青王我の横着日記とか

 小説版の序章を含めたADVゲーム、「ENDLESS MAZE」の製作日誌。
 でもたぶんただのにっき。

Mr.ハウルとファンタジックのカブ頭

2004-11-21 01:29:54 | 大学授業の日記(過去
 まず内容。いいですねー。原作の半分ぐらいは原形とどめてるんじゃないですか? 部分部分抜いてますがその分すっきりとしたストーリーになってました。かたちとしては千と千尋に似ているような気もします。なれそめと結末がね。んでも良い良い。
 で、技術面。フルCGだそうですね。そんじょそこらの安い奴でないだけに綺麗なCGでした。特に城は稼動部分それぞれを個別に作画してるんだとか。データ取り込みにしても手間かかるんでしょうね。
 で、ある意味本命の声優陣。木村拓哉は世間からふつうに本職を使ったほうがいいとか叩かれてましたが、なんとまあ見ている間は気づかずに見終わってから「ああ、そういえばキムタクだっけね」と思い出すように自然な感じでした。ハウルの声として純粋にマッチしています。ソフィーはうんいい感じ、ぐらいかな。でも過ちはない。というかベストかもしれません。そ・れ・よ・り・も! やっぱり明らかに特別出演のあの人たちでしょー。まず大泉洋。カブの声? ほうほう。ってな感じでしたが。まさかあそこまでチョイ役だったとは。原作では主格だったのに……。大塚明夫のほうは結構いい役です。役回りとしても印象に残る登場の仕方でした。颯爽と現れて凛然と去っていくカッコいい役だったと記憶しています。ま、所詮はチョイ役ですが。
 まだ見てない大塚ファンに朗報。今回の出演ではそこそこに台詞がありますが、なんと、声の調子が2種類あります。見てのお楽しみではありますが大塚ファンならそこで笑えるかも。
 総合的には当たり障りのない大作。派手な宣伝がないものの比較的誰からでも賞賛を得ることが出来るタイプの作品であると思います。年齢層から見ても結構下からかなり上まで(あいまい)行けると思います。年齢層は幅広いということですね。設定も練りこまれていて、街中の風景、魔法の演出などなど、どれを取っても観客の感動に一役買っております。また純粋にアクションを楽しみたいという人にもお勧めの一品。いままでの宮崎アニメから見ても活劇性は抜群です。めっさ派手です。生ぬるい魔法ではございません。派手ではあるものの案外あっさりしている感じです。で、また恋愛ものとしても良いとおもいます。元が童話みたいな奴なので子供が見ても満足するものかと。

 などと長々書いてきましたが、簡単に面白さを表現すると、

気がついたら上演前に買ったアイスコーヒーの氷が溶けてぬるくなってた。

 ぐらい。いや、ホント。見終わってからコーヒーの存在思い出したくらいだもの。笑いあり涙あり感動あり手に汗握る瞬間あり。見てない人は見るべきです。いや、無理は良くないけれど。

2 コメント

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Unknown (りあるまっこい)
2004-11-21 03:47:31
なんだか木村拓哉が声優をやるということで話題になっていましたね!他でも評判もよく、宮崎アニメのよさが戻ったという声が多数あるので、僕もぜひ観てみようと思っています。というかあの「動く城」の画を一目見たときにこれは観ようと決めました。期待大です。
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むあー (碧ver)
2004-11-22 02:01:22
 アクセス過多とかで書いた内容が吹き飛びました。結構書いたのに……。



 ハウルは「おもしろい」映画です。見て損は無いというか見ないと損をする。

 そういえば、プロダクションIGがスタッフロールに移ってたのを思い出した。最新作(?)のイノセンスは大多数がわからないだろうけど、正直なところ超名作ですね。ロボット三原則に照らして言っても間違いなくアイロボットよりも練りこみが深いです。なによりあの美麗なグラフィック。哲学的な内容。万人に理解されなくてもいい、押井守監督の考えが伺えます。

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