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長寿幸せ企業への「変化と継続」2022-25

(6)「勉めざる者の情に三あり」 吉田松陰

第6回は 「勉めざる者の情に三あり」です。

勉めざる者の情に三あり。

曰く、吾が年老いたり。

曰く、吾が才鈍なり。

然らずんば即ち曰く、吾が才高し、学成れりと。

(吉田松陰 山田右衛門への手紙)

出典:「松蔭の教え」 ハイブロー武蔵著(総合法令出版)

吉田松陰


学ばない人の言い訳には

もう年をとりすぎているので遅すぎる。

才能がないから学んでも仕方がない。

学ばなくてもそんなことくらいは自分で出来る。

という意味ですが、よく耳にする言葉だなと思えば、

経営危機に陥り、経営再建に取り組んでいる経営者が【経営再建(改善)プログラム】

課題を期日までに提出出来ないときに口にする言葉です。

【経営再建(改善)プログラム】での私のアドバイスは、

特に能力が必要なのではなく、「習慣」になるまでは面倒くさい、やりたくないことばかりなのです。

当然ながら、プログラム参加者の半数以上は脱落していきます。

これをクリアーされた企業のみが短期間で危機脱出し、

正常企業→優良企業→安心企業→幸せ企業へと着実に歩めるのです。

倒産の崖っぷち企業を5年余りで無借金優良企業に再生させた俯瞰塾会員のS社長は

「勉強すればするほど、経営の難しさを痛感するが、ますます経営が楽しくなってくる」

とおっしゃられています。

このS社長は、学び続けないとすぐにもとの木阿弥になることをよく理解されています。

同じく松蔭は「清狂に与ふる書」で孟子の言葉を引用しています。

山径の蹊(こみち)、しばらく介然として之を用ひずんば而ち路を成す。

為間(しばら)く用ひずんば、則ち茅(かや)之を塞ぐ。


(出典:同じく「松蔭の教え」)

写真:松陰神社の吉田松陰像(東京世田谷区

まさしく、「幸せ会社」への原理原則のひとつは

当たり前のことを愚直に行動することです。

2013/11/28

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