そもそも普通の家族ってどんな家族?

うちって、普通の家族だって思っていた。でも、なんか違うことにやっと気づきました。

やっぱ変なんだって

2015-12-11 11:40:09 | 日記
娘が高校卒業して、来年度再び警察の試験を受けようとしている。

その間、専門学校へ行き、車の運転免許を取って、バイトもして、と考えているところへ、
父親の、バイトはするな、車の免許も取らずに原付バイクの免許だけ取れ、なんて言っていた件。

それを仲の良い先輩に聞いてもらったら、やっぱり苦笑されたって帰ってきた。

原付バイクはないわーって。

チンプンカンプンなお父さんというのが、他の人にも認識されたということで、
私と娘は、「うちらだけがそう思っとったんやないね、やっぱりお父さん変なんやね」と笑った。

娘も、お父さんと話すとケムに巻かれると言っている。
言っていることに一貫性がない。
これは長男も言ってた気が。
思い付きで言っているのか、揺れ動く親心なのか、話すとこちらがモヤモヤして終わるそうで。
なんかいつもモヤモヤするのは私も一緒なので笑ってしまった。

まともに話せんでしょって笑。

頭はいい、理数系なので?かな?
理詰めだけど、それが不愉快になるというか。感情とか、感覚で話す私たちとはなかなか合わない。

話すとだいたい腹立ってくるらしい。
話して楽しいお父さんなんて、そうそういないとは思うけど。

この家出たらそんな帰ってこんかもしれん、なんて言ってる。

おお、そこまでか。

私とは会ってくれる感じだけど。

私の友達が、お母さんとはよく旅行行ったりするけど、お父さんはお母さんと離婚してから会ってないなあ、なんて言ってた。
うちもそうなるかもな。

娘だし、余計に母親寄りかもしれないし。
でも、娘が父親から感じる嫌な感じ、は、私が言い含めた訳では無いぞ。

何事も塩対応なのが許せないみたい。
テスト頑張っても、ダメだったところの話しかなくて。頑張っても頑張っても、認めてはくれないから。

よくあることではあるか。だけど…

私の父は、頑張ったことを認めるとか、成績のこととかは無頓着だったけど、「つらかったらいつでも帰ってこい」とかいつも言ってくれて、失敗しても、「死にゃあせん!」と笑い飛ばしてくれたり、それだけでももう本当に嬉しかったし、ちゃんと愛されてるなあ、と実感できた。

何気ない一言に、愛が感じられればそれで生きていける。

そういうのが、一切ない。

言わなくてもわかるだろ、ちゃんと養っているんだからいいだろ、では、
お金はくれても心はくれないと思われてもしかたない。
空虚なんだ。
この人、中身がないんじゃないか、と、怖くなる。
殻しかなくて、上部だけの言葉を並べて、本当の心は見せない。
あるのかもしれないけど、時折ハリボテなんじゃないかと思う。

