2008年12月のブログ記事一覧-ギャラリー貴祥庵 ―《貴志 理の 日々の思いついたままのイメージ絵画、心に残る言葉、歳時の記録を綴る》―


雪譜12

 

君かへす朝の鋪石(しきいし)さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ

                            白秋歌集『桐の花』)

  意気なホテルの煙突(けむだし)に
   けふも粉雪のちりかかり、
    青い灯が点きや、わがこころ
     何時もちらちら泣きいだす。

                     「意気なホテルの」 北原白秋

Adamo-Tombe La Neige /雪が降る/HOKURIN/Guitar

本年最後は友人北林氏の《雪が降る》でシリーズ雪譜の終了とします。

今年一年ありがとうございました。また来年も宜しくお願いいたします。

良い年をお迎え下さい

 

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雪譜11

Nolwenn Leroy - Tombe la neige

   汚れつちまつた悲しみに
   今日も小雪の降りかかる
   汚れつちまつた悲しみに
   今日も風さへ吹き過ぎる


              中原中也  「汚れつちまつた悲しみに……」初節

 

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雪譜10

Tombe La Neige

雪降れり時間の束の降るごとく    石田波郷

 

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雪譜9

 

雪の夜や重(かさな)ッて行(ゆく)鳥の声  内藤丈草

 

 

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雪譜8

沫雪は千重に零(ふ)り敷け恋しくの日(け)長き我は見つつ偲はむ
                            人麻呂歌集

 

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雪譜7

   ゆきがふる ゆきがふる。
   しろい雪がふる。
   あをい雪がふる。
   ひづめの音がする、
   樹をたたく啄木鳥(きつつき)のやうなおとがする。
   天馬のやうにひらりとおりたつたのは
   茶と金(きん)との縞馬である。
   若草のやうにこころよく その鼻と耳とはそよいでゐる。
   封じられた五音(いん)の丘にのぼり、
   こゑもなく 空(くう)をかめば、
   未知の曼陀羅はくづれ落ちようとする。
   おそろしい縞馬め!
   わたしの舌から、わたしの胸から鬼火(あをび)がもえる。
   ゆきがふる ゆきがふる、
   赤と紫とまだらの雪がふる。
                   大手拓次「曼陀羅を食ふ縞馬」
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雪譜6

   ねむりの中にひとすぢあをきかなしみの水脈(みを)ありそこに降る
   夜のゆき 
                     斎藤 史
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雪譜5

昨日に引き続きグラスの音色を

Skrotsymfoni, sats 3 - Junk symphony, 3:rd mov.

 

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雪譜4

 雪の中で奏でる音に相応しいイメージとして読者の方からクリスタルガラスを教えて頂いて探してwine glass music - glass harp (Swan Lake-P. Tchaikovsky)みました。

 

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雪譜3

 

 

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雪譜2

雪のみや 降りぬとは思ふ 山里に われもおほくの 年ぞ積もれる

                              ― 紀貫之 ―

 

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雪譜

 

 

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雪模様

 雪煙舞い上がる雪原に遊ぶ

 

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青らむ雪

何もかも飲み込んでしまいそうに降り積もった雪の輝きに新たな...。

 

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雪見障子

雪見障子に映る情景を思い浮かべながら

 

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