“平和”のために始める66歳からのブログ

年寄りだからと言ってこのまま黙って見過ごしていて良いのか?66歳の男が過去を振り返り今を考えるブログに挑戦!

東北関東大震災~その時私は~

2011年03月13日 18時31分44秒 | これで良いのか!
3月11日(金)午後、何時もの通り遅い昼食を済ませ、市ヶ谷の「機構」事務室に戻り
たった一人で机に向かっていた。初めはゆっくりユラユラと部屋全体が揺れだしたと思ったら
バタンバタンと棚から書類が落ち始めた。ちょっと大きな地震だなと思いながら椅子に座って
机を抑えていたが、中々収まらない。一波二波と殆ど時間を置かずに、大きな揺れが続いて
いたので、携帯電話のカメラを起動させ、動画撮影をした。慌てていたのか最初のショットは
カメラが起動していなかったが、次にまた来た大波は見事に撮影できており、背の高い
書棚がユラユラと大きく揺れている映像がきれいに映っていた。二度三度撮影ができるほど、
可なり長い長い時間揺れていた訳である。
その揺れる映像の中にテレビの画面が映り、津波警戒の呼びかけをしているアナウンサーの顔や、
揺れるアンテナの映像も映っているのだから本当に長い時間の揺れであったと思う。
大きな揺れが収まり思ったのは、この事務所でたった一人で良かったなと思った。女性職員が居たら、
こんなに落ち着いてカメラなど回している余裕は無かったと思う。
更に結果的には、その後都内の電車がすべて止まってしまい12時近くまで一人事務所に居た訳だが、
彼女が居たら、どうやって家に帰そうか心配しなければならなかった筈である。今回はそんな心配は
全くする必要もなく、やっと繋がった電話で息子と話し、家に帰れそうもないので、早々と近所の
食堂へ行って美味しいおにぎりと卵焼きを作って貰って来た。
結局その日は23時過ぎ、電車が動き出したとの放送が有ったので駅に行き、さほど待たずに電車に
乗ったのだが、超超満員の電車が40キロのノロノロ運転で、駅の乗り降りのたびに何分も時間が
かかり、結果南町田の駅に着いたのは翌12日の3時ちょっと前。南町田の駅前タクシー乗り場は
ズラーッと人が並び、タクシーが来る様子は全くなかったので、迷わず歩いて家に向かった。
家の中がどんな状態になっているか?パソコンは机から落ちていないか?書棚の本は、スッカリ
落ちてクチャクチャニなっているだろうなと思いながら、恐る恐る家に入ったが、そこは本当に
ビックリするほど、何ともなっていなかった。すぐ近くのスーパーでは駐車場が潰れて乗っていた
おばあさんが死に運転していたおじいさんは翌日20時間ぶりに車の中から救出されたという
ニュースが流れていたから、ここもさぞかし揺れただろうに、本当に今も不思議な気がしている。
ヤッパリ常々の心がけ?そんなことを言ったら、被害にあった人たちに申し訳ないから取り消すけれど
ホンと今でも不思議に思っている。
息子は上野公園のすぐ近くの事務所で勤務していたが「もの凄い揺れだった!」と恐怖を語っており
結果彼はその日は電車が動かず、帰宅は断念し事務所のソファーで寝たという。
それにしても、東京直下型地震や東海地震が一段と近づき、現実となってきた。
先の事は全く分からない訳だが、やがて東京でも大地震が発生することだけは間違いないわけで、
正に今から覚悟し、備えをしておかなければと今更のように思う。

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