くまちゃん。の冷吟閑酔ドールなblog

人形に嵌った人形者の怪しい毎日

徳川御三家江戸屋敷発掘物語 その1

2006年11月01日 | ミュージアム・アート
どもっ!

今日は休みだったので行こうと思っていた博物館・資料館の展覧を回ってきました。
千代田区・新宿区・文京区の三区合同企画による特別展「徳川御三家江戸屋敷発掘物語」各区の展示施設で公開しています。

まずは新宿歴史博物館で行なわれている「徳川御三家江戸屋敷発掘物語-尾張家への誘い-」へ。
市ヶ谷の防衛庁付近には尾張家の上屋敷が、戸山地区一帯には下屋敷があり、発掘調査で出土した鬼瓦や屋敷に暮らした人の生活をうかがわせるお椀やお皿などの展示があります。
どれにも三つ葉葵の御紋が入っていて凄いねぇ。
敷地内で焼かれた「お庭焼」という焼き物もあって自前で作っていたんだね。
また戸山の下屋敷には「戸山荘庭園」と呼ばれる広大な東京ドームの9倍ぐらいの庭園があり、池や滝の他にも小田原宿を模した町屋と称する街並みが作られていて、そこで買い物をしたり風景を眺めて酒肴をしたためたようだ。
高札場には喧嘩があっても止めるかとか、草木の枝を切ってはいけないを、木をキリシタン禁止みたいなしゃれっ気があることが書いてあった。
高札場とは、幕府や領主が決めたご法度や掟書などを木の板札に書いて高く掲げておく場所の事。
本来は喧嘩を止めるなとか書く事はありえないんだよねぇ、そんな遊び心のある今のテーマパークみたいな所だったようだ。
同地は後に陸軍戸山学校になり、戦後は都営戸山ハイツなどに変わっている。
現在は戸山公園の箱根山あるだけで当時の面影は無い。

新宿歴史博物館は常設展も面白いので行ってみる価値はありますな。


新宿歴史博物館

【会期】10月21日(土)~12月3日(日)月曜休館    
【時間】午前9時30分~午後5時30分
【料金】一般300円 (常設展示300円とのセットで100円引き)


画像は常設展示の都電5000系

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