「企画」と呼ばれるものを作成する前には「課題」があり、そしてその前に「問題点」がある。
「問題点」とは正確な現状認識の上に成立するもの。
現状と、あるべき姿のギャップを埋めるためのものが「企画」であり、現状認識を正確な現状認識が無くして、「企画」はあり得ないと思います。
診断士の必須であるSWOT分析も現状を認識するための手法のひとつ。
さて、今朝の新聞の一面はほとんどこれでしょう。
「福島第一原発に海水注入は継続していました。」
つい先日まで、工程表ができたとか、菅首相が再臨界の恐れがあるから海水注入停止を指示したとかしないとか、55分間の空白時間がメルトダウンを誘発したとかしないとか揉めていたと思えば今度は・・・
「いや、実は所長の独断で継続していました。」
もう、何をどう突っ込んだら良いものやら・・・
震災発生から2ヶ月半が過ぎたのに、未だ現状認識すらままならず、情報が二転三転する毎日。
原発事故収束の工程表が出たと思えば見直しがかかったのは記憶に新しいが、この有様では見直した工程表の信憑性も疑わしい。
一体福島では何が起きているのか。
このままでは、政府や東電が何を言っても信用できなくなる。
事態を収束する工程表も復興プランも必要、G8サミットでの情報開示も必要。
原発に代わる自然エネルギー20%を目指すとか、根拠があるのか無いのか分からない決意表明も、まぁいいでしょう。
それよりとにかく、現状認識を一刻も早く、そして正確に!
事態の収束も復興プランも、それなくしてはあり得ないのだから。
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