kkdaiyaの映画、ミリタリー・ハイテク小説

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アンノウン・ソルジャー

2021年09月27日 | Weblog
amazon prime video 2021/9/26
アマゾン・プライムビデオで見ました。
2019年日本公開のようですが知りませんでした。
きっと地味な戦争映画なので公開時期も短かったのではないでしょうか?
第2次大戦中、フィンランドとソ連の戦争で領土の取り合いがあったのは知っていましたが詳しいことは知りませんでした。
1939年の冬戦争、1941年の継続戦争、1944年のラップランド戦争と続いて起きています。
この映画はその中で継続戦争の様子を描いています。
数人の士官、兵士を中心にスト-リーが進み最後は多くの兵士は戦死して、フィンランドは敗戦します。考証も正確なようです。武器もさることながら登場する戦車はT26、T34は前期の76mm砲装備、続いて85mm砲装備と年次が進んでいます。
フィンランド軍が強力なのはこの映画を見て分かります。歩兵中心の内容ですが精強な兵士が多く、戦車にも負けません。
最後は防御線が破られて休戦に持ってゆくのがやっとでした。
しかしそのおかげで他の東欧諸国のような衛星国にはならずに、独立を維持できました。領土の割譲は続いているようです。
クリミア強奪の時のように、いつでも領土取られる可能性があるので、ロシアがそばにいることでかなりの脅威を感じていると思われます。
日本も北方4島の問題があるので参考になる映画ではないでしょうか。
自衛隊が侵攻して取り戻す可能性はほぼ0です。連合軍を作れば可能かもしれませんが、死人が多数出るでしょう。そこまでやる価値はないのではないかと思います。逆に侵入されて北海道全域占領の可能性があります。
映画内容は素晴らしく費用が掛かったと思わせるシーンが多い。A級です。
フィンランドの人が必見とするのはよくわかります。

T26
T34-76
T34-85
公開スチール写真、予告編より。

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