沖縄・神人・ユタ

いろんな災難・病気・人間関係の不和などで悩んでいる方に、

自分が体験した中で、何かの良い切っ掛けになればと・・!

亡き兄の三回忌に!

2021年03月31日 | 新たに!


 私は四人兄弟で、母親が自慢する程兄弟の仲が良く、私は兄三人の末っ子の長女で兄達からは可愛がられてきました。
そんな中三男の兄は、高校を卒業し直ぐに名古屋に就職を決め移住し、名古屋の女性と結婚をし三人の娘の父で、デザイン学校出なので、とても奇麗な字を書く人で、仕事はデザイン関係の仕事をずっと頑張っていました。そんな兄が二年前に大腸がんで亡くなり、大好きだった兄だけに本当にショックで今でも信じられなくて・・・・(-_-;)

一昨年、余命一か月だと聞かされ、福岡に居る兄達と直ぐに名古屋に飛び、入院する兄のもとへ行きました。瘦せ細り変わり果てた姿に動揺してしまいそうになる程でした(-_-;)それから一旦戻りまた直ぐ行く予定でしたが、死に目には会うことが出来ないでの別れでした。

葬儀を終え兄の家に行き、兄の遺品などをいろいろ見せてもらいました。昔からレコードが大好きで沢山のレコード盤を「俺が死んだ時は棺に入れて一緒にもて行く!」と言ってましたが、二番目の娘がいつかこのレコードでお店をしたいと思っていると聞き嬉しく思えました。本当は私も欲しかったのですけどね!
遺品の中で、もう永くないと悟っていたのでしょうか、曼陀羅の塗り絵の本を子供に買ってきてもらい塗っていました。何体もの観音様を塗っていくものでした。兄はデザイン科で絵もとても上手な人でしたので、そんな兄が観音様を色鉛筆で塗っているのですが中途半端の仕上がりにショックでした。
これを見て、兄が”観音様を塗ることで何かに縋り良くなりたい!”と塗り始めたいろんな想いと、奇麗に塗り上げたいのに濡れないでいる兄のどうしようもない気持ちを思うと苦しくなりました。
それでこの塗り絵を形見として頂くことにし、その後兄の三回忌に自分なりに塗り上げて墓前に上げてもらうつもりで塗り上げました。

本当は全部塗り上げるつもりでしたが、兄が頑張って塗った観音様も残さなければと思い、一枚は色鉛筆で塗られたものと、ペンでなぞっただけの観音様も素敵だったのでこの二枚を一緒に、大好きだったお酒とお菓子を添えて送ることにしました。

             


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