東京九段下のホテルグランドパレスで原稿を書いています。 この宿泊価格クラスのホテルでは★★★で、ビジネスで上京の際は主にここを使わせていただきますが、プライベートの際は系列本家の皇居前パレスホテルがお気に入りです。 外観だけ見るとこれが一流ホテルかと心配になりますが、内部は新築ホテルに勝るとも劣りません。 もちろんサービスレベルはトップレベルですが、古い資産を維持修繕するレベルは他の装置産業には非常に参考になります。館内の床や壁に薄汚れなど見受けられませんし、某鉄道系列の新築間もない駅直結の大型ホテルのバスルームのようないやな匂いなどに遭遇したことはありません。 償却→再投資の事業計画が資産価値の維持をもたらしているのに違いありません。
さて先週末自宅にうれしい訪問客がありました。京都府のNさんです。約2年間におよぶ対策期間を乗り越えられ見事に「最善の廃業」を果たされ、「第二の人生への出発」の充電とご丁寧に私へのお礼も兼ね、南紀に1泊2日の小旅行で「心からの笑顔」を残されていかれました。
初めてお会いしたときは、
事業再生の見込みがない 任意清算しても自宅を失い、個人でも負債が残る 会社個人とも自己破産も視野に入れなければいけない
状況で当然のごとく生気のないお顔で、笑っても顔が引きつっている状態したが
2年間におよび、資金繰りや金融対策に真摯に取り組み、えてして廃業を目指された場合に事業に身が入らないで資産価値を下げてさらに廃業を困難にしてしまうことが多い中、見事に再建活動で事業の資産価値を上げ、廃業のタイミングをにらみご苦労されてきました。 結果は債権者に迷惑をかけることなく、自宅も確保、個人もプラスで廃業されました。
これが達成できたのはNさんのお人柄と行動力です。 同じスキームを取ってもほかの方ならこううまくはいかなかったかもしれません。 因果応報、Nさんやご家族の過去の行動が助けてくれたのかもしれません。
そのNさんと「梅仙人」の3人で「こんぴら山荘」で北海道土産のジンギスカンを囲み、秘蔵の「40年もの梅酒」を戴きながら深夜まで話し込みました。その途中でNさんは山荘の「天空露天風呂」に入られ、写真を撮りましたが、そのときの「心からの笑顔」は最高でした。(写真はこんぴら山荘にて)

クライアント様の「心からの笑顔」は私にとっても最高の喜びなのです。一人でも多くの悩める経営者のこの笑顔を見れるために努めることが私の天職だと思います。
Nさん翌日は白浜観光の後、梅仙人から戴いた秘伝「梅酢」と私の母作の「梅酒」を手に、再出発のエネルギーを漲らせて帰途につかれました。
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