油屋種吉の独り言

日記や随筆をのせます。

三月二十二日(土)晴れ。

2025-03-22 09:58:50 | 日記
 久しぶりに、墓地につづく坂道をのぼる。
 風がひんやりしている。

 鳥の声がしたので、あっ、ひょっとしたら
と思い、耳傾けた。

 ちょっとかすれ気味。
 (鳥でも風邪をひくのだろうか)
 だが、そんな心配はすぐに解消した。

 春告げ鳥である。

 季節をあやまたず、けなげにさえずろうと
する姿に感動してしまう。

 いつもはこれほど気持ちを動かさないのに
と、自分のこころの動きに驚く。

 ここ半月あまり体調がすぐれず、ほんの数
日前、医師の手をわずらわせてしまったから
である。

 ふたたびのopeだった。
 さいわいにも一泊二日の入院で済んだ。

 「お歳を召しておられるので、治療のさなか
に、何がおきるやしれません」
 そう言われたのが、こたえた。

 いつの間にやら、喜寿となった身。

 今朝は花冷え。
 まわりの風景が、まるで、初めて目にする
ごとく映る。

 心を新たに、これからの人生を送らねばと
切に思う。
 
 
 
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二月二十三日(日)晴れたり曇ったり。

2025-02-23 18:00:28 | 日記
 こんばんは、ブロ友のみなさん。
 そちらのお天気はいかがでしょう。
 こちら、きょうは一日中風が強かった
ですよ。

 とても寒くてね。
 さすがの私も、外出するのが億劫にな
るほどでした。

 でもね。
 午前中、日帰り温泉につかったり、帰
りがけに町の図書館に立ち寄ったりしま
したけれどね。

 ♨はいいですね。
 北関東T県には、火山帯が走っている
せいか、あちこちから温泉が湧き出るの
です。

 いきづまっている物語をなんとかして
展開したいと思っているところ。
 このところ、いい知恵が浮かばずやき
もきしています。

 アルキメデスさんが王様に言いつけら
れた課題。
 あれは何だったでしょうね。
 確か、ゴールドにかかわる難題だった
と記憶していますが。

 それをクリアされたのも、温泉につかっ
ていた時らしいですね。
 彼に見習おうっと思ったのですがね。
 もちろん、天才肌の彼と同じようには
まいりません。

 こんな日は、みなさん、車であちこち
でかけられる。ですから、どの道も混ん
でいます。

 交通の便利な都会なら、ひょいと電車
に乗り込むだけで、どこへでも行けるで
しょう。
 せっかくの連休ですもの。
 少しは日頃のうっぷんを晴らしたいで
すもの。
 お子さんにせかされたりね。

 「遠雷」
 作家立松和平さんの小説です。
 映画にもなりました。
 彼の地元でもあり、少し街を外れると
田園地帯が待っています。

 寒い中、春張り(耕起)が始まりまし
たよ。

 このたび、宇都宮駅東から、工場がた
ちならぶ芳賀地区に向かって路面電車が
走るようになりました。

 北は男体山や女峰。ちょっと離れて茶
臼のある那須連山。
 南に目を向けると、遠く、つくばの山
を観ることができます。

 もう少しすれば暖かくなります。
 おひまなときに、ぜひ一度おいでくだ
さるとにありがたく思います。

 山はふるさとを象徴しますね。
 青年時代までは若草や三笠の山々、生
駒や信貴の山々。

 今はここ下野の地が第二のふるさとに
なっています。
 
 

 
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一月三十一日(金)晴れ。

2025-01-31 17:06:44 | 日記
 昼間、車中にいると、暖かい。
 陽ざしが徐々に春めいてくるのがしれて嬉しい。

 しかしいったん外に出ると、風がつめたい。
 この時期、特有のお天気である。

 ドライブが好きで、しばしば車を走らせる。

 男体山に女峰、それに茶臼のある那須岳。
 それらはいまだ雪におおわれ、遠目には美しい。

 だが、近寄れば近寄るほど、自然の厳しさが知
れて驚かされる。
 
 谷間に足を踏み入れようものなら、お天気が一
変。

 谷間は灰色の雲におおわれ、パラパラ雪が舞い
散ってくる。

 ところどころで、栃木は熱いお湯がわく。
 こんなお天気の中でも、温泉客が絶えない。

 雪見酒としゃれこんだりと、それなりのだいご
味があるのだろう。

 このところ不安が増した。
 すわっ、道路陥没。

 数日前、埼玉の八潮で起きたようなことが、目前
で起きたらと思うと、そら恐ろしい。

 もっともわたしが住むところは、田舎でもあるし、
と自分に言い聞かせるが……。

 県都宇都宮なら、どうだろう。
 地下の様子は……?

