金木犀の、人生大転換

60歳を目の前にして人生の転換期がやってきました。さてこれからどんなことが起こるのでしょうか?? 

実家で、ゆっくり/土井善晴さん/角野隼斗さん

2023-12-14 08:01:46 | 両親


こんにちはーーー金木犀です!


昨日、両親は、
結婚60年目にして初めて、
焼鳥屋デートをしたようです。
やるなあ。


さて前回の続きです。


集中して両親の遺影用写真を撮って、

おなかもすいたことやし、おひるごはんです。


母が、和定食みたいなのを出してくれました。






「K(私)が、小芋(里芋)好きやから、
 おかあさん、昨日必死で小芋むいて、
 1時間もかかってんで。

 普通に、むくのんと、ちゃうねん、
 こそげおとす、って本に書いてあるねん。
 これがまあ難しむずかし。

 土井さんの本見て、初めてやってみてん!
 土井善晴さん、のほう、な」


あ! ほんまや、本が置いてある!!





母「土井さんのは、わかりやすいしナ。
 この本は、ええ本よ。
 ややこしなくて、エッセンスが書いたある」


「里芋と牛バラを炊いてんねん。
 駅前の肉屋さんのお肉、
 すっごいおいしいから、
 こないだ安売りの時に買うといてん」






うわあ! めっちゃおいしい!
こんなん食べたことない!


里芋は牛バラの味を吸って、とろーり。
牛バラは、里芋の粘りをまとって、
柔らかくて、ほろほろ。


割ると、里芋の中は白いです。






『里芋と牛バラの煮物』


NHKきょうの料理のHPに載っていました。
ご興味のある方は、どうぞ。


こちらは、炊き合わせです。





母「大根の田楽味噌ーー、
 高野さん(高野豆腐)ーー、干し椎茸ーー、
 なんきん(かぼちゃ)やで」


なんや料理屋さんみたいやん。


母「そやろ?」


炊きたてのごはんには、
いつも通り、梅干しが入っていました。


最後に手製のカレーも出てきました。





母「さて、Kのマロンケーキをいただこか?」


ちょっと待って、私まだ、
ごはん食べ終わってへんし(笑)。


ごはんが終わり、
母が紅茶を淹れてくれました。


弟は、出張で横浜に行ってるらしいから、
ケーキ、お先にいただきましょか。





お味のほどは?


「どっしりとしたケーキやね。 
 栗もたっぷり入ってて、おいしいわあ。
 バターやなくて米油であっさりしてるし」


あーーよかった。


父が週3回通っている、
デイサービスの記録も見せてもらいます。

血圧もええし、食事も10割、10割、
優等生やんか。



おやつタイムも済んだところで、
母の部屋で、YouTubeタイムです。


何を見るかといえば、他でもない、
ピアニスト角野隼斗さん!!


母は長年、ピアノ教師だったので、
角野さんの演奏も普段から聴いているもようです。







母がまだ見てなかった、
鍵盤ハーモニカや、ジャジーな曲も
一緒に聴いて、2時間経ちました。


ああーーのんびりしたーー。

そろそろ帰るわあ。


母「ちょっと待って!
Kが来るからと思て、いろいろ買うといたんよ。
よかったら、この袋持って帰って」


わ、重い。いったい何が入ってんのん?










・・・以前なら、
こんなにたくさん申し訳ないよ、
と言ってたと思うんですが、


高齢の母が、これだけたくさん用意して、
娘に持たせてくれる、
ということに、胸が熱くなって、


ありがとう!!と、
素直にもらって帰ることにしました。



外は、真っ暗です。


母「Kと一緒に駅まで行くわ」

父「ボクも今日運動してへんから、行く!」


父も、シルバーカートを押して、
駅まで見送りにきてくれました。


なんだかなあ。
両親をいたわるつもりで帰ったのに、
反対に、こちらが甘やかせてもらって、
なんともいえない気持ちになりました。


ありがとう、おとうさんおかあさん。
また、帰るね!


最後までおつきあいくださりありがとうございます。


金木犀でした!




両親の遺影用写真を撮る

2023-12-12 09:37:18 | 両親


こんにちはーーー金木犀です!


先週、日帰りで、
実家(仮住まいの方)に帰っていました。


上の弟からリクエストされていた、
栗のパウンドケーキを届けに行ったのです。


弟は両親の近くにいて、
たびたび顔を出してくれているので、
せめてもの気持ちです。
いつもありがとうね。


電車に乗ります。
平日のお昼で、すごくすいていたので、
写真を撮りました。すきすきやん。







さあ、着いた!






駅の花壇のお花たちがかわいいです。






両親の仮住まいに入ると、
母が笑顔で出迎えてくれました。








私に選ばせてくれたカーテン。
華やかなものが好きな母のイメージです。






89歳父のスナップをなんとなく撮っていると、

84歳母が、

「ねえねえ、前から頼みたいと思ててんけど」


いいですよ? なに?


「いえいの写真を撮ってくれへん? 
 イエーイ!ちゃうで。遺影、な」


ほう。


いやね、いざという時に写真がなくて困った、
という話は、よく聞くので、
気にはなっていましたが、
さすがに、こちらからは言い出せませんやん。


いいですよ。撮りましょう。


元気で長生きしてもらえるように、
こんどまた更新できるように、
日頃の感謝をこめて、撮ります。


場所をつぎつぎと変えて撮り、
最終的に、白い壁をバックにしました。


*両親の写真の掲載については、
 加工した写真を送って、
 両親に了承してもらっています♪


そりゃそうと、おかあさん、
そのエプロン姿でええのん?


「かしこまったのは、いややねん。
 こういう方が、私らしくてええねん。自然体で。
 普段から家事をしてる、
 アリノママの私って感じやろ?」


たしかに。


おとうさんは、髪の毛ふわふわやけど、
まあええな。せめてダウンは脱いで。


はいっ!  にっこり、にこにこーー! パチリ!




おお! いい笑顔! オッケー!


つぎ、おかあさん。


おかあさん、キレイやんー!
お肌もつやつやで。いいねいいねーー!

はいっ! にっこりーー! パチリ!






おお! いい感じやわーー。オッケー!


ふたりとも笑顔がよかったので、
顔全体は隠しませんでした。


ふたりに写真を確認してもらい、


すぐさま、弟たちにも送って、
それぞれで保存してもらうよう頼みました。


母「よかったーーずっと気になっててん。
  ありがとう!!

 
 続きでナンやけど、
 スイスの友達に送る写真も撮ってほしいねん。

 ヨーロッパ行った時に、
 ヒコーキで一緒になったスイスの人でな。
 小さいお子さん3人連れて困ってはって、
 お子さんと一緒に遊んだりしてんやん。
 もう40年、クリスマスカードやりとりしてるねん。
 いっつも家族の写真送ってきはるねんけど、
 私は、いっぺんも送ったことなくて、
 今回送りたいねんやん。
 カードの英文、めちゃくちゃな英語やけど、
 これでええ? まあええな。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


いつものことながら、止まりません。


ええよええよ、撮りましょう。
じゃあ、おとうさんとツーショットで。







うん! ええ感じやん!


つづきます。