ブロ友のみなさま。
いかがお過ごしでしょう。
全国的にコロナ禍がひと段落しそうな
気配が感じられ、ああ、ほんとに良かっ
たと思うこのごろですね。
東北の入り口にあたるわが県でも、多
いときは一日に二百人以上の感染者が出
ました。
さて、これから先どうなることやらと、
案じていましたが、現在は、感染された
人を表す数字が、0から5の間をいった
りきたり……。
ほっとひと安心と言いたいところです
が、さにあらず。
二人でも三人でも、陽性と断定された
方にとっては、深刻な状況に置かれたと
いうことです。
その程度のことでうれしがっているわ
けにはいかない。
他人がかかるなら、じぶんだって。
そんな心の持ち方を、今なお、手放す
わけにはまいりません。
海を隔てた国々では、いまだに感染者
が増加の一途。
わが国だけ、どうしてこれほど感染者
が急減したか。
その理由がまったくと言っていいほど、
明らかではない。
でも、ここで。いったん、ほっとひと
呼吸入れましょう。
緊張の連続では、ひとりひとりの神経
がまいってしまいます。
わたしの場合。
このところ、切羽詰まったような気持
ちが薄れてしまい、なにやら、だらしな
く日々を過ごしています。
根がなまくらだからです。
新たな物語をひとつ、産み出そうと考
えるのですが、いざその門口に立とうと
すると、この世の雑念が次々に浮かんで
きて、足もとをすくわれてしまう。
もっとも習作です。
そんなにかまえる必要もありません。
それでも、わたしなりに一所懸命です
ので、いろいろ理由をこさえては、目の
前にひかえている小説の世界から、逃れ
ようと思ったりします。
アマチュアですけれども、何かを創造
する、すなわち物語をひとつこしらえる
には大変なエネルギーがいる。
過日お亡くなりになった瀬戸内寂聴さ
んや、著名な売れっ子作家さんのように、
日々、精力的に書く必要もない。
複数の出版社の編集者に、やいのやい
のと、原稿を催促されたりすることがな
いわけです。
それでも人さまにお見せするに足るよ
うな小説をものするのは、しんどい作業
と言えます。
筆をとらなくなって七日経ちました。
今申しましたが、十一月九日、わたし
が長い間敬愛していた瀬戸内寂聴さんが
逝去されたという知らせに、突然、接し
ました。
瀬戸内寂聴さんは幼いころから文才に
大変に秀でていて、
「大人が書くような綴り方を、小学校に
低学年で書けるわけがない」
小学校の先生がそうおしゃるほど、上
手に綴り方が書かれたそうです。
彼女のお母さんは、わが子晴美さんの
天才を早くから見抜かれていらしたよう
で、担任の先生のその言葉に反論しよう
と、職員室に押しかけられたらしいです。
小説は、一に天才。二にも三にも、天
才が要ります。
しかし、それなりの青い鳥、であって
もいい。
じぶんなりに精進したいと思います。
瀬戸内寂聴さん、
長い間ありがとうございました。
いかがお過ごしでしょう。
全国的にコロナ禍がひと段落しそうな
気配が感じられ、ああ、ほんとに良かっ
たと思うこのごろですね。
東北の入り口にあたるわが県でも、多
いときは一日に二百人以上の感染者が出
ました。
さて、これから先どうなることやらと、
案じていましたが、現在は、感染された
人を表す数字が、0から5の間をいった
りきたり……。
ほっとひと安心と言いたいところです
が、さにあらず。
二人でも三人でも、陽性と断定された
方にとっては、深刻な状況に置かれたと
いうことです。
その程度のことでうれしがっているわ
けにはいかない。
他人がかかるなら、じぶんだって。
そんな心の持ち方を、今なお、手放す
わけにはまいりません。
海を隔てた国々では、いまだに感染者
が増加の一途。
わが国だけ、どうしてこれほど感染者
が急減したか。
その理由がまったくと言っていいほど、
明らかではない。
でも、ここで。いったん、ほっとひと
呼吸入れましょう。
緊張の連続では、ひとりひとりの神経
がまいってしまいます。
わたしの場合。
このところ、切羽詰まったような気持
ちが薄れてしまい、なにやら、だらしな
く日々を過ごしています。
根がなまくらだからです。
新たな物語をひとつ、産み出そうと考
えるのですが、いざその門口に立とうと
すると、この世の雑念が次々に浮かんで
きて、足もとをすくわれてしまう。
もっとも習作です。
そんなにかまえる必要もありません。
それでも、わたしなりに一所懸命です
ので、いろいろ理由をこさえては、目の
前にひかえている小説の世界から、逃れ
ようと思ったりします。
アマチュアですけれども、何かを創造
する、すなわち物語をひとつこしらえる
には大変なエネルギーがいる。
過日お亡くなりになった瀬戸内寂聴さ
んや、著名な売れっ子作家さんのように、
日々、精力的に書く必要もない。
複数の出版社の編集者に、やいのやい
のと、原稿を催促されたりすることがな
いわけです。
それでも人さまにお見せするに足るよ
うな小説をものするのは、しんどい作業
と言えます。
筆をとらなくなって七日経ちました。
今申しましたが、十一月九日、わたし
が長い間敬愛していた瀬戸内寂聴さんが
逝去されたという知らせに、突然、接し
ました。
瀬戸内寂聴さんは幼いころから文才に
大変に秀でていて、
「大人が書くような綴り方を、小学校に
低学年で書けるわけがない」
小学校の先生がそうおしゃるほど、上
手に綴り方が書かれたそうです。
彼女のお母さんは、わが子晴美さんの
天才を早くから見抜かれていらしたよう
で、担任の先生のその言葉に反論しよう
と、職員室に押しかけられたらしいです。
小説は、一に天才。二にも三にも、天
才が要ります。
しかし、それなりの青い鳥、であって
もいい。
じぶんなりに精進したいと思います。
瀬戸内寂聴さん、
長い間ありがとうございました。