 下水道管はきちんと整備されているのだろうか。

 不安が尽きない。

 思わぬ事態に巻き込まれた七十四歳の運転手の、な
るだけ早い救助が、待たれるところだ。

 一寸先は闇。
 肝に免じて運転したい。 

 

 
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令和七年正月二日(木)晴れ。

2025-01-02 18:48:39 | 日記
 早朝からあたふたしてしまった。
 PC具合が……。
 インターネットがつながらない。

 すわっ、ウイルスにやられた。

 そう思い、今の今まで気が気でなかった。

 苦しいときの神頼み。
 大前神社に初詣で。

 必死に願うは、
 「どうかPCがセーフでありますように」
 
 恵比須さまが願いを聞き入れてくださった。

 こうやって文章を打てるしあわせ。
 それを再びあじわっている。

 ありがとうございます。

 大声で叫びだしたい衝動にかられる。

 みなさんも、フィッシング詐欺やらなにやら
 めったに目にしたことのない画像。

 それらをクリックすることのないように。
 どうぞスルーされますように。

 今年もよろしく願います。 

 どなたかは知りません。
 わたしを助けてくださった方々。
 Gooブログのスタッフのみなさんに。
 「ありがとう」
 の言葉を送ります。
 
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12月24日(水)晴れのち曇り

2024-12-25 22:20:38 | 日記
 佐野に用があったので午前9時ごろ出かける。
 このところ、お年寄りマークを付けている。

 途中、行き合う人いやもとえ、車がやけに急
いでいる。
 
 若い女の方にも、わりとスピードを出す方が
おられる。

 どうしてだろうと考えてしまう。

 車に乗ったら、人が変わったようになってしま
う方がおられるのかもしれない。

 こちらまでせかせかしてしまい、アクセルを
ぐんと踏みたくなってしまう。

 だが、我慢する。

 ゆったりした気分で円滑安全に運転しようと
いうこちらの気持ちが、そがれてしまうのがつ
らい。

 出発して数分後、ふと気が付くと、バックミ
ラーに、ダンプカーの姿が映った。

 次第に近づいてくる。
 どんどん大きくなるダンプの姿に圧倒される。

 (ひょっとして、ぶつけられでもしたら…)
 そんな恐怖にわたしのこころが支配される。

 40キロの速度制限。
 少しばかり速く走っていた。
 
 どれくらい速く走れというのだろう。
 ダンプを運転する人の気持ちを推しはかって
みる。
 
 しばらく悩んだ。

 よし、追い抜いていただこう。

 余裕のありそうな路側帯をさがしたが、見あ
たらない。
 
 じりじりと迫って来る。

 黄色のまっすぐな線が、道路の真ん中に、塗
りつけられているのだ。

 もうすぐ交差点がある。
 そこが勝負だ。

 まっすぐ足尾方面に行くか。
 それとも左に曲がるか。

 わたしは左に曲がる予定だ。

 ちょっとした神経戦である。

 結局、交差点を、わたし同様に、ダンプカー
も左に曲がった。

 ここからはのぼりざか。

 わたしはぐいとハンドルを切り、道路のふち
に寄った。 
 左のウインカーを出す。

 軽の乗用車は、いっとき、疾駆するダンプカ
ーが巻き起こす強い風にあおられた。

 (ようやく危険が去った)

 ほっとした気持ちになった。 
 
 車は小さくても、大のおとながふたりも乗っ
ているのである。

 大型に乗っていると、気持ちがおおらかになっ
てしまい、ふんどりかえってしまうというか小
さい車を見下してしまう。

 そういうご仁がおられるのは情けないことで
ある。

 誰だって事故は起こしたくない。

 平和裏に、新年を迎えたい。

 車の動きが、まっこと、人の気持ちに沿うよ
うにして動くことが知れて、興味深い。
 
 
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