と、ちょっと思っていたところ、モラハラの話でそういった事が書かれていた。

ある精神科医のコラムには、モラハラをする人間は空っぽである、と書かれてあった。

かわいそうな人。

愛情を受取りたい人から受け取ることができず育ったから、そうなったんだと思う。

お父さん、そのまたお父さんも、戦後だったから致し方ないのか、そういう境遇だったのではないか。

彼もまた、空虚な親の犠牲者なのかもしれない。

サイレントモラ

2015-12-11 11:34:52 | 日記
モラハラって、きっついことめっちゃ言われたり、怒鳴られたり、だけではない。

ため息、なんかはサイレントモラというんだね。
ため息と腕組み、されるだけで、死んだ気になった。

無言で首傾げられたり。

相当激しかった頃は、それはもう怒鳴ったり理不尽な事言われたり、泣かされてばっかいた。
叱られる私が悪いんだ、と、いつも自分を責めて、頭おかしくなるまで悩んで。

鬱になって、震えが止まらなくなって、そばに来れば卒倒するくらい怖くて、まともに目が見れなくなって。

そこで、夫は、きついことを言ったり、怒鳴ったりする事はやめてくれた。
でも、その後はため息と腕組み。
言えない分態度に出てる。

怒っているんだ、私は夫を怒らせる悪い妻だ、と自分を責めて。
どんどん体と思考が悪くなっていく。

それが、モラハラだってわかって、
何十年もそうだった私の人生を、一度否定しなければならず、ぽっかり穴があいたようになった。

本当にあの時はほうけていた。

空っぽになって、自分を喪失したようだった。

でも、それから、毎晩泣くなんてことがなくなった。

原因がわかって、モヤがかかっていた頭の中がすっきりした。
いつも同じパターンで泣いていた原因は、「絶対に私より正しいはずである彼」の方にあった。

私は自分を責めてばかりいたけど、責める必要なんか元々なかったんだ、とわかった。

25年間のそんな自分、よくここまで我慢したな。

そこからの私は幾分かたくましくなったと思う。
フラッシュバックもたまにあるけど、
何ヶ月かかけて、ここまで回復した。

彼のことを、ワンクッション置いて見るようになった。
一心同体と思っていた自分を切り離した。

無視してないのに、夫は、無視している、と訴えてきた。
違う、返事はしている。
心が離れたことがはっきりわかっただけ。反応しない私に肩透かしを食らって悔しいだけ。ざまみろ。
もう私はむやみやたら自分を責めないよ。
自責する私を見て優越感に浸るなど悪趣味極まりない。
あんたにエサはやらん。

前の状態(忠犬)に戻れば、命が危うい事を知っている。魂の殺人とはよく言ったものだ。本当に魂は死ぬ。

鬱が重症化して、生活もできなくなる。
実際、生活できなくなるまで体が動かなくなるところまでいった。
でも、そこから戻った。
子どもまで精神的に不安定になってしまったから。

たくさん、ネットで調べて、本を読んで、何日も費やした。
モラハラについて、たくさん読んだ。

子どものために、鬱のままではいけない。
なんとしても這い上がる!
と思った。

必死だった。

モラハラとわかる前は、原因がわからない苦しみにたえられず、死のうとも思った。
子どもがいたから踏みとどまった。

やっぱり子どもの笑顔が見たい。

帰ろう。

死ななくてよかった。

私が悪いわけではなかったのに、自分を責めて死ぬなんて。
愚かなことをしなくてよかった。

夫をとても恨んだけど、
彼には彼の理由がある。
彼の父ももっと酷いモラハラだったから。

わかっているけど、許せていない自分もいる。

心から許すのは難しい。

夫に相談したけど、私の考え方が悪いからそうなった、みたいに終わってしまった。俺が悪かった、とは認めない。
認めたら、「俺」の人格を否定することになる。それが、彼にとって一番の苦痛なんだ。

二人で乗り越えよう、とかもない。
お前の考え方を直したら解決だ、と、結局は突き放された感じがした。

人格障害ってどこかに書いてあったけど、まともに話せる相手ではないのかもしれないな、と本気で実感した。

私と向き合うのが怖いのかもしれない。
そういった、深い話は、衝突を生み、別れを予感させる。

それを避けたいからなんとか言いくるめないといけない、と彼は必死だった。

それで、話しても話しても、霧を掴むような感じで終わる。

もう、話さない。

こっちが壊れちゃう。

違う方に目を向けなくちゃ。

楽しいことたくさんしよう。

置かれた状況で、どれだけ楽しむのか、だと思う。

世の中モラハラじゃない人なんているの?
なんて思っていて。

まともな人をあんまり知らない。

離婚して次の人もモラハラだったら再起不能。
どうやら私モラ男に好かれる素質があるらしいので、そんなチャンスが巡ってきても、もはや人間不信。
(でも、真の優しさに飢えているから、詐欺とかに騙される自信はある。)
一緒にいてあったかい人が現れたら幸せだけど、本気で望むけど、反面怖い。
再婚後モラ男に変身されたら地獄。

と、めんどくさいこと考えちゃうので当面このまんまでいいや。

ちっこい幸せ、結構大事だったりするし。
子どもがそばにいるうちはこれでいいや。

夫のことは精神的に切り離して過ごせば、これはこれでやっていけなくはない。

子どもが全員巣立って、2人になったら?

一緒にいる意味が見つからないなら、私は1人になろうと思う。