2009年以降のF1日本GPが、鈴鹿サーキットと富士スピードウェイで交互に開催されることとなった。8日、フォーミュラワン・マネージメント（FOM）のバーニー・エクレストン会長と両サーキットが発表し、『ロイター』通信などが伝えている。
この発表により、F1日本GPは今年2007年と来年2008年は富士スピードウェイで開催、2009年以降は鈴鹿サーキットと富士スピードウェイで隔年開催されることとなった。
B.エクレストン会長は、FOMのプレスリリースを通じ「F1日本GPを富士スピードウェイと鈴鹿サーキット間で交互開催する協定に締結し、日本でのF1が長期間に渡って前進と成功を保ち続けることを確信している。富士スピードウェイがこれを受諾したことに感謝するし、富士スピードウェイと鈴鹿サーキットがこれを可能にしてくれたことをとても嬉しく思う。さらに、20年間に渡りF1を支援し、多くの我々（F1）のファンを持つ鈴鹿に戻れることも喜ばしく思う」と語った。
富士スピードウェイは、同じくB.エクレストン氏が会長を務めるフォーミュラワン・アドミニストレーション（FOA）から隔年開催の提案があったことを明らかにし「FOAの考え方は、今後のF1の発展と日本のモータースポーツの振興・発展に貢献するものであり、また、一国一開催のトレンドに即したものでもあると理解し、提案を受け入れた」とリリースを通じて、合意に至った経緯を語っている。
トヨタ自動車が筆頭株主の富士スピードウェイは、過去1976年と1977年にF1を開催。今年9月30日、30年ぶりにF1を迎えることとなり、来季の開催も保証されている。
一方、本田技研工業の系列会社である鈴鹿サーキットは、1987年から昨2006年までの20年間、F1日本GPを開催。その独特のコースレイアウトからドライバーからの人気も高いコースで、今回の決定により2009年に3年ぶりにF1を開催することになった。
2007年9月8日 18時41分 ISM