大同大学-高森裁判 経過ブログ

「ペンネーム使えますか?」
問い合わせただけで契約を解除された高森が、支援者とともに裁判を闘うドキュメンタリー。

9月1日の弁論準備手続きのレポート

2009-09-19 01:17:06 | 裁判傍聴記
とっくに前田さんからレポートが届いていたのですが、アップをする気力がなくのびのびになっていました。申し訳ありません。


 昨日、弁論準備手続が開催されました。わが方は3名、向こう側は2名の傍聴でしたが、それよりも司法修習生が7名くらい傍聴に来ていました。
 今回は、最初に、証人申請の話になりました。こちら側は、原告側の証人として高森さんを紹介した人を出すとし、さらに被告側に、教授会側の主任を申請しました。
 その後、論点は、和解の可否およびその条件に移りました。こちらは、採用条件の明確化、契約書の早期手交、次年度の個別の非常勤講師ができるだけ早期に確定するように、教授会における非常勤講師採用決定を年度末に一括して行うのでなく、年内も含めて個別に審議・承認すること、謝罪または遺憾の意の表明、ならびに慰謝料・解決金などを、和解条件としました。この点につき裁判官は、「あたかも決まったかのようなメールを送ったというのはよろしくない」としつつも、「10日あまりの期間において採用されたと思っていたのが実害である」という認識と、現段階では「大学側に反省を促す判決になるかどうかは、今のところなんともいえない」としました。
 なお、この点は、「誤解させるようなメールを送ったことに対して謝罪料に5万か10万なら払っても構わない」とする昨年12月の労働委員会でのあっせんにおける大学側の認識水準からはみ出すものではなく、その意味で裁判所は、当事者双方の争いのない点に沿って発言したものと思われます。そしてそのことにより、原告側が主張する、本件紛争にいたった責任の所在、さらには本件における労働契約の成立の有無またはその性質などが争点であることが、ますます明らかになったものと思われます。
 この席上、和解案は大学側に提示され、その諾否につき、次回の弁論準備手続でやりとりされることになります。
 次回弁論準備手続は9月25日(金)13:10から、次々回は10月16日(金)13:10から。多数の傍聴をお願いします。

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