「先生から教わったトレーニングやってます」

年に数回こられる患者さんで、お母さんを介護しながら、
ご自身もお仕事を持っておられる、という女性がおられます。

私がこの方にお世話になっているということもあって、
ひょっとして私に気を使って、
接骨院に来てくださっているのかと考えることもありました。

先日、お母様が入院されたと聞いて、
機会があったので大変だったですねとお声をかけに伺いました。

その際、
「なかなか通院できずごめんなさい。
でもね、先生から言われたトレーニング、やってるのよ。
膝をあげて、足踏み。
はじめは膝を高く上げようとすると、その度、ぐらぐらしてたけど、
だんだんしっかり立てるようになってきたのよ。
あと、ラジオ体操もやってるのよ。」

来院しなくなったのではなく、自分で自分の体をちゃんと診ているのです。
夫の一番伝えたいことが、ちゃんと患者さんに伝わっていると感じた瞬間でした。