そう、今回の甲子園に出場している「花巻東」
春の選抜/準優勝左腕投手の菊池くんに注目が集まりますが
守備力も高く、長打こそ少ないものの攻撃にも卒が無い良いチームです。
なにより皆の笑顔、チームワーク、全力疾走が素晴らしい
東北地区としての贔屓目も多少あり
そのナイスチーム(前回の東北高校との「東北ダービー」は組み合わせが残念でした。。。)
が、選抜でも対戦した今宮選手を中心とする強打の「明豊」と準々決勝で
見逃してしまい何がおきたか分からなかったので
この試合の、10回表の佐藤選手のタンカについて調べていたら
こんな記事に。。。明豊は2つのチームと戦った(花巻東vs明豊)
試合を彷彿とさせる臨場感
やべ 試合について書けなくなっちゃった。笑
皆さんも↑を読んで「あの展開」を思い出してください
ホント、スゴい試合でした
是非、東北に初の「深紅の大優勝旗」を
菊池雄星からの手紙
「岩手から日本一になりたい」との想いで、この花巻東に入学した。
自分が初めて花巻東に来たのは中学校1年の夏。練習試合を見た時の衝撃は今でも忘れない。車を降りてから、球場まで歩いて行く時にすれ違った野球部員にかけてもらった爽やかなあいさつ。グラウンド内で、誰一人として怠ることない全力疾走。全員が一つになって声を出して盛り上がるベンチワーク。そして何よりも、佐々木監督の指導に全員が耳を傾け、うなずきながら話を聞いている姿に、チームとしてのまとまりを感じたと同時に、佐々木監督の指導を受けたいと思った。その中学校1年生の時の衝撃がいつになっても頭から消えることはなかった。
そして中学3年の秋、進路選択の時期が来ても花巻東への想いは変わることなく、シニアのチームメイト、中学まではライバルだったメンバーを誘い、花巻東に行く決心をした。
あれからもう3年、あっという間に最後の夏が来てしまった。
この3年間、自分は本当にたくさんの方々に支えられてここまでやってこれたのだと、今はまわりの方々への感謝の気持ちでいっぱいです。
自分を慕ってくれて、この花巻東に来てくれたチームメイト。楽しいことばかりではなかった。苦しいこと、つらいこともたくさんあった。でも、自分は確信を持って言える。「このメンバーだったからこそ、乗り越えることが出来た」と。ここに集まった24名の3年生、誰一人欠けても、絶対に乗り越えることは出来なかった。自分が結果を残せなかった時も、
「雄星の後ろを守りたい」「雄星と一緒に戦うのが夢だから」と言ってくれた最高の仲間。
みんなの言葉に何回助けられたかわかりません。この3年生と一緒に戦うのが、自分の夢でした。何度も重ねたミーティング、みんなで泣きながら何度も何度も話し合いました。
寮ではお風呂で騒ぎ、食堂で騒ぎ・・・。とにかく楽しかった思い出しかありません。
自分の誇りは、甲子園で準優勝したことでも、速いボールが投げられることでもなく、3年生が、全員一度はベンチに入ることが出来たことにあります。そして、全員とベンチで戦えたことです。こんなに最高の仲間と野球が出来る、残りわずかな時間。1試合でも、1時間でも、1秒でも長く、みんなと一緒に野球がしたい。この夏、「日本で一番熱い夏」
にしましょう。
そして監督さん。自分が中学1年のときに、「佐々木監督の指導を受けたい」。そう志して、花巻東に入学してきたことは、一度も後悔したことはありません。常に生徒のことを一番に考え、情熱を持って指導して下さいました。ナインが「監督さんのためにも勝つ、監督さんを男にするんだ」と合言葉のように口にしていました。怒られたこともたくさんありました。でも、それがあったから今、自分は花巻東のマウンドに立つことが出来ているのだと思います。
「日本一を一緒に目指すんだ、岩手の力で」
そう監督さんに入学式の日に言われ、あっという間に最後の夏が来てしまった。1年生の時から花巻東の部員100名の想いを背負い、そして監督さんの想いを背負ってマウンドに立ち続けてきた。最後の夏、最高の夏にする。そして支えて下さった全ての方々への感謝の気持ちを結果で示したい。この夏は、自分の野球人生を全て懸けて投げ続ける。野球の楽しさを教えてくれた少年野球時代の指導者の方々。野球の奥深さ、そして野球は一人では決して出来ないと教えてくれたシニアの指導者の方々。自分をいつも厳しく優しく指導して下さった小学校、中学校、高校の先生方。そして毎朝、自分より早起きし、お弁当を作ってくれ、毎日のように試合を見に来てくれた両親。
今こうやって考えてみると、ここまで野球を続けることが出来たのは、自分の力でも、自分の素質でも全くなく、支えて下さっていた周囲の方々との出会いに、本当に恵まれていたからだと思います。
7月11日から始まる最後の夏、忘れられない夏になります。
応援してくれた、支えてくれた方々。地域の方々、両親、監督さん、裏方に回ってくれて、練習を補助すると言ってくれて、最高のサポートをしてくれた3年生。そして、ここに集まったチームメイト。
全ての人々の胸に忘れられない夏を。
(中学野球小僧9月号より)
春の選抜/準優勝左腕投手の菊池くんに注目が集まりますが
