熊野醉軍

天に導かれるままに、旅紀行を綴っていきまする。

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2006.08.05 16 天開稲荷社

2006-08-13 21:19:21 | 中国、四国、九州


 天満さんの末社に当たります。

 ところで大きな疑問。 なぜ、所々で狐が祭られているのか?なぜ、他の動物は祭られていないのか??? 

 事実は、稲荷は狐ではない。狐は稲荷大神の眷族に過ぎないと、伏見稲荷のHPにもある。狐と同一視するきっかけとなる理由はいくつか存在している。

 稲荷の主祭神ウカノミタマは御饌津神(ミケツカミ)とも同一視されるが、古語で「ケツ」が狐を指していたことから、「三狐神(ミケツカミ)」と付会された。 ということは、本来狐ではないのではないか???

 信仰のベースには田の神信仰があったが、田の神の使いは狼、その狼が狐に変化して狐への信仰が起きた。つまり、本来は狼ではないのか???

 空海が稲荷をダキニ天と習合したことから、ダキニ天の乗っている狐がダキニ天自身と同一視され、超人的な力を持つ狐への信仰が起きた。弘法大師のせいかよ!!

 ところで、「三狐神(ミケツカミ)」とは天狐、地狐、人狐を指すらしい。しかも古代の日本人は音が通じれば意味も通じると考えていたみたいだ。

 そう、現実問題音の問題で狐になっただけで、実はウカノミタマは、古代日本神話に登場する穀物と豊穣の神様で、『古事記』ではスサノオとクシナダ姫との間に生まれたことになっている神様である。





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3 Comments

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Unknown (M子)
2006-08-13 21:47:50
光りましたね
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Unknown (湖澄)
2006-08-14 03:02:03
宇宙と交信中です
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Unknown (M子)
2006-08-14 16:05:57
ほほほっ!

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