではバドミントンに限らずスポーツどころではありません。しかし、そのことを現実味を帯びて感ずることが出来るのは、戦争体験者か震災その他の拠ん所ない事由によって、スポーツを奪われた人たちだけです。
 震災ではありませんが、奇しくも大変な天災を招きかねない台風が列島を席巻しています。そんな中で、小平ジュニアは明日から一泊のトレーニングキャンプを迎えます。
 台風に大きな影響を受けないことを祈りつつ、平和のありがたさを噛みしめながら、明日からのトレーニングキャンプに精一杯取り組んでいきたいと思います。

 とはいえ、安全第一は言うまでもないことですから、明朝は、皆様、決して無理することなく、早めに家を出て余裕を持って会場に足を運んでください。明日はラケットショップフジから山口コーチも来てくださる予定です。米倉コーチやちから先生も参加予定です。宇都宮中央の人たちも参加してくれて、卒業生も足を運んでくれそうです。
 この恵まれた状況に決して倦むことなく、感謝の気持ちを忘れずに取り組んで貰いたいと切に願います。

 具体的には、
①自分からしっかりと挨拶をしよう
②指導者や他の人たちの指示や指導にきちんと返事をしよう
③行動は機敏に常に走って動くようにしよう
④自らの目標を明確にしてそれにチャレンジするようにしよう
⑤全ての与えられた環境に感謝の気持ちを忘れないようにしよう

 簡単で当たり前のようですが、徹底しようとすると意外に難しいことに気づくと思います。
 是非、明日からの二日間、達成できるように最善を尽くして欲しいと思います