銀座一丁目の奥野ビル。






1932年(昭和7年)に高級集合住宅・銀座アパートとして建てられた。
設計は川元設計事務所。施工は不明。

今は、多くのギャラリーをはじめとし宝飾店とか会計事務所とか様々なテナントが入居する。





エレベーターの開け閉めは手動。


どこをどう切り取っても魅かれる。









1階のY'sARTSのオーナー氏が、306号室に行ってみてください!と教えてくださった。
昭和7年竣工まもなく一人の女性が入居して美容室を開業したという。スダ美容室。
戦前戦中戦後を経て昭和60年代に廃業。
その後は住居として使用し2009年に100歳の天寿を全うし女性は旅立ったという。
遺品整理の後に修繕等が入る前に306号室を借り、銀座奥野ビル三〇六号室プロジェクトが始まった。
私がお邪魔した24日は、MY coco氏と黑多弘文氏の「絵と壁」展が開催されていた。








時の流れるままに自然に様々に消滅へと向かう室内。

このプロジェクトの行方はわからないけど、久々に心が泡立つ。

今度からは銀座に来たら必ず寄ってみよう。