“投げる金剛力士像”石井貴が引退(スポーツニッポン) - goo ニュース
西武の黄金期を支えてきた石井貴投手(36)が今季限りで現役を引退することが25日、分かった。常勝軍団の投手陣を支えてきた右腕も今季登板はわずか7試合。24日、球団から来季構想外であることを通告された石井がこの日、決断した。
よくクライマックスシリーズや昨年までのパ・プレーオフを指して、ペナントレースの成績がチャラになって吹き飛んでしまう、何という理不尽かと嘆く方がいらっしゃいます。
まあ、ホークスファンであればその愚痴を聞いてやらないではないですが、もし日本シリーズという権威ある試合が、艱難辛苦あったであろうペナントレースの積み上げの結果を発揮する場であるならば、04年の日本シリーズにおける石井貴の活躍こそ、最大のペナントレースの積み上げ無視であり、当時の相手だったドラにすれば「そんなのアリか」と思わせる出来事であったはずです。
石井貴という選手は、「野球とは筋書きの無いドラマ、時に不条理劇」ということをファンに教えてくれた選手として記憶しておきたいなと思うわけであります。
ジョニー 戦力外も現役続行を希望(スポーツニッポン) - goo ニュース
ロッテの黒木知宏投手(33)が2日、千葉市内のホテルで球団から戦力外通告を受けた。97年から01年まで5年連続2ケタ勝利を挙げた、かつてのエースも、この数年間は右肩痛に悩まされ、今季は1試合の登板にとどまっていた。本人は現役続行を希望している。
よくジョニー黒木を指して、「低迷期の千葉ロッテマリーンズを支えた傷だらけのエース」などと表現する方がいらっしゃいます。
まあ、17連敗のさなかに“オレ達がついてるぞ”という横断幕で応援してきた人達がそう表現するのは理解するのですが、パ・リーグ博愛主義の当方からすればそんな表現では甘いとしか言いようがなく、「不人気に卑屈になったパ各球団のヘッピリ腰ドラフトの影響によって先発で150k投げる投手がほぼ皆無となった中、本当は桑田・三浦タイプで行くべきところ、パ先発投手陣の中で唯一、死後になりかけた本格派という看板を背負って投げ続けた男」と表現したいところであります。
黒木知宏という選手は、そんな本格派不毛の時代を支えた投手として記憶しておきたいなと思ったのですが、現役続行希望ということですので、今後、新たな形容がつくような活躍を期待したいと思うわけであります。
・・・それにしても、去る人あれば、来る人もいるということで、中田君はよくぞパリーグで引き当ててくれました。。