守備力も高く、長打こそ少ないものの攻撃にも卒が無い良いチームです。
なにより皆の笑顔、チームワーク、全力疾走が素晴らしい
東北地区としての贔屓目も多少あり
そのナイスチーム(前回の東北高校との「東北ダービー」は組み合わせが残念でした。。。)
が、選抜でも対戦した今宮選手を中心とする強打の「明豊」と準々決勝で
見逃してしまい何がおきたか分からなかったので
この試合の、10回表の佐藤選手のタンカについて調べていたら
こんな記事に。。。明豊は2つのチームと戦った(花巻東vs明豊)
試合を彷彿とさせる臨場感
やべ 試合について書けなくなっちゃった。笑
皆さんも↑を読んで「あの展開」を思い出してください
ホント、スゴい試合でした
是非、東北に初の「深紅の大優勝旗」を
菊池雄星からの手紙
「岩手から日本一になりたい」との想いで、この花巻東に入学した。
自分が初めて花巻東に来たのは中学校1年の夏。練習試合を見た時の衝撃は今でも忘れない。車を降りてから、球場まで歩いて行く時にすれ違った野球部員にかけてもらった爽やかなあいさつ。グラウンド内で、誰一人として怠ることない全力疾走。全員が一つになって声を出して盛り上がるベンチワーク。そして何よりも、佐々木監督の指導に全員が耳を傾け、うなずきながら話を聞いている姿に、チームとしてのまとまりを感じたと同時に、佐々木監督の指導を受けたいと思った。その中学校1年生の時の衝撃がいつになっても頭から消えることはなかった。
そして中学3年の秋、進路選択の時期が来ても花巻東への想いは変わることなく、シニアのチームメイト、中学まではライバルだったメンバーを誘い、花巻東に行く決心をした。
あれからもう3年、あっという間に最後の夏が来てしまった。
この3年間、自分は本当にたくさんの方々に支えられてここまでやってこれたのだと、今はまわりの方々への感謝の気持ちでいっぱいです。
自分を慕ってくれて、この花巻東に来てくれたチームメイト。楽しいことばかりではなかった。苦しいこと、つらいこともたくさんあった。でも、自分は確信を持って言える。「このメンバーだったからこそ、乗り越えることが出来た」と。ここに集まった24名の3年生、誰一人欠けても、絶対に乗り越えることは出来なかった。自分が結果を残せなかった時も、
「雄星の後ろを守りたい」「雄星と一緒に戦うのが夢だから」と言ってくれた最高の仲間。
みんなの言葉に何回助けられたかわかりません。この3年生と一緒に戦うのが、自分の夢でした。何度も重ねたミーティング、みんなで泣きながら何度も何度も話し合いました。
寮ではお風呂で騒ぎ、食堂で騒ぎ・・・。とにかく楽しかった思い出しかありません。
自分の誇りは、甲子園で準優勝したことでも、速いボールが投げられることでもなく、3年生が、全員一度はベンチに入ることが出来たことにあります。そして、全員とベンチで戦えたことです。こんなに最高の仲間と野球が出来る、残りわずかな時間。1試合でも、1時間でも、1秒でも長く、みんなと一緒に野球がしたい。この夏、「日本で一番熱い夏」
にしましょう。
そして監督さん。自分が中学1年のときに、「佐々木監督の指導を受けたい」。そう志して、花巻東に入学してきたことは、一度も後悔したことはありません。常に生徒のことを一番に考え、情熱を持って指導して下さいました。ナインが「監督さんのためにも勝つ、監督さんを男にするんだ」と合言葉のように口にしていました。怒られたこともたくさんありました。でも、それがあったから今、自分は花巻東のマウンドに立つことが出来ているのだと思います。
「日本一を一緒に目指すんだ、岩手の力で」
そう監督さんに入学式の日に言われ、あっという間に最後の夏が来てしまった。1年生の時から花巻東の部員100名の想いを背負い、そして監督さんの想いを背負ってマウンドに立ち続けてきた。最後の夏、最高の夏にする。そして支えて下さった全ての方々への感謝の気持ちを結果で示したい。この夏は、自分の野球人生を全て懸けて投げ続ける。野球の楽しさを教えてくれた少年野球時代の指導者の方々。野球の奥深さ、そして野球は一人では決して出来ないと教えてくれたシニアの指導者の方々。自分をいつも厳しく優しく指導して下さった小学校、中学校、高校の先生方。そして毎朝、自分より早起きし、お弁当を作ってくれ、毎日のように試合を見に来てくれた両親。
今こうやって考えてみると、ここまで野球を続けることが出来たのは、自分の力でも、自分の素質でも全くなく、支えて下さっていた周囲の方々との出会いに、本当に恵まれていたからだと思います。
7月11日から始まる最後の夏、忘れられない夏になります。
応援してくれた、支えてくれた方々。地域の方々、両親、監督さん、裏方に回ってくれて、練習を補助すると言ってくれて、最高のサポートをしてくれた3年生。そして、ここに集まったチームメイト。
全ての人々の胸に忘れられない夏を。
(中学野球小僧9月号より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます