久しぶりに、墓地につづく坂道をのぼる。
風がひんやりしている。
鳥の声がしたので、あっ、ひょっとしたら
と思い、耳傾けた。
ちょっとかすれ気味。
(鳥でも風邪をひくのだろうか)
だが、そんな心配はすぐに解消した。
春告げ鳥である。
季節をあやまたず、けなげにさえずろうと
する姿に感動してしまう。
いつもはこれほど気持ちを動かさないのに
と、自分のこころの動きに驚く。
ここ半月あまり体調がすぐれず、ほんの数
日前、医師の手をわずらわせてしまったから
である。
ふたたびのopeだった。
さいわいにも一泊二日の入院で済んだ。
「お歳を召しておられるので、治療のさなか
に、何がおきるやしれません」
そう言われたのが、こたえた。
いつの間にやら、喜寿となった身。
今朝は花冷え。
まわりの風景が、まるで、初めて目にする
ごとく映る。
心を新たに、これからの人生を送らねばと
切に思う。
風がひんやりしている。
鳥の声がしたので、あっ、ひょっとしたら
と思い、耳傾けた。
ちょっとかすれ気味。
(鳥でも風邪をひくのだろうか)
だが、そんな心配はすぐに解消した。
春告げ鳥である。
季節をあやまたず、けなげにさえずろうと
する姿に感動してしまう。
いつもはこれほど気持ちを動かさないのに
と、自分のこころの動きに驚く。
ここ半月あまり体調がすぐれず、ほんの数
日前、医師の手をわずらわせてしまったから
である。
ふたたびのopeだった。
さいわいにも一泊二日の入院で済んだ。
「お歳を召しておられるので、治療のさなか
に、何がおきるやしれません」
そう言われたのが、こたえた。
いつの間にやら、喜寿となった身。
今朝は花冷え。
まわりの風景が、まるで、初めて目にする
ごとく映る。
心を新たに、これからの人生を送らねばと
切に思う。