ピッコロビーネk&kのぶどう栽培日記

ピッコロビーネとはイタリア語で“小さなブドウ畑”
新しい栽培方法を探求し、おいしいぶどうつくりにチャレンジしてます。

今年のぶどう終わりました。その2

2022-09-27 | 日記

【シャインマスカット】

 今年は果粒の太り、房の大きさもよく、糖度も良好で皆さんの評価も好評でした。

 1回目GA処理後は、房の先端の実どまりが悪く、仕上がりを心配しましたが、最終的には問題ありませんでした。

やはり、シャインは人気者です。来年はより果粒も大きく形の良い房を作りたいです。

【昭平紅】

 昨年多かった裂果は何とか防ぐことができ、果粒も大きくなり見ごたえのある房もできましたが、どうも糖度が上がりません。

 9月に入ってもなかなか上がらず、収穫に苦戦しました。

 あっさりとした甘さなので、一番の特徴である果肉のパリパリ感が重要ですが、去年ほど感じられず、残念な結果となりました。

 この調子では、皆さんにお勧めもできず来年は、隣のシャインの枝を伸ばしつつ、別の品種に変えようかと考えています。

【クイーンニーナ】

 自宅の庭と第2農園2か所で作っており、まだ木が小さいので量はあまり多くありませんでした。

 第2農園では果粒が異常に大きくなり、大きいもので1房700g以上になったものもありました。

 本来ピンク色になる品種ですが、薄紅色~青色となり着色には不満があります。

 高い糖度、蜜のような香り、果肉のプリプリ感はとてもよく、シャイン、ナガノ、BKに次いで好評の品種です。

 来年から第2農園のみとしますが、枝も広がり、着果も増えることでしょう。

【涼香】

福岡県試験場によれば、成熟は8月中旬で巨峰より1週間早いとありますが、ピッコロビーネでは、9月9日が初収穫でかなり遅くなりました。

品種の特徴として糖度はやや低めで、皮ごと食べられパリッとした食感なので、涼香には間違いないと思います。

植えて3年目なのでまだまだ本来の特性が出ないため、収穫が遅れたのかもしれません。

写真はアップなので大きく見えますが、果粒が小さいのが自分としては少々不満です。

<今年新たに植えたい品種>

 1 紅環(べにたまき) :シャインマスカットの叔父にあたる品種。9月上旬に成熟し、皮ごと食べられ赤と黄緑のグラデーションが特徴とのことです。まだらになって見た目ちょっとどうかなと思いますが、とにかくおいしいということなので、マニキュアフィンガーの隣で作ってみようと思います。

 2 黄玉(おうぎょく):ジャスミンという赤系品種はジャスミンの香りが特徴です。その品種から作られた黄緑色品種で香りの特徴は引き継いでいます。8月中旬ごろから成熟し、皮ごと食べられませんが、糖度が20度以上になりかなり甘くなります。

3 ハニービーナス:紅瑞宝とオリンピアを掛け合わせて作られた、黄緑色品種です。8月中旬~下旬に成熟し、しっかり成熟すると独特の香りがします。皮ごと食べれれませんが糖度は20度以上になります。

4 ヌーベルローズ:シャインが母親の赤系品種で、果粒は涼香並みにやや小さいですが、皮ごと食べられてシャイン血筋の赤系では一番おいしいといわれる。裂果も少ないということなので、クイーンニーナの隣に植えて様子を見ようと思います。

5 雄宝(ゆうほう):シャインマスカットから作られた黄緑色品種で、とにかく果粒が大きい超巨大粒になります。収穫は9月上~中旬とやや遅く、甘ささっぱりとして皮ごと食べられます。昭平紅の交代品種として作ってみます。

6 グロースクローネ:藤稔と安芸クイーンから作られた黒系品種で、皮がと食べられませんが、着色が良く果粒は20gくらいの大粒になる。成熟は8月下旬以降でピオーネと同じくらいです。ピオーネの交代品種としてピオーネの隣に作ってみます。