ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

朝霧高原の夜  行き行きて駿河の国に至りぬ(2)

2021-01-02 14:51:11 | PiTaPaより遠くへ

 夕方の混雑。日本平パークウェイから一般道に出たところから渋滞は始まりました。本当は三保の松原というところを見てみたかったのですが、静岡入りが遅い。時間切れです。

 国道1号線に入り、清水駅前を通って東に向かう。途中でスーパーに寄り晩御飯を買いました。富士由比バイパスに入るとクルマは流れよく走り始めます。暗闇でよく見えませんが、東海道本線と国道とが山と海の間を走っています。関西でいうなら須磨と塩屋の間に似ている感じです。やがて東名高速道路も合流します。よくテレビの台風情報で、海の隣を走る道路が写されるあの辺りだなと想像します。時折東海道線の通勤電車が走って、ジオラマのように思われます。

 東名高速もJR線も離れてバイパスだけになると、蒲原海岸。えーとあれは2000年の夏。富士市からの帰りにこの海岸に下りて小一時間海辺に遊んだ記憶があります。ほんの何年か前のことのように思っていますが、もう20年も前の話でしたか。年をとるのは早い!

 富士市内に入るとまたまち夕刻の渋滞。懐かしい富士市文化センターを横目で見ながら、富士見大通りをのんびり北上。停まってばかりなので辺りを見渡すと富士山ナンバーの多いこと。自分のクルマから見えるナンバーはほぼ全部富士山。いわゆるご当地ナンバーで、希望をしなければ富士山ナンバーにはならないわけですから、地元の人たちも富士山を心の拠り所にしているということでしょう。道路はやがて西富士道路。さらに富士宮道路。富士市の北側に富士宮市があるくらいの認識はありましたが、富士宮市って結構大きな町のように思われ、片側2車線の富士宮道路の左右には今風のお店が並びます。人々の生活道路でもやはり混雑。流れるようになるのは、片側1車線になってから。だんだん光をなくして、道路は寂しいところを走ります。何か見えてもよさそうなものなのに、霧が出ているようで、とても心細い。時折向こうからクルマはやってきますが、私の前にも後にもクルマはありません。

 日本平から約2時間半。道の駅朝霧公園にとうちゃこ。時計は19時半くらい。気温17℃。標高900m。今夜はここでクルマ寝の予定ですが、寒さに目が覚めることはなさそうです。

 クルマから降りて周辺を探索。第一駐車場は3割程度の埋まり具合でしょうか。それも今夜はここで過ごすと思われる様子。キャンパーが多い気もします。さすが全国の道の駅のなかでも、かなり有名なこの道の駅(と私は思う)。トラックの休憩場所にもなっているようで、トラックのアイドリングも聞こえます。隣の第二駐車場にも何台か、お泊りらしいクルマが停まっています。天気は曇り。細い月が時折見えるのと、天頂あたりは雲が切れていて、星がよく見える。近くに見えるのも当然かという気がします。富士山は近くに見えるはずですが、暗闇でまったく見えません。

 はるばる駿河の国までやってきましたが、今日1日はほとんど景色らしい景色を見ていません。明日はいい天気でありますように。

 クルマに目隠しをして、シュラフを広げて、さぁ、晩御飯。

(つづく) 


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