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気ままな温泉旅行記

2024-03-24 21:05:01 | 日記

 今日は鳥取は倉吉での礼拝の後、もう少しだけ足を延ばして、三朝温泉の『株湯』というところに行ってきました。日帰りではありますが、気ままに温泉旅行記を綴ってみようと思います。

 三朝温泉に行くのなら、まずは『株湯』かと思って乗り込みました。調べてみたら、ここがこの温泉の原点のようなことが書いてあったからです。ここは、この地区で運営している公衆浴場で、気軽に日帰り入浴が出来、料金も銭湯くらいの料金でした。券売機で券を購入して窓口で渡すと、「こちらは初めてですか?」と。「はい、初めてです」と応えると、「お湯が熱いので掛け湯で何回か慣らしてから入ってください。一時間で出るようにしてください」と。

 中に入ってまず驚いたのは、脱衣場で着替えている人達の肌が、そろって真っ赤なこと。“これは相当熱いな…”と思いました。お風呂場の浴槽は3㎡程度で、その回りに椅子に座って体が洗えるシャワー付の蛇口が5人分程度ある小さな所でした。

 家では熱い湯を好むほうで、家族には敬遠されるくらいなので、よっぽど大丈夫だと思いましたが、まずは丁寧にシャワーを浴びて熱さに慣らしてから掛け湯をしました。

 確かに熱いです。暫くは掛け湯しか出来ませんでした。すると地元の常連のおじいさんが入ってこられて、シャワーのある椅子に座るでもなく、浴槽の目の前であぐらをかいて、湯船からお湯をすくっては固形石鹸一つで頭も身体も洗い始めた方が、新参者の私を見かねてか、「掛け湯していたらじきに入れるよ」と。

 言われた通りに掛け湯を続けてから入ってみましたが、入った瞬間に「あちち!」と思わず声が出て飛び出ました。まるでお笑い番組で「絶対押すなよ」で押された人が取るリアクション状態です。そんなことを繰り返していたら、次に入って来た同じく浴槽の目の前であぐらをかいた常連さんが、「湯船の腰まで浸かれる高さで半身浴していたら入れるよ」と。

 しかし、半身浴すら熱くてすぐに飛び出してしまいました。しかしそんなことを数回しているうちに身体も慣れてきたからか、少しずつ半身浴も出来ました。そしてようやく肩まで浸かりましたが、素早く60秒まで数えて飛び出しました。なんか湯船に浸かって数字数えるなんて、まだ小学生の頃に父と銭湯通いをしていた頃以来でした。

 先の常連さん達には「ごちそうさまでした!(もう十分です)」と言ってすぐにお風呂場を後にしました。

 脱衣場に出て鏡を見ると、私の肌も真っ赤っ赤でした…。

 『株湯』を出て写真を撮っていると、三朝地区の一人の長老さんが『株湯』について色々と説明してくださいました。地区の役場で働いていた方で、今の施設入り口横の基礎にある、定礎の文字を刻む木材などを準備する役目もされたそうです。今では飲み水の所にある、志の報謝箱の鍵を開けてお金を取り出しに来られているそうです。

 今の新しい施設は15年ほど前に出来たこと。それ以前は、今の足湯がある所が元々あった所で、その時に伝承となってきた楠の木株は、新しくする時に一度切り刻んで捨てようとしたが、今の源泉の飲み水場で利用したことや、当時の浴槽は、男子と女子の間にあった塀が頭くらいの高さで、我々地元の人は出来ないが、町民以外の人が来ては覗いたり、湯船の下の方は仕切りが無かったので、潜ったり、足を伸ばしたりと問題があったので、湯船の中も仕切りを造ったことや、この周囲にある他の地区の温泉場も、昔は全部一つで『湯村』と言われていたこと、また近くの『三徳山投入堂(日本一危険な寺)』のことなども含めて色々とガイドしてくださいました。

 この地区は、お湯の熱さや、投入堂のなど危険がいっぱいな所だな! と思いましたが、人々の心は、親しく声をかけてくださったり、とても親切な人達ばかりに出会えて良かったです。

 鳥取県の日本一は砂丘しか知りませんでしたが、“温泉の熱さ”、“投入堂”、そして宿のある米子市では、“どら焼”の生産も世界一の工場があったり(4月4日はどら焼の日らしいです)、また『水木しげる』さんや『青山剛昌』さんなどを輩出している漫画県でもあることが分かってきました。これまで知らなかった鳥取県の新しい発見が少しずつ増えてきて嬉しいです。

 今日は気ままに書いてみましたが、明日からは仕事モードに切り替えて一週間頑張ります!

 (今日を含めてこれまでの写真も掲載します。)

 

 

 

 


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