終わらない演奏会

不惑の道を歩みながらも未だ惑いっぱなしの筋肉おばはん帯の、ヘヴィーでメタルでどうでしょうな日常です。

WINGS

2011-01-24 21:10:16 | ただの日記
私は中学高校時代を、とある運動部で過ごしてきました。


特に、高校時代の部活は非常に厳しく、今でも当時の部活の夢を見ては、目が覚めてから、ああ、もう部活やってないんだった・・・と、ホッとすることもあるくらい。


とにかく、高校時代は部活一色、そのために入学したようなもんだし、それが私の全てでもありました。


昨年11月。


部活でお世話になった顧問の先生が亡くなりました。


その先生にとって、顧問として指導したのは私たちが最初です。


先生の教え子第一号が、私たちでした。


先生が亡くなったことを、私はある文書で知りましたが、全く実感がわかないまま月日が流れ。


昨日、久しぶりに、当時の部活のメンバーと話すことができました。


いろいろ話しているうちに、悲しいけど、少しずつ実感がわいてきました。


私がその先生とかかわったのは、高校時代の中の、たった2年です。


けど、高校時代の運動部という、ある意味特殊な環境の中で、先生が生徒に与える影響はものすごく大きいものがありました。


今の私の人格、ものの考え方は、高校時代の部活で培われた部分が非常に大きいと思います。


まだ完全に大人になりきれていない微妙な年齢の私たちに、技術や運動能力を向上させる方法だけでなく、全く違う人格のメンバーがチームとしてやっていくために大切なことや、人としての強さみたいなものを教えてもらいました。


それは社会にでてからも、今でも私の中の大切なものです。


やる前からあきらめないこと、自分の意見をきちんと言葉にして伝えること、気持ちのスイッチをうまく切り替えること、気持ちの強さ、打たれ強さ。


ちょっと間違えればものすごい欠点にもなりうる部分なんだけど、それでも私の唯一の長所である心の強さというものを教えてくれたのは、先生との2年間だったと思います。


先生からいただいたいろんなもののおかげで、私は自分のことをそんなに嫌いにならずに今まで生きてきました。


これから先、まだまだいろんなことがあるとおもうけど、きっと私は大丈夫です。


がんばりすぎない・・・というのが今の風潮のようですが、私は先生から、頑張り続けることができるだけの心の体力をもらいました。


年齢とともに体のチカラは衰えても、心のチカラはきっと衰えることがない、一生の財産だと思っています。


先生からいただいた大切なものです。


先生、本当にありがとうございました。


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