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この日は伏見区の四箇所のお寺を回った。伏見区と言っても非常に広く、東西に長くてどの辺りかと言うと、近鉄の丹波橋駅から伏見駅にかけての西南方向にある一角だ。その南の方に行くと観光地として整備されており、池田屋あるいは伏見の酒として有名な各酒造会社の醸造所がある。運河には手漕ぎの観光船がゆったりと浮かび、昔ながらの風景が楽しめる。周辺にも多くの寺や神社があり 1日かけてゆっくり回れる場所となっている。
もちろんこの周辺のお寺といっても、すべてが観光寺院というわけではなく、回った4ヶ寺のうち一般的に有名なお寺は「明寿院伏見庚申堂」であり、後の3箇所はそれぞれ境内に入ることはできたが、様々な資料を調べても特に情報はなかった。このようなお寺は大半が浄土宗であり、京都だけでも500箇所以上あると言われている。駒札が掲げられていたのは明寿院伏見庚申堂だけで、3箇所については情報不足なので写真のみの掲載とする。
栄運院 浄土宗
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源光院 浄土宗
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明寿院伏見庚申堂
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『明寿院(伏見庚申堂)
当山は真言宗醍醐派の寺院で光圓山 明壽院 庚申堂と号し、庚申信仰の寺として地元では伏見庚申堂とも呼ばれている。
六十日に一度巡ってくる庚申の日の夜には、人々は寝ずに一夜を明かす「庚申待ち」を行った。言い伝えによると、人の腹のなかには三尸(さんし)という虫がいて、庚申の日の夜に人々が寝静まってから体から抜け出る。そしてその人がしてきた悪事を天帝に告げに行き、それによって寿命が決まるといわれていた。そこで人々は三尸の虫が抜け出さないように寝ずに過ごした。庚申待ちにより、三尸の虫を封じ息災延命や心身共に清浄になることを祈願したのである。
本尊の庚申尊は青面金剛を中尊とする夜叉達で、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿を眷属(けんぞく)(神仏の遣い)とすることで有名で、普段は厨子に納められ、御開帳は六十年に一度の庚申の年である。
寺伝によれば、創建は寛永十五年(一六三八)で、東山天皇の時代の元禄十一年(一六九八)には玉躰安穏祈願の勅許を受け栄えた。創建当初は隣接する住吉児童公園を含む一帯がその境内で大きな堂宇が並んでいたが、明治中期に本堂も含め取り壊されて縮小し、現在の本堂は当時の護摩堂が移築され、庚申尊を中心に諸仏・諸尊が祀られ、諸病平癒・女人守護の寺院として信仰を集めている。 京都市』
(駒札より)
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路地が交錯する住宅街の角っこにあって、そのぶんよく目立つ。門を通して内部の建物も見える。一見賑やかな感じがする。そのまま山門を入ると右に左に様々な建物があって、あるいはまた三猿の像もちゃんとある。
山門前にある駒札の内容は上記の通り。結論から言うと駒札の内容にさらに付け加えるようなことはない。境内は決して広くなくどちらかといえば狭いが、その中に庚申信仰に関わる様々な像が配置され、三匹の猿もそのうちの一つだ。そういった意味では狭い割に写真の撮り甲斐があって、色々とを楽しむことができる。
駒札とは別にお寺自体の説明書きが置いてあって1枚頂いた。かなりな長文でここに掲載するのはやめておいた。この辺りでもかなり人気のお寺のようで、様々な本やネット上にも情報が多い。行く価値ありと思う。
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西来寺 真宗大谷派
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