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きみは「金霊(かねだま)」を見たか?

2005年03月09日 19時40分33秒 | 心霊
ネタがないので、また怖い話でお茶をにごします。w

 私の母の実家は栃木県南部のN町にあります。この話は母から聴いたのですが、実際に体験したのは母の祖母、つまり私の曾祖母です。この曾祖母は、けっこう裕福な地主の娘で、「ジョウサン」と呼ばれてました。母は、「ジョウ」という名前だとずっと思っていたのですが、本名はタケといい、「ジョウサン」はお嬢さんという意味だったそうです。w
 さて、母の実家のあたりは中規模の農家が点在する地域でした。その中でも、母の実家から見ると西にあたるので、「西の家」といわれていた家は、多くの田畑をもった裕福な家で、「セイゴロウ大尽(だいじん)」と呼ばれていました。ちょうど今くらいになると、梅林に芸者を呼んで、ドンチャン騒ぎをするくらいでした。
 昭和10年代のころだと思うのですが、「ジョウサン」が見ていると、「西の家」から金色に輝く「カネダマ」がふわふわと舞い上がり、そのままどこかに飛んでいってしまったそうです。「ジョウサン」は、祖母や母に、「西の家からカネダマが飛んでいった。西の家は没落するにちがいない」と言っていたそうです。
 この「カネダマ」が飛んだ頃に「西の家」では長男が生まれましたが、彼は悪い仲間たちと女性を強姦するようになりました。あまりに強姦事件が多発するので、母の実家のあたりでは「処女がいない」とまでウワサされるようになりました。結局、彼は、警察に逮捕されましたが、その後も更生することなく、「西の家」の財産をほとんど使い果たし、最後には家もヤクザにとられてしまいました。
 私がよく行っていたころ(30年前)は「西の家」には家の人が住んでいましたが、20年前にはヤクザの関係者が経営するスナックになっていました。

 この話を某心霊サイトにカキコしたところ、さまざまな反響がありました。

>>冥帝さん
 「カネダマ」は「金霊」と書くそうです。どこかで見た名前だなと思って探したところ、ありました。岩井宏實『暮らしの中の妖怪たち』(河出文庫)によると、「ある日突然蔵の戸が開いて、どこからともなくたくさんの金銭が舞い込んでくるというのである」らしいです(類似の妖怪に「銭神」というのがあり、これは薄雲のような形状とのこと)。ということは、出ていけばお金がなくなるというわけですね。納得。

>>まっくんさん
 これらの妖怪は、初めて知りましたが、「金霊」でも「銭神」でもいいから、そんな妖怪なら是非家に来て頂きたいものです・・・。「貧乏神」とは対極の妖怪ですね。貧乏神(神などと呼ぶ必要は無い)は逆に出て行くと家が繁栄しますので。私の家には蔵は有りませんが、物置ではだめですか?。宝くじ等で大金が当たる人には、きっとこれに似た様な何か良い予兆が有るんでしょうね。

>>ハチロクさん
 「かねだま」って『げげげの鬼太郎』で有名な水木しげるの『妖怪百科』という本に絵入りの解説で載ってました。昭和初期まで見かけられていたんですねー。最近は人の心が曇ってしまったせいでしょうか、見えないのは。よく「~だま」というのは聞きますね。典型的な例では「船霊」とかでこちらも出ていくと、船が沈んだり、戦争中だと撃沈されたりしてたみたいですね。やはり、人知を超えた「何か」は存在しているのでしょう。

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2 コメント

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Unknown (ぽちゃん)
2005-03-09 20:05:07
内容と関係のない質問でスミマセンが...



デジカメにもいわゆる‘心霊写真’って写るのでしょうか?



フィルムカメラだと、‘情’とか‘念'とかが「焼き付く」ことって有りそうな気もしますが、デジタルってどうなんでしょうね? あるんですかね???



最近、デジカメが欲しくて物色中なのですが、フとそんなことを考えました。
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デジカメでも、、、 (王子のきつね)
2005-03-10 00:57:52
ここにあるYさんの話だと、デジカメでも写るようです。

   ↓   ↓

http://blog.goo.ne.jp/kitsunekonkon/e/0a700dc9c5932138b0b3951c94c94b6b



でも、デジカメだったら、消去すればいいんだそうですが、なんど消しても消えないやつもあって、それはめちゃくちゃヤバイそうです。
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