こんにちはーーー金木犀です!
昨日、両親は、
結婚60年目にして初めて、
焼鳥屋デートをしたようです。
やるなあ。
さて前回の続きです。
集中して両親の遺影用写真を撮って、
おなかもすいたことやし、おひるごはんです。
母が、和定食みたいなのを出してくれました。
「K(私)が、小芋(里芋)好きやから、
おかあさん、昨日必死で小芋むいて、
1時間もかかってんで。
普通に、むくのんと、ちゃうねん、
こそげおとす、って本に書いてあるねん。
これがまあ難しむずかし。
土井さんの本見て、初めてやってみてん!
土井善晴さん、のほう、な」
あ! ほんまや、本が置いてある!!
母「土井さんのは、わかりやすいしナ。
この本は、ええ本よ。
ややこしなくて、エッセンスが書いたある」
「里芋と牛バラを炊いてんねん。
駅前の肉屋さんのお肉、
すっごいおいしいから、
こないだ安売りの時に買うといてん」
うわあ! めっちゃおいしい!
こんなん食べたことない!
里芋は牛バラの味を吸って、とろーり。
牛バラは、里芋の粘りをまとって、
柔らかくて、ほろほろ。
割ると、里芋の中は白いです。
『里芋と牛バラの煮物』
NHKきょうの料理のHPに載っていました。
ご興味のある方は、どうぞ。
こちらは、炊き合わせです。
母「大根の田楽味噌ーー、
高野さん(高野豆腐)ーー、干し椎茸ーー、
なんきん(かぼちゃ)やで」
なんや料理屋さんみたいやん。
母「そやろ?」
炊きたてのごはんには、
いつも通り、梅干しが入っていました。
最後に手製のカレーも出てきました。
母「さて、Kのマロンケーキをいただこか?」
ちょっと待って、私まだ、
ごはん食べ終わってへんし(笑)。
ごはんが終わり、
母が紅茶を淹れてくれました。
弟は、出張で横浜に行ってるらしいから、
ケーキ、お先にいただきましょか。
お味のほどは?
「どっしりとしたケーキやね。
栗もたっぷり入ってて、おいしいわあ。
バターやなくて米油であっさりしてるし」
あーーよかった。
父が週3回通っている、
デイサービスの記録も見せてもらいます。
血圧もええし、食事も10割、10割、
優等生やんか。
おやつタイムも済んだところで、
母の部屋で、YouTubeタイムです。
何を見るかといえば、他でもない、
ピアニスト角野隼斗さん!!
母は長年、ピアノ教師だったので、
角野さんの演奏も普段から聴いているもようです。
母がまだ見てなかった、
鍵盤ハーモニカや、ジャジーな曲も
一緒に聴いて、2時間経ちました。
ああーーのんびりしたーー。
そろそろ帰るわあ。
母「ちょっと待って!
Kが来るからと思て、いろいろ買うといたんよ。
よかったら、この袋持って帰って」
わ、重い。いったい何が入ってんのん?
・・・以前なら、こんなにたくさん申し訳ないよ、
と言ってたと思うんですが、
高齢の母が、これだけたくさん用意して、
娘に持たせてくれる、
ということに、胸が熱くなって、
ありがとう!!と、
素直にもらって帰ることにしました。
外は、真っ暗です。
母「Kと一緒に駅まで行くわ」
父「ボクも今日運動してへんから、行く!」
父も、シルバーカートを押して、
駅まで見送りにきてくれました。
なんだかなあ。
両親をいたわるつもりで帰ったのに、
反対に、こちらが甘やかせてもらって、
なんともいえない気持ちになりました。
ありがとう、おとうさんおかあさん。
また、帰るね!
最後までおつきあいくださりありがとうございます。
金木犀でした!