コブリのひげをひっぱりながら…

ある日 上肢局所性ジストニア と診断され
 とうとう愚痴り相手の猫もいなくなった
  元小動物臨床獣医師の独り言

気に入って買ったモノだから

2018年12月04日 | 来し方 行く末

不詳ワタシらの 世代は 公立中学へ進学する際

「学生服」 もしくは 生徒手帳に記載の 「標準服」 の 着用を迫られた

生徒手帳自体 入学後に渡されるので 当然の成り行きで 

兄や姉が 同じ中学にいない連中は ほぼ全員が

指定の店で買わされた 学ラン で 入学式

そして 破れるまで 着続ける (着たきり雀だから 臭い)・・・

詰め襟 とも呼ばれる学生服の 襟 は

 

幅が4~5cmの プラスチック製の板を 襟につけねばならず

コレが しばしば 割れたり ひびが入る

すると 割れ目に首の皮が挟まり

笑えない痛さと 出血を余儀なくされるので

板をつけずにいると 馬とも鹿ともつかぬ教員に 

「おい ツヅキ! 職員室へ来い!」 っと・・・

その頃 流行り始めたのが 所謂 ジーパン で

当時は デニムは 勿論 ジーンズ でもなく

ジーパン と呼んだが

コレも 伝統を重んじる 老齢教員には気に入らなかったようで

「アメリカの 「貧しい農民の作業服」 であって

   神聖な学び舎である 「学校」 に着てくるモノではない!」 とされ

所謂 つっぱり と呼ばれた方々などが 身につけて登校しようものなら

正門でとっ捕まって 職員室へ直行!

つっぱって 抵抗するので ビンタは オマケのようなモノで

翌日までに 丸坊主・・・



不詳ワタシ 高校入学時も 学ランを着ていたが

2年に上がって暫くして 

特に 深い意味はなく ジーパンで登校し

席替の くじ引きで当たってしまった 教卓前の一等席に座ってたら 

朝一番に 教室へ来た担任に

「おい ツヅキ!」 っと

おぉ~ きたきたぁ~ 職員室へ呼び出しかぁ~ っと思ったら

耳元でしか聞こえぬ声で そっと

「ツヅキ・・・ どうした?」 っと

まるで 失恋したワタシを気遣うかのように 囁かれた記憶がある
  
(この教員は 数少ない 生徒を型にはめようとしないひとりだったけど

 ありゃ なんだったんだろう?)

最近では リーバイスのストーンウォッシュを 

当時の円安もあって グアムで ¥4.000台で購入していたが

行かなくなったので 楽天でポチって セッセと 洗う・・・

元仕事場で 産み月までいた イケハタ は

「だって 気に入って買ったんですから 洗ったりなんか しないですよ!」

っと あっさり言ってのけたが 彼女のデニムは 価格が違う高級品

なので

不詳ワタシ は コトあるごとに セッセと洗う・・・

 

左が 右くらいになるまで 何年か かかるが

ココまで洗っても コットン好きの 不詳ワタシ

まだ 洗い晒したい・・・

当然 ヒゲは 自分の身が作った 天然モノ



ただ 学ランにも 学ランなりの利点があって

着るモノに拘る連中にとっては

定期試験の時の隠れ蓑には もってこいで

「コレさえ着てれば 下は何着てても 大丈夫!」 っと

ボタンを外して見せたのは ピンクのパジャマ と 素足 

試験勉強の徹夜明けで そのまま学ラン羽織って登校してた・・・

もう一つは 今時 どーしてんでしょ の

「第二ボタン」 



さて 気温の上下が 寺を繁盛 させそうであります

どうぞ みなさまにうれしいことがたくさんありますように!

そして 毎日笑顔がありますように!



本日のBGM コレっきゃ ないっしょ

柏原(かっしわばら)芳恵 春なのに




































コメント
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