そういえば毎年4月って妙に肌寒い日が多かった気がするなぁと思いながら東京国立近代美術館へ。




「あやしい絵展」。
絵に潜む真実、のぞく勇気はありますか?
会期は3月23日~5月16日。

撮影は撮影禁止の表示がない作品は可能。
なれど、どこかあやしさを漂わせる絵ばかりが160点集う。日本画もあれば洋画もあれば版画もあれば挿絵もあれば。ほの暗い会場に、暗めの色調の小さな作品が多い上に、それなりの数の来館者。
キーワードになるような作品は撮影禁止が多い。
あやしくぼやける。

構成は3章。
1章
プロローグ
激動の時代を生き抜くためのパワーをもとめて(幕末~明治)
2章
花開く個性とうずまく欲望のあらわれ(明治~大正)
2章ー1
愛そして苦悩ー心の内をうたう
2章ー2
神話への憧れ
2章ー3
異界との境で
2章ー4
表面的な「美」への抵抗
2章ー5
一途と狂気
3章
エピローグ
社会は変われども、人の心は変わらず(大正末~昭和)













私はビアズリーが好きだ。
たぶんその影響を大いに受けたであろう橘小夢はビアズリーに著しく傾倒しながらも独自の妖美な退廃を醸していった。
なんともいいのだなぁ。












「嫌なお方の親切よりも 好いたお方の無理がいい」。か。
つい男と女のもつればかり思い浮かぶけど、そうとばかりも限らない人の心の奥深くひそむ自分でも気が付かぬありとあらゆる情念・・・
怖いなぁ。。
