暗闇が徐々に青紫色になり、遠くに赤い一条の光が差し込むとき、自然の神秘と大いなる力を感じます。2023年は新たな時代の幕開け。コロナが感染拡大したこの3年間は、国境を超えて互いを理解し、手と手を取り合う心こそが、人類と地球を守り、未来を築くのだと、再認識した時期でもありました。地球は、かけがえのない美しい星。世界はつながっていることを、各国の日の出が思い起こさせてくれます。
ミラノ「大聖堂広場」
口語短歌
「国王の像が朝日に輝いて 荘厳な朝陽はまた昇る」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世(イタリア王国の初代国王)の像が朝日に輝く。背後には1300年代に着工し、400年以上もかけて完成した世界最大級のゴシック建築、ミラノ大聖堂です。
ハワイ「ハワイ島」
口語短歌
「絶え間なく溶岩溢るハワイ島 天地の叫び力実感」
ハワイ島には、地球上でも最も活発な活火山があります。島の南東に位置する標高約1,250mのキラウエア火山は、過去30年間に大小50回以上も噴火している。 ハワイ島の火山は、激しい爆発は起こさないが、その代わり頻繁に噴火を繰り返し、液状の溶岩を吐き出します。火口から流れた出た溶岩は、海に流れて急激に冷やされ、それがやがて陸となり、現在も島の面積を広げています。エネルギー溢れるこの島で日の出を浴びれば、天と地の力を実感します。
パリ「凱旋門」
口語短歌
「凱旋門朝陽を受けた日の出こそ 光輝く星に見えるも」
パリはもとよりフランス全土の象徴的な建造物の一つで、単に凱旋門と言えばこのエトワール凱旋門を指すことも多く、世界有数の観光名所となっています。この凱旋門を中心に、シャンゼリゼ通りをはじめとして12本の通りが放射状に延びており、その形が地図上で光り輝く「星」のように見えることから、この広場は「星の広場(エトワール広場)」と呼ばれていました。そのため、「エトワール広場の凱旋門」の正式名称があります。なお、この名称は後年に「シャルル・ド・ゴール広場 と変更されています。
トルコ「カッパドキア」
口語短歌
「世界にも類を見ない奇岩から 昇る太陽朝日を拝む」
人生で一度は乗ってみたい気球に乗って、トルコの世界遺産「カッパドキア」をまるで独り占めしているかのような感覚に、きのこ岩が無数に広がる不思議な光景の奥に、ゆっくりと現れる朝日を上空から鑑賞するなんとも贅沢な体験。地球が何万年もかけ創り上げた歴史ある絶景と朝日のコラボレーションは、思わず写真を撮ることすら忘れてしまうほどの美しさです。
参照
https://www.kateigaho.com/travel/125338/
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