神鳴り3

後期高齢者になりましたが、ますます若々しくありたいと願っています。どうぞよろしくお願いいたします。

二宮尊徳の歌

2021-12-21 08:47:21 | 日記
天地の 和して一輪 福寿草 

さくやこの花 幾代経るとも


二宮尊徳作


今朝、Blog友さんの記事で見つけました。

さすが二宮尊徳翁の歌です。

花が咲くのは咲くべくして咲くのですね。

私は歌もそうでなければならないと思います。

「詠うべくして詠う」歌でなければならないと思います。

歌は作るものではなく、自然に作れてしまうものだということです。

作ろうとして作る歌は邪道だということです。

そうして詠われた歌は人に知られなくてもよいのです。

山奥に咲く花が、誰に見られるわけでもないのに、精一杯咲いているのと同じことなのです。

作(さく)は咲くと読みが同じですが、本当の作は、咲くべくして咲くということなのです。


★作は咲くすなはち花が咲くごとく歌は詠へといふことならむ


★花が咲くやうに詠ひし歌なれば人に認めてもらはぬもよし


★奥山に咲きつる花の大方は人に見られず静かに果つる


★奥山に紅葉(もみ)づる紅葉悶えつつやがて悟りて枝より落つる


★もの言はぬ紅葉くれなゐ口もたず耳も持たずに色のみ香る