イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

94.オリブ山から 1

2006年10月23日 | Weblog
 【写真:オリブ山から見たエルサレム】

 10月19日(月) 5時10分起床。もったいなくて寝ていられません。3階の部屋から、静かなエルサレムの街を撮ります。食事を早めにすませ、そのまま開店前の売店を数件のぞいて、ガラス越しの下見をしました。金や銀の高価なメズーザーが所狭しと並んで、いかにもエルサレムでした。シナイ山に残してきた小田家族のことが気になりますが、今頃はより一層、家族の絆が強まっているのかも知れません。ボチボチ私たちは見学開始の時間です。
「ボケルトーヴ(お早うございます」
「ボケルトーヴ」

 ダビデさんに挨拶してバスに乗り込み、オリブ山へスタートしました。きれいに整備された見晴らし台まで一気にバスで上がり、そこからエルサレムを眺めるのです。ふと、リーハイはどの辺に住んでいたのかなと、思いをめぐらせました。(1ニーファイ1:4参照)

 毎回、降りる前に注意を受けます。
「ここはですね、絵はがきなどを売るワンダラマンが群がってきますが、相手にしないでください。一人を三人で囲むようにして、お財布を出したとたん、スリにやられますから、絶対相手にしないでください。いいですね」

 念を押されて下車し、エルサレムを眺めながら説明に耳を傾けます。
「まず、金色に光っている丸い屋根の建物が、黄金のドームといいます。正式には岩のドームですね。それから左の方に灰色の小さいドームがありますね。あれはエレアクサ寺院といいます。わかりますか」
「はい」
「それから、ずーっと左の奥の方に、宇宙ロケットのような建物が見えませんか」
「はい、見えます、見えます」
「あれは、眠れるマリアの教会ですが、あの辺りがシオンの丘と言いまして、最後の晩餐の部屋とか、ダビデの墓とかがある所です。それから、岩のドームの向こうに高いビルが建っていますね。そのちょっと手前に、小さな茶色のドームが見えませんか」
「ああ、あれね」
「あれが、聖墳墓教会といって、ゴルゴダの丘ですね」
「嘆きの壁はどの辺でしょうか」
「はい、もう一回岩のドームを見てください。そのまま目を左へ移動しますと、木が植えられていますが、その終りの部分ですね。そこの城壁です。
 ドームを中心にしますと、皆さんが立っておられるオリブ山は東、嘆きの壁は西になります。ですから正式には西の壁といいます」
 皆さん、一生懸命メモしておられます。つづく。

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