今月から職場で、ちょっと責任のある役割を負わされています。
最近では、いろんなマスコミ報道もあり、企業はコンプライアンス(法令遵守)の強化に努め、それぞれにいろんな工夫、努力をしていることと思います。
私が働いている会社も例外ではなく、今まで以上にコンプライアンスの部分を厳しく指導されるようになりました。
そこで、いわゆる業務監査と同じ内容のことを、各セクションに責任者を置いて、月単位でチェックしていこうという動きになりました。
今まで、いわゆる「ローカルルール」(支店独自ルール)みたいな、なんとな~くのお約束でやっていた部分や、やらなきゃいけないんだけど、業務監査が入りそうにない時期には何となく後回しになってて、監査が入る頃になって慌てて取り繕う・・・みたいなことを一切なくすための動きです。
そこで、私が担当しているセクションのチェック責任者になってしまいました。
決められた期間に行われた業務を無作為に抽出して、それがルール通りに行われているかどうか、いくつもの項目に渡ってチェックするのです。
まあ、当然やらなければならないことが普通にできているかどうかの確認なわけで、できてないのが問題といえば問題なのですが、まあ、取り方によっては、「アラ探し」みたいにもなります。
できてるのが普通で、できてないところを探し出して指摘するわけですから。
特に、ここ数年で入ってきた社員よりも、社歴の長いベテランの人のほうが、いわゆる「オレルール」が染みついてしまっている人がいて、結果的には私よりずいぶんな先輩、役職も年齢もずいぶん上のオジサマ方に対して指摘せざるを得ない状況になります。
重箱の隅をつつくような指摘でも、行政指導が入れば営業停止にもなりかねない部分だけに、どうしても細かいところまで言わざるを得ません。
そうなると・・・
やはり中には、あからさまにムッとされることもあるし、非っ常ぉぉぉぉーーーーーに冷たくあしらわれることもあります。
自分の通常業務を抱えながら時間を割いてチェック作業をしている身としては、もう、ホント泣きたくなります。
しかし。
そんな中、もう60歳を過ぎた、支店の中でもけっこう怖い(という先入観があって、転勤してきてから今まであんまりマトモに話したことなかった)オジサンに、ある指摘事項を持って行った時のこと。
とりあえず、言わなければならないことは一通り説明して、どこをどう補完しないといけないか、今後どうしなければならないかを説明させてもらってから、
「すみません。お忙しいのにいろいろ細かく言って・・・」
って言ったんですよ。(今までいろんな人にさんざんヤイヤイ言われて凹んでたこともあって、ちょっと弱気になってたのもある)
そしたら。
「いやいや。当然やってないといかんことができてないんが悪いんよ。アナタも自分の仕事で忙しいのに、支店のためにこんなにしてもろて、ありがたいことよ。」
と言ってくれたんですね。
そして、他のみんなにも聞こえるように、
「こんなん言われて腹立てる前に、もっと自分らがちゃんとせないかんわい。自分もいつ責任者になるかわからんのやけん、自分が言わんといかん立場になった時に困らんようにせな」
と言ってくれたんです。
なんか・・・・
わかってくれる人がいるというのが、すごく嬉しかったし、ありがたかった。
そして。
もし自分が指摘する側でなく、指摘される側だったとしたら。
私はそのオジサンみたいに、「ありがとう」という気持ちで聞けただろうか。
私がされてイヤだったような、あからさまにムッとしたような態度を取ってしまったんじゃないだろうか。
と、いろいろ考えさせられました。
お金をもらって働く以上、イヤなことはいっぱいあるし、理不尽なことだってある。
でも、私たちにとって理不尽と思えることも、たとえばお客様の立場であれば至極当然だと思って言ってくることだってあるし、いろいろ厳しく指摘されることだって、見方を変えれば今後この職場が良くなるためのヒントなのかもしれない。
そう思うと、やっぱり謙虚な気持ちで、ありがとうの心を忘れないことが大切なんだなあ・・・と思います。
不満を口にして、グチをいっぱい言っても、その時は気がおさまるかもしれないけど、根本的な解決にはならないから、やっぱり、常にありがとうの気持ちでいたほうが、周りも自分もハッピーでいられるんだなあ・・・と、実感した出来事でした。
最近では、いろんなマスコミ報道もあり、企業はコンプライアンス(法令遵守)の強化に努め、それぞれにいろんな工夫、努力をしていることと思います。
私が働いている会社も例外ではなく、今まで以上にコンプライアンスの部分を厳しく指導されるようになりました。
そこで、いわゆる業務監査と同じ内容のことを、各セクションに責任者を置いて、月単位でチェックしていこうという動きになりました。
今まで、いわゆる「ローカルルール」(支店独自ルール)みたいな、なんとな~くのお約束でやっていた部分や、やらなきゃいけないんだけど、業務監査が入りそうにない時期には何となく後回しになってて、監査が入る頃になって慌てて取り繕う・・・みたいなことを一切なくすための動きです。
そこで、私が担当しているセクションのチェック責任者になってしまいました。
決められた期間に行われた業務を無作為に抽出して、それがルール通りに行われているかどうか、いくつもの項目に渡ってチェックするのです。
まあ、当然やらなければならないことが普通にできているかどうかの確認なわけで、できてないのが問題といえば問題なのですが、まあ、取り方によっては、「アラ探し」みたいにもなります。
できてるのが普通で、できてないところを探し出して指摘するわけですから。
特に、ここ数年で入ってきた社員よりも、社歴の長いベテランの人のほうが、いわゆる「オレルール」が染みついてしまっている人がいて、結果的には私よりずいぶんな先輩、役職も年齢もずいぶん上のオジサマ方に対して指摘せざるを得ない状況になります。
重箱の隅をつつくような指摘でも、行政指導が入れば営業停止にもなりかねない部分だけに、どうしても細かいところまで言わざるを得ません。
そうなると・・・
やはり中には、あからさまにムッとされることもあるし、非っ常ぉぉぉぉーーーーーに冷たくあしらわれることもあります。
自分の通常業務を抱えながら時間を割いてチェック作業をしている身としては、もう、ホント泣きたくなります。
しかし。
そんな中、もう60歳を過ぎた、支店の中でもけっこう怖い(という先入観があって、転勤してきてから今まであんまりマトモに話したことなかった)オジサンに、ある指摘事項を持って行った時のこと。
とりあえず、言わなければならないことは一通り説明して、どこをどう補完しないといけないか、今後どうしなければならないかを説明させてもらってから、
「すみません。お忙しいのにいろいろ細かく言って・・・」
って言ったんですよ。(今までいろんな人にさんざんヤイヤイ言われて凹んでたこともあって、ちょっと弱気になってたのもある)
そしたら。
「いやいや。当然やってないといかんことができてないんが悪いんよ。アナタも自分の仕事で忙しいのに、支店のためにこんなにしてもろて、ありがたいことよ。」
と言ってくれたんですね。
そして、他のみんなにも聞こえるように、
「こんなん言われて腹立てる前に、もっと自分らがちゃんとせないかんわい。自分もいつ責任者になるかわからんのやけん、自分が言わんといかん立場になった時に困らんようにせな」
と言ってくれたんです。
なんか・・・・
わかってくれる人がいるというのが、すごく嬉しかったし、ありがたかった。
そして。
もし自分が指摘する側でなく、指摘される側だったとしたら。
私はそのオジサンみたいに、「ありがとう」という気持ちで聞けただろうか。
私がされてイヤだったような、あからさまにムッとしたような態度を取ってしまったんじゃないだろうか。
と、いろいろ考えさせられました。
お金をもらって働く以上、イヤなことはいっぱいあるし、理不尽なことだってある。
でも、私たちにとって理不尽と思えることも、たとえばお客様の立場であれば至極当然だと思って言ってくることだってあるし、いろいろ厳しく指摘されることだって、見方を変えれば今後この職場が良くなるためのヒントなのかもしれない。
そう思うと、やっぱり謙虚な気持ちで、ありがとうの心を忘れないことが大切なんだなあ・・・と思います。
不満を口にして、グチをいっぱい言っても、その時は気がおさまるかもしれないけど、根本的な解決にはならないから、やっぱり、常にありがとうの気持ちでいたほうが、周りも自分もハッピーでいられるんだなあ・・・と、実感した出来事でした。
アイラインを引き直さねば(笑)。
指摘されて「イヤン」な気持ちになるのも分かるけど、
それが責任者としてやるべき事・・・。
「仕事」だけでなく「人対人のメンタル」にも
気を配らなければならない筋ちゃんの大変さ、
とてもよく分かります(さては以前、何かあったな)。
心が折れそうになった時に掛けてもらった、
60歳オジサン(という呼び名でいい?)の言葉は、
折れかけた心を救ってくれたことでしょう。
嬉しいね♪。
今までなんとも思ってなかった方だとしても、
最近の芸人さんが使うところの
「惚れてまうやろ~!」(by Wエンジン)
に匹敵する素敵なお話と思います。
・・・。
相手が顕さんならば。(あ、元々惚れてんだった)
(こんな終わり方ですまん、筋ちゃん)
残念ながら、惚れるには至りませんでしたが(笑)、そのオジサンがあと20歳若かったら、わからんな。
心が救われたこと以上に、自分はどうなんだろう・・・って振り返る良いきっかけをもらった気がします。
こんな年齢になっても、まだまだ他人から学ぶことはあるし、いっぱい勉強しないといけないことがあるなあ・・・と感じたことが収穫でした。
自分だけが答えるんではなく、周りにも聞こえるように・・・ってのがいいですね~
私も今の仕事に就いて、お客様に接することでいろいろ勉強し、感謝の気持ちをいつも持とう、と肝に命じています。
何か嫌な気分になっても、それも自分を見直す勉強だと思い(自分はこんな風にならないぞとかね)
教えてくれてありがとう・・・って(笑)
私が気にしてるのを気づいてくれてたんだなあ・・・と、びっくりしました。
部署も違うし、仕事でのかかわりもそんなにないので、まさかそんなふうに言ってくれるとは思ってなくて・・・
ホント、嬉しい体験も、逆にイヤな体験も、全て勉強ですよね。