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今日のころころこころ

2023・5・10 横浜地方気象台植物季節観測用標本・クワ。シルク博物館の蚕。

月に一度は必ず横浜地方気象台に植物季節観測用標本を見に寄る。
ソメイヨシノは春のお役目を終えて英気を養う。
アジサイはまだ葉っぱ。

お!クワの実が出来てる。
地方気象台の植物季節観測用標本はその地方地方の特色がある。
横浜の場合はクワではないだろうか。
今現在の観光地としての横浜のイメージからだとピンと来ないかもしれないけど、横浜と養蚕は切っても切れない。
明治時代、全国各地から集められた生糸は横浜港からバンバンと輸出され、1909年には世界一の生糸輸出国となったのだった。
開国後の国家近代化のためのお金は蚕が稼いだといっても過言ではない。

シルク博物館では蚕を飼っている。
シルク博物館は開港広場の道路挟んで向かい側。





シルク博物館は、1959年(昭和34年)に横浜開港百周年記念事業として、神奈川県・横浜市・関係業界の協力で開館した。
この場所には、開港当初は英国商社ジャーディン・マセソン商会(英一番館)があった。
安田周三郎の「絹と女」が設置されクワが植えられている。

シルク博物館は、絹の全てを網羅した世界的にも数少ない博物館。



この博物館は蚕を飼っているのだ。
孵化したばかりのベイビーから繭を作るまでを現物で展示している。




クワの葉っぱはブロンズ像の下にしか生えてないし、そもそも市内に桑畑なんてもうゼロかもしれないのに、こんな場所でも飼えるのは、カイコ用ペレット人工飼料が開発されたからなのだ。
もちろん、下のくわの葉っぱを食べさてもらえることもあるけどあの面積では限られてる。

細々でもつなぐ。
養蚕をつないでいく。

それも港横浜。
アメリカ山もバラが花盛り。



ベニバナトチノキの花も咲く。





コメント一覧

kinntilyann
tomaoさま
こんにちはでございます(^^)/

シルクセンターのビルそのもの良いですよ!
M階とかあるビルってあんまり残ってない気がします。上野の松坂屋さんくらいしか思い浮かばない気がします。
蚕に会いにまいりましょうぞ(^^)/

良い午後でありますように(^^)/
kinntilyann
tkgmztさま
こんにちはでございます(^^)/

ありがとうございます!
地味な存在だし蚕なんて泥臭いと感じる人たちも多いから嬉しいです。

あのあたりは観光エリア横浜というのが幸いしてるかもしれません。
観光資源でなければ跡形も無く消えて、無機質でのっぺらとした高いビルばかりになっていたかもしれません。
今現在生きてる存在が大事なものです。
今盛んに建てられてるあちこちの高層ビル群は、古くなったらただのお荷物ボロビル群になってしまいそうだな…

今日も良い午後でありますように(^^)/
tomao420
シルク博物館知らなかったです
近くに行ったら寄ってみたいと思います(*^^*)
薔薇も綺麗な時期、散策もさらに楽しめそうですね
tkgmzt2902
小説でしか知らない、明治の横浜の沸騰しそうなあの熱気!
それが形になって残されていてほんとによかったです。
日本の近代化の原点ですからね。
私には新鮮な情報で嬉しく拝見しました。
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