日本の景観を探る

幼い頃、見た自然の風景、山、川、野、樹木、草花を求め歩き、今も残る季節の風情を、田舎の集落に探し,その記録を残す。

唐津市 旧高取邸

2009-07-25 09:58:52 | 昨日(過日)の風景


前回のとちぎSC追っかけで、大宰府等福岡の近くの観光スポットを見てきたので、今回は佐賀県の唐津まで足を伸ばした。

佐賀県唐津といっても、福岡空港から、福岡市交通局の電車に乗り、姪浜駅を通過し(ここからはJR九州)唐津まで乗り合わせがよければ、1時間30分程度で行ける、福岡からは割りに近いスポットである。

佐賀は焼き物で有名で、伊万里焼、有田焼、佐賀焼きなど、この唐津には唐津焼がある。(まだ焼き物に興味がないのでうんちくは語れない)

今回は、平成10年に国の重要文化財に指定された「旧高取邸」と唐津城を廻ってきた。

まずは、この「旧高取邸」建築家や大工などが知と技を終結させ、5年に渡る保存修理工事によりよみがえったもの。

明治期に数々の炭鉱を開き、日本で最初の炭鉱技術者として石炭産業をリードした高取伊好(1850~1927)の邸宅で、約2300坪の敷地に建つのは、居住スペースとしての居室棟と、迎賓間的な役割を果たした大広間棟、和風建築でありながら随所に洋風スタイルが取り入れられている、和洋折衷的な趣もある建物郡である。

建物の中も、高取伊好の富と趣味を活かし、能舞台や、杉戸絵などこの方面に興味のある人には一見の価値ある文化財が沢山あるようだ。

今回は、時間もなかったので、庭を中心に廻ってきた。




入口付近から見た、和風の建物と、マントルピースの煙突が目を惹く迎賓館としての洋風の建物。







メインの玄関と和風の2階建て建物、用途は何か分らない、外部と境を作る薄黄色の漆喰の塀がこの地の特色か?。





庭の外側の外周道路から撮った、庭と邸宅。(この写真は実は左右逆の写真??)






とにかく、この屋敷内の庭の黒松が立派で、手入れが非常に行き届いていた。







敷地が広い事もあり、庭木がそれぞれ活き活きして活着している。
飛び石も自然に配置されていて、余裕のある庭だ。







庭の外のほうからの写真であるが、多分邸宅のほうから見る庭も、この黒松の眺めも立派で、来賓を楽しませたことだろう。





黒松が多かったが、南国に多いソテツやその他の植物、灯篭を含め置物なども良い配置でおいてあり、自分が今まで見てきた庭の中でも上位の位置に入る。

再度時間を作ってゆっくり鑑賞したいが、約束は出来ないことか?。


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