麦の“おかげさまで”

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レニングラード国立歌劇場オペラ 「椿姫」 鑑賞へ

2005-12-06 | 音楽鑑賞
                           椿の絵柄を集めてみました
昨夜は隣市のk記念堂でオペラを楽しみました。       

レニングラード国立歌劇場オペラ 「椿姫」
ヴェルディ 作曲
アレクサンドル・デュマ 原作

あらすじ
「パリの高級娼婦ヴィオレッタ(ナタリア・ミノロワ)は富豪の息子アルフレード(ミトリー・カルボフ)の真剣な愛にためらいながらも次第に引かれるようになり共に生活する様になる。胸の病いは徐々に癒えていった。 彼女の留守中に彼の父親ジョルジュ(ユーリーン・イヴェリン)が現れアルフレードの妹の縁談にヴィオレッタの存在が差し控えるので身を引くよう強く言い渡される。
彼を愛するあまり泣く泣く身を引き元の娼婦への道へ戻る。胸の病は悪化していった。アルフレードは彼女に裏切られたと思い罵る。
それから数ヵ月後彼女の愛は真の愛と気づいた彼は彼女のもとへ行きお互いの愛情を確かめ合う。そこへ二人の愛が本物だと目覚めた父親も駆けつけ膝まづくのだった。
しかしその時遅くヴィオレッタは病い重く彼の愛を祈りつつ息絶える。」


何といってもヒロイン・ヴィオレッタの歌唱力が抜群で聞き惚れてしまった。
とくに不幸な後半の表現力は素晴らしくこのオペラの成功の要因だと思う。
父親のバリトンもじつに朗々と胸に響き忘れがたい。
ステージや衣装は前回観た時とはずいぶん変わりシックな印象。
しかし照明でヒロインを際立たせる手法は素晴らしく落ち着いた大人のオペラといった感じで充分楽しむ事ができて大いに満足だった。

ところで第1幕で歌われる「乾杯の歌」はあまりにも有名で新年のガラコンサートでは欠かせない曲らしい。
又 結婚式で乾杯のあと流される事も多いのだとか。
しかしこの曲はあくまでも悲劇の物語で歌われる歌。いかがなものか?という文章をどこかで見た事がある。
う~ん ちょっと難しいですねぇ。歌そのものだけを切り取れば構わない様な気もするし・・・。
あなたはどう思われますか?

今日の誕生花・・・シンビジューム・・熱